当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。
正社員の求人を見ていると、「新卒採用」「中途採用」「既卒可」といった言葉が並んでいて迷いますよね。『フリーターの自分はどれで応募すればいいの?』と手が止まる方も多いはずです。
結論から言うと、フリーターは卒業してからの年数と職歴によって、新卒枠でも中途採用でも応募できることがあります。どの枠で応募するかで、準備することも変わってきます。
この記事を読めば、中途採用とは何か、フリーターがどの枠で応募すればいいかが分かります。
中途採用とは?フリーターは対象になる?
中途採用とは、新卒の一括採用とは別に、学校を卒業した人を時期を決めずに採用することです。フリーターも、中途採用の求人に応募できます。
中途採用という言葉は、転職する人のためのものというイメージがありますよね。でも実は、もっと広い意味で使われているんです。
一般に、学校を卒業する前に内定を出して春に一斉に入社してもらう採用を「新卒採用」と呼びます。それ以外の時期や形で、卒業した人を採用するのが「中途採用」です。
| 採用の種類 | 主な対象 | 時期 |
|---|---|---|
| 新卒採用 | 卒業を予定している学生 | 卒業前に選考し、卒業後の春に入社 |
| 既卒可の新卒採用 | 卒業した人も一部受け付ける | 新卒と同じ日程 |
| 中途採用 | 卒業した人(社会人経験の有無は求人による) | 一年を通して、欠員や事業の都合で募集 |
フリーターは学校を卒業しているので、中途採用の求人に応募できます。「未経験歓迎」「職歴不問」と書かれた求人なら、正社員の経験がなくても応募しやすいですよ。
フリーターそのものの意味は、フリーターとは?意味と定義で紹介しています。
「学生からフリーター、正社員」は中途採用?
『学生のあとフリーターになって、そこから正社員になったら中途採用なの?』という疑問はよく聞きます。結論から言うと、卒業後に新卒の枠ではなく応募したなら、中途採用での入社になるのが一般的です。
ただ、卒業してからの年数が短ければ、新卒の枠で応募できる場合もあります。どちらの枠で応募するかは、次の章の判定表で確かめてみてください。
フリーターの中途採用で見られること
中途採用では、新卒採用に比べて「今、何ができるか」を見られることが多いです。正社員の経験がなくても、アルバイトで身につけたことは立派な経験になります。
例えば、接客の言葉づかい、レジの締め作業、在庫の管理、新人の教育などです。どれも、仕事の場で役に立つことなんです。
中途採用の求人票でよく見る言葉
中途採用の求人票には、応募できる人を表す言葉がいろいろ出てきますよね。意味を知っておくと、自分が応募できる求人を見つけやすくなります。
| 求人票の言葉 | 読み取れること | フリーターの応募 |
|---|---|---|
| 未経験歓迎 | その仕事の経験がなくても応募できる | 応募しやすい |
| 職歴不問 | 正社員の経験を問わない | 応募しやすい |
| 学歴不問 | 最終学歴を問わない | 応募しやすい |
| 既卒可 | 卒業した人も新卒の枠で受け付ける | 卒業後の年数を確かめる |
| 社会人経験〇年以上 | 正社員などの経験を求めている | アルバイトが含まれるか問い合わせる |
| 同職種の経験者優遇 | 経験があれば有利だが、なくても応募はできる | 近い経験があれば伝える |
「社会人経験」にアルバイトが含まれるかは、会社によって考え方が違います。迷う時は、応募の前に問い合わせてみてください。
採用の呼び方や枠の分け方は、会社によって違います。求人票の応募資格に「既卒可」「卒業後〇年以内」「社会人経験不問」などがあるか、ていねいに確かめておきましょう。
新卒枠・既卒可の新卒枠・中途採用のどれで応募する?
どの枠で応募するかは、卒業してからの年数と、正社員として働いた経験があるかでおおよそ決まります。迷う時は、両方の枠に応募できるか求人ごとに確かめてみてください。
『結局、自分はどの枠なんだろう』と迷っている方のために、この記事で独自にまとめた判定表を見てみてください。
| 卒業後の年数 | 正社員の経験 | 応募しやすい枠 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 卒業予定(在学中) | なし | 新卒枠 | 学校の就職支援を使える |
| 卒業後1〜3年以内 | なし | 既卒可の新卒枠・中途採用 | 新卒枠で応募できる会社がある |
| 卒業後1〜3年以内 | あり(短期で退職) | 中途採用・既卒可の新卒枠 | 若手向けの中途採用も選びやすい |
| 卒業後3年を超える | なし | 中途採用(未経験歓迎) | アルバイトの経験を職歴として伝える |
| 卒業後3年を超える | あり | 中途採用 | 正社員の経験を中心に伝える |

卒業後3年以内は新卒枠にも応募できることがある
厚生労働省の青少年雇用機会確保指針では、会社は新卒の採用枠に、卒業後少なくとも3年間は応募できるようにするべきとされています。卒業して間もないフリーターは、新卒の枠で応募できることがあるんです。
ただ、これは会社に努力を求める内容です。すべての会社が既卒の人を新卒枠で受け付けるとは限りません。
求人に「既卒可」「卒業後3年以内の方も応募可」と書いてあるかを確かめてみてください。書いていない時は、採用の担当者に問い合わせても大丈夫です。
既卒の扱いは、既卒とフリーターの違いで詳しく紹介しています。
新卒枠と中途採用の違いを比べる
新卒枠と中途採用では、選考の進み方も少し違います。どちらが合うかを考える時の参考にしてみてください。
- 同じ時期に入社する同期ができやすい
- 入社後の研修がまとめて用意されていることが多い
- 学生時代の経験や人柄を中心に見てもらいやすい
- 選考の日程が決まっていて、時期を逃すと次の年になる
- 卒業後の過ごし方を聞かれることがある
- 既卒を受け付けない会社もある
中途採用は、一年を通して募集があり、決まればすぐに働き始められることが多いのがいいところです。その分、入社の時期や研修は会社ごとに違います。
『どっちも受けていいの?』と迷う方もいますよね。
実は、条件が合えば両方の枠に並行して応募しても問題ありません。新卒枠の日程を待つ間に、中途採用の選考を進めることもできます。
| 比べる点 | 既卒可の新卒枠 | 中途採用 |
|---|---|---|
| 募集の時期 | 新卒と同じ日程 | 一年を通して |
| 入社の時期 | 主に春 | 決まり次第のことが多い |
| 研修 | 同期とまとめて受けることが多い | 会社や配属先ごとに違う |
| 見られること | 学生時代の経験や人柄 | 今できること、仕事への姿勢 |
第二新卒とは何が違う?
第二新卒という言葉もよく見かけますよね。一般に、学校を卒業して一度就職し、短い期間で転職を考えている若い人を指して使われます。
決まった定義はないので、会社によって対象の範囲が違います。第二新卒の求人に応募できるかは、第二新卒とは?フリーターは第二新卒になる?で詳しく紹介しています。
フリーターが中途採用で応募する時の準備
フリーターの中途採用では、アルバイトで続けてきたことと、正社員として働きたい理由を伝えられるかが大事です。書類と面接の準備をセットで進めておきましょう。
『正社員の経験がないと、書類で落とされそう』と不安になる方も多いですよね。でも、書き方を工夫するだけで伝わり方はかなり変わるんです。
- これまでのアルバイトを、期間と仕事の内容で書き出す
- 任された役割や工夫したことを一つずつ思い出す
- 正社員として働きたい理由を短くまとめる
- 応募する会社の仕事内容と、自分の経験のつながりを考える
- 面接で聞かれそうな質問への答えを声に出して練習する
履歴書の職歴にアルバイトを書く
正社員の経験がない人は、アルバイトの経験を職歴欄に書きます。例えば、こんな書き方です。
「〇〇年4月 株式会社〇〇 〇〇店にアルバイトとして勤務(現在に至る)」
職歴の下に、担当した仕事を一言添えるとさらに伝わりやすくなります。
「レジ、品出し、発注を担当。2年目から新人の教育も担当」
書き方の全体は、フリーターの履歴書の書き方で紹介しています。
職務経歴書を求められたら
中途採用では、履歴書と一緒に職務経歴書を出すよう求められることがあります。『正社員じゃないのに職務経歴書?』と戸惑いますよね。
職務経歴書には、アルバイトでの仕事を詳しく書けば大丈夫です。勤めた期間、お店や会社の様子、担当した仕事、任された役割、工夫したことを順番に書いてみてください。
| 職務経歴書に書くこと | 書き方の例 |
|---|---|
| 勤めた期間 | 〇年〇月から現在まで |
| 勤め先の様子 | 駅前の飲食店、スタッフ20名ほど |
| 担当した仕事 | ホールの接客、レジ、閉店作業 |
| 任された役割 | 新人の教育、シフトの作成の手伝い |
| 工夫したこと | 混む時間の人の配置を店長に提案した |
志望動機は「なぜ正社員で、なぜこの会社か」
志望動機では、正社員として働きたい理由と、その会社を選んだ理由をつなげて伝えます。例えば、こんな言い方ができます。
「接客のアルバイトでお客様に商品を選んでもらう楽しさを知りました。御社の販売職で、もっと長く責任を持って働きたいと考え応募しました」
アルバイトでの経験と、応募先の仕事が近いほど、話に説得力が出ますよ。
反対に、「安定したいから」「正社員の方が給料がいいから」だけだと、どの会社にも言える理由になってしまいます。その気持ちは自然なものですが、応募先で何をしたいかを一言足すと、ぐっと伝わりやすくなります。
- 正社員として働きたい理由が入っているかを確かめる
- その会社を選んだ理由が入っているかを確かめる
- アルバイトの経験とのつながりが入っているかを確かめる
- どの会社にも言える言葉だけになっていないかを確かめる
志望動機の考え方は、フリーターの志望動機の書き方で例文と一緒に紹介しています。
面接でよく聞かれること
フリーターの中途採用の面接では、次のような質問がよく聞かれます。前もって答えを考えておくと、落ち着いて話せます。
| よく聞かれる質問 | 答える時のポイント |
|---|---|
| なぜフリーターをしていたのか | 理由を短く伝え、今の気持ちにつなげる |
| なぜ今、正社員になりたいのか | これからの目標や働き方を具体的に話す |
| アルバイトで何を身につけたか | 担当した仕事や任された役割を話す |
| 入社はいつからできるか | バイト先との調整を考えて正直に答える |
面接の準備は、フリーターの面接でよく聞かれる質問と答え方でも紹介しています。
アルバイトの経験を「ただのバイトなので」と小さく言ってしまうと、せっかくの経験が伝わりません。続けてきたことは、自信を持って具体的に話してみましょう。
フリーターの中途採用でよくある相談
フリーターの中途採用では、「書類選考で落とされるのか」「社会人経験がない時に何を書けばいいか」「内定かどうか分からない」「入社までどれくらい待ってもらえるか」がよく相談されています。よくある相談を一般化して答えます。
知恵袋などでは、フリーターの中途採用についての相談がたくさん寄せられています。よく見る4つに答えますね。
相談1: フリーターだと書類選考で落とされますか?
『フリーターというだけで落とされるのでは』と思う方は多いですよね。書類選考の結果は、会社が求める人と合うかで決まります。
正社員の経験を重視する求人では、通りにくいこともあります。その分、「未経験歓迎」「職歴不問」の求人を選ぶと、アルバイトの経験を見てもらいやすくなります。
相談2: 社会人経験がない時、何を書けばいい?
社会人経験がないと、『書くことがない』と感じますよね。でも、アルバイトで続けたことや、学生時代に打ち込んだことは書けます。
例えば、同じ店で長く働いたこと、シフトの調整を任されたこと、売り場の工夫をしたことなどです。大きな成果でなくても、自分で考えて動いたことを書くと伝わりやすいです。
相談3: 面接合格のメールと入社書類が来たら内定?
面接の合格の連絡があり、入社の書類を出したなら、内定に近い状態と考えられることが多いです。ただ、会社によって手続きの呼び方や流れが違います。
不安な時は、採用の担当者に「内定ということでよろしいでしょうか」と聞いて大丈夫です。働く条件は、労働条件通知書などの書面で確かめておきましょう。
相談4: 入社までどれくらい待ってもらえる?
今のバイト先を辞めるまでの期間を考えると、入社の時期が気になりますよね。待ってもらえる期間は、会社の事情によって違います。
面接で入社できる時期を聞かれたら、バイト先との調整を考えて正直に答えてみてください。例えば、こんな伝え方があります。
「今のアルバイト先に退職を伝えて、引き継ぎをしてから入社したいので、1か月ほどいただけると助かります」
相談5: 未経験の職種に中途採用で入るのは難しい?
『事務の仕事をしてみたいけど、未経験だと難しいかな』という相談もよく見ます。未経験の職種への応募は、求人によって受け付けているかが違います。
「未経験歓迎」と書いてある求人を中心に探し、アルバイトで身につけたことの中から、その仕事に近いものを伝えてみてください。例えば事務なら、電話の受け方やパソコンでの入力、在庫の数の管理などがつながりやすいです。
中途採用の応募から入社までの進め方
中途採用は一年を通して募集があるので、いくつかの会社に並行して応募できます。応募から入社までの流れを知っておくと、バイトとの両立も考えやすくなります。
『応募から入社まで、どんな流れなの?』という方のために、一般的な進め方をまとめました。
- 判定表で、応募する枠を決める
- 求人を探して、応募資格を確かめる
- 履歴書を作って応募する
- 書類選考のあと、面接を受ける
- 内定が出たら、条件を書面で確かめる
- バイト先に退職を伝えて、入社の準備をする

求人の探し方を組み合わせる
中途採用の求人は、いくつかの方法で探せます。どれか一つにしぼらず、組み合わせると見つかる求人が広がりますよ。
| 探し方 | 特徴 |
|---|---|
| ハローワーク | 地元の求人が多く、窓口で相談できる |
| わかものハローワーク | おおむね35歳未満で正社員を目指す人向け |
| 求人サイト | 条件で絞って、自分のペースで探せる |
| 就職エージェント | 担当者が求人を紹介し、応募の準備を手伝う |
| 今のバイト先の正社員登用 | 慣れた職場で正社員を目指せる |
バイトを続けながら応募する
応募の間は、バイトを続けながら進める人が多いです。面接の日はシフトを調整できるよう、早めにバイト先に相談しておくと安心です。
退職を伝えるのは、内定が出て条件を確かめてからにしましょう。バイト先の決まりで、辞める何日前までに伝えるかが決まっていることもあるので、早めに確かめておくと入社の時期も決めやすくなります。
時間の使い方は、バイトしながら就活するフリーターの時間の使い方で紹介しています。
一人で進めるのが不安な時は
求人を自分で探すのが大変な時は、ハローワークや若者向けの窓口、就職エージェントを使う方法もあります。おおむね35歳未満で正社員を目指す人なら、わかものハローワークで担当者に相談できます。
20代なら、未経験から応募できる正社員の求人を紹介してくれる就職エージェントもあります。書類の添削や面接の練習まで手伝ってもらえるので、初めての中途採用でも進めやすいですよ。
正社員になるまでの全体の流れは、フリーターから正社員になるにはで紹介しています。
PR|第二新卒エージェントneo
フリーターからの正社員就職を相談する
20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。
20代向け第二新卒エージェントneoに相談するサービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
よくある質問
中途採用とはどんな採用ですか?
新卒の一括採用とは別に、学校を卒業した人を時期を決めずに採用することです。フリーターも中途採用の求人に応募できます。
フリーターは中途採用と新卒採用のどちらで応募しますか?
卒業後の年数と職歴によって変わります。卒業後3年以内なら既卒可の新卒枠で応募できることがあり、それ以外は中途採用の未経験歓迎の求人が選びやすいです。
卒業後3年以内なら、どの会社でも新卒枠で応募できますか?
厚生労働省の指針で会社に求められている内容ですが、すべての会社が受け付けるとは限りません。求人の応募資格を確かめるか、採用の担当者に問い合わせてください。
中途採用フリーターでも研修はありますか?
研修の内容は会社によって違います。未経験歓迎の求人では研修が用意されていることもあるので、求人票や面接で確かめてみてください。
まとめ
- 中途採用とは、新卒の一括採用とは別に卒業した人を採用すること
- フリーターは中途採用の求人に応募できる
- 卒業後3年以内なら、既卒可の新卒枠で応募できることがある
- どの枠で応募するかは、卒業後の年数と正社員の経験で判定する
- 書類と面接では、アルバイトで続けてきたことと正社員で働きたい理由を伝える




コメント