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フリーターとニートの違い|定義と今の状況を比べる

フリーターとニートの違いを定義と今の状況で比べる記事のアイキャッチ

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『フリーターとニートって、結局なにが違うの?』と思ったことはありませんか。どちらも正社員ではないので、同じように見られがちですよね。

結論から言うと、ニートとフリーターの違いは「働いているか、パート・アルバイトで働きたいと思っているか」です。総務省の統計では、はっきり別のものとして数えられています。

この記事を読めば、ニートとフリーターの定義の違いと、今の自分がどちらに当たるか、どこに相談できるかが分かります。

目次

フリーターとニートの違いは?まずは定義から

先に結論

フリーターは、パート・アルバイトで働いている人と、パート・アルバイトで働きたい人の両方を含みます。ニートは、働いておらず、家事も通学もしていない若い人のことです。

フリーターとニートは、言葉としてはよく聞きますよね。でも、国の統計にはそれぞれきちんとした定義があるんです。

総務省の労働力調査をもとに、2つの定義を並べてみます。

比べる点フリーターニート(若年無業者)
年齢15〜34歳15〜34歳
働いているかパート・アルバイトで働いている人を含む働いていない
仕事を探しているかパート・アルバイトの仕事を探している人を含む仕事を探していない
家事・通学していない(卒業者)していない
2025年平均の人数男性65万人・女性78万人男性34万人・女性23万人

人数は総務省の労働力調査(2025年平均)をもとにした値です。最新の数字は総務省統計局で確かめてみてください。

フリーターの定義をもっと詳しく知りたい時は、フリーターとは?意味と定義を見てみてください。

フリーターの定義には「働いていない人」も入る

実は、フリーターの定義には、今は働いていない人も一部入っているんです。ここは意外と知られていません。

総務省の定義では、家事も通学もしておらず、パート・アルバイトで働きたいと思っている人もフリーターとして数えます。つまり、今は働いていなくても、パート・アルバイトで働く希望があればフリーターの側に入るんです。

フリーターに入る人中身
働いている人勤め先での呼び方が「パート」か「アルバイト」の人
仕事を探している人探している仕事の形が「パート・アルバイト」の人
働いていない人家事も通学もしておらず、パート・アルバイトで働きたい人

ニートは「働いておらず、仕事も探していない人」

ニートは、統計では「若年無業者」と呼ばれます。15〜34歳で、働いておらず仕事も探していない人(非労働力人口)のうち、家事も通学もしていない人のことです。

ニートとフリーターの境目は、「パート・アルバイトで働きたいと思っているか」なんです。同じように家にいる人でも、働く希望があるかどうかで数え方が変わります。

なぜニートとフリーターは混同されやすい?

2つの言葉がまとめて語られやすいのは、どちらも「正社員ではない若い人」を指す言葉として広まったからです。ニュースや会話で並べて使われることも多いですよね。

でも、中身を見ると状況はかなり違います。例えば、こんな2人を思い浮かべてみてください。

状況統計上の扱い
週4日コンビニでバイトをしているフリーター
今は働いていないが、バイトを探しているフリーター
働いておらず、今は仕事を探す気持ちになれないニート
専門学校に通いながらバイトをしているどちらでもない(学生)

同じ「正社員ではない」でも、すでに働いているのか、これから働くのかで、次にやることは変わります。言葉の違いを知っておくと、自分に合った相談先も選びやすくなるんです。

補足

ここでの定義は統計で人数を数えるための決まりです。日常の会話では、もっとゆるい意味でフリーター、ニートという言葉が使われることもあります。

3つの質問で判定するとどっち?

3つの質問に答えるだけで分かる

「今、働いているか」「パート・アルバイトで働きたいか」「学校に通っているか、家事をしているか」の3つを順番に答えると、統計上どちらに当たるかが分かります。

『自分はどっちなんだろう』と迷っている方もいますよね。そこで、この記事で独自に作った判定表を見てみてください。

15〜34歳で学校を卒業している人を前提にしています。女性の場合、フリーターの統計は未婚の人が対象です。

質問1 働いている?質問2 パート・アルバイトで働きたい?質問3 通学・家事をしている?統計上の扱い
パート・アルバイトで働いている問わないしていないフリーター
働いていない(仕事を探している)はいしていないフリーター
働いていない(探していないが希望はある)はいしていないフリーター
働いていないいいえしていないニート(若年無業者)
働いていない問わないしているどちらでもない
正社員・派遣社員などで働いている問わない問わないどちらでもない
3つの質問でフリーターかニートかを判定する流れを示した図解

判定のあとに考えたいこと

判定の結果がどちらでも、それで価値が決まるわけではありません。今の状況を知るための目安として使ってみてください。

例えば、「働いていないけれど、バイトなら始めたい」という人は、統計上はフリーターの側です。この場合は、バイト探しや相談先を考える段階にいる、ということなんです。

判定する前に確かめること
  • 学校を卒業しているかを確かめる
  • 今、パート・アルバイトで働いているかを確かめる
  • パート・アルバイトで働きたい気持ちがあるかを確かめる
  • 家事や通学をしているかを確かめる

35歳以上はどちらにも入らない

フリーターもニートも、統計では34歳までの人を数えています。35歳以上の場合は、どちらの言葉にも当たらないんです。

35歳以上でアルバイトをしている人は「非正規の職員・従業員」として数えられます。年齢ごとの考え方は、35歳以上はフリーター?で紹介しています。

フリーターとニートで暮らしの手続きは変わる?

年金と保険は「働いているか」で変わる

フリーターでもニートでも、20歳以上なら国民年金に入ります。勤め先の社会保険に入れるかどうかは、働く時間や会社の規模で決まります。

『ニートだと年金はどうなるの?』と心配になる方も多いですよね。手続きの面での違いを見ておきましょう。

手続きパート・アルバイトで働くフリーター働いていない人(ニートを含む)
国民年金厚生年金に入らなければ自分で納める20歳以上なら自分で納める
保険料が払えない時免除・納付猶予を申請できる免除・納付猶予を申請できる
健康保険勤め先の保険、親の扶養、国民健康保険のどれか親の扶養か国民健康保険
社会保険の加入週20時間以上などの条件で勤め先で加入対象外
所得税給料から差し引かれる給料がなければかからない

国民年金は20歳から

日本に住む20歳以上60歳未満の人は、国民年金に入ります。働いていない人も、20歳になったら加入の手続きが必要です。

2026年度の国民年金の保険料は、月17,920円です。払うのが難しい時は、免除(全額・4分の3・半額・4分の1)や納付猶予を申請できます。

免除や猶予を受けた期間は、10年以内なら後から納められます。詳しくは日本年金機構や年金事務所で確かめてみてください。

よくある失敗

「働いていないから払えない」とそのままにしておくと、未納の期間になってしまいます。免除や納付猶予は申請しないと使えないので、まずは市区町村の窓口か年金事務所で相談してみましょう。

親の扶養に入っている場合

親の健康保険の扶養に入るには、年間の収入が130万円未満であることが原則です。19歳以上23歳未満の人は、扶養認定日が2025年10月1日以降なら150万円未満に変わりました。

ニートからフリーターになってバイトを始めると、収入によっては扶養から外れることがあります。働き始める前に、親の勤め先の健康保険で条件を確かめておきましょう。

税金はどうなる?

働いていない人は、給料がなければ所得税はかかりません。バイトを始めると、給料から所得税が差し引かれることがあります。

給与だけの人は、2026年分は年収178万円までなら所得税がかからない水準です(基礎控除104万円と給与所得控除74万円の合計)。ほかの控除で実際の税額は変わるので、詳しくは国税庁で確かめてみてください。

親の税金の扶養控除にも、子どもの収入の条件があります。給与だけの場合、2026年分と2027年分は年収136万円以下です。

住民税は市区町村ごとに決まるので、住んでいる市区町村で確かめておきましょう。

働き始める前に家族と話しておきたいこと
  • 親の健康保険の扶養に入っているかを確かめる
  • 年収の見込みと、扶養から外れる目安を確かめる
  • 国民年金の保険料を誰がどう払うかを決める
  • 扶養から外れた時の健康保険の手続きを確かめる

どちらからでも使える公的な相談先

一人で考えなくていい

ニートでもフリーターでも、若い人の仕事の悩みを聞いてくれる公的な窓口があります。どこも無料で使えるので、合いそうなところから選んでみてください。

『相談したいけど、どこに行けばいいか分からない』という方も多いはずです。実は、目的によって合う窓口が違うんです。

相談先対象できること
地域若者サポートステーション働くことに悩む15歳〜49歳相談、コミュニケーション講座、職場での就業体験
わかものハローワーク・わかもの支援コーナー正社員を目指すおおむね35歳未満担当者制の相談、応募書類と面接の対策
ジョブカフェ都道府県ごとに決まる若者の就職支援をまとめて受けられる
ハローワーク年齢を問わない求人の紹介、職業相談
ハロートレーニング仕事を探している人受講料原則無料の職業訓練
フリーターとニートのどちらからでも使える公的な相談先をまとめた図解

働くことに不安があるならサポステ

しばらく働いていなくて、『いきなり面接は不安』という時は、サポステが合いやすいです。厚生労働省が委託した団体などが運営していて、全都道府県にあります。

キャリアコンサルタントに相談したり、ビジネスマナーの講座を受けたり、職場での就業体験をしたりできます。利用は無料です。

正社員を目指すならわかものハローワーク

正社員を目指したい人は、わかものハローワークやわかもの支援コーナーで担当者に相談できます。応募書類の書き方や面接の練習も無料で手伝ってもらえるんです。

窓口ごとの違いは、わかものハローワーク・ジョブカフェ・サポステの違いで詳しく紹介しています。

窓口に行く時の話し方

初めての相談では、うまく話せなくても大丈夫です。例えば、こんなふうに伝えるだけで話が進みます。

「しばらく働いていなくて、まずはバイトから始めたいと思っています」

「フリーターなのですが、正社員の仕事も考えたいです」

担当の人が、今の状況に合わせて質問してくれます。完ぺきに準備してから行く必要はありません。

補足

気持ちのつらさが続いている時は、仕事の相談より先に、医療機関や公的な相談窓口に話してみることも大切です。

ニートとフリーターでよくある相談

相談の多くは「同じなのか」と「これから」

ニートとフリーターについては、「同じようなものなのか」「公務員や正社員になれるのか」「ニートからバイトを始める時の面接」がよく相談されています。よくある相談を一般化して答えます。

知恵袋などでは、ニートとフリーターについての相談がたくさんあります。中でも多い3つに答えますね。

相談1: フリーターとニートは同じようなものですか?

統計では、はっきり分けて数えられています。パート・アルバイトで働いているか、働きたいと思っているかが分かれ目です。

ただ、『どちらも正社員じゃないから同じ』と見られてしまうことがあるのも事実です。気にしすぎず、自分がこれからどうしたいかに目を向けてみてください。

相談2: ニートやフリーターから公務員になれますか?

公務員の試験は、職歴ではなく年齢や学歴で受験資格が決まる区分があります。例えば、人事院の国家公務員一般職(大卒程度試験)の「教養」以外の区分は、2026年度は1996年4月2日から2005年4月1日生まれの人などが受けられます。

地方公務員の受験資格は自治体ごとに違います。受けたい試験の案内を確かめてみてください。

相談3: ニートからバイトを始める時、面接で理由を聞かれますか?

働いていなかった期間について聞かれることはあります。『正直に言ったら落とされるかも』と不安になりますよね。

その時は、期間の理由を長く説明するより、今働きたい理由とできることを伝えると前向きに受け止めてもらいやすいです。例えば、こんな答え方があります。

「しばらく家で過ごしていましたが、生活のリズムを整えて働きたいと思い応募しました。週4日は入れます」

空白期間の伝え方は、フリーター期間・空白期間の伝え方でも詳しく紹介しています。

相談4: ニートから働き始めた人は、どんな仕事を選んでいる?

これもよく見る相談です。選ばれる仕事は人によってさまざまですが、よく聞かれる声には共通点があります。

それは、「最初は短い時間から始められる」「仕事の手順が決まっている」「研修がある」といった、慣れやすさを大事にして選んでいることです。例えば、品出しや倉庫の仕分け、清掃、工場のライン作業などは、手順を覚えれば進めやすいと言われることがあります。

人と話すのが得意なら接客、黙々と作業する方が合うなら軽作業、というように、自分の得意から考えてみるのもおすすめです。

最初のバイトを選ぶ時のチェック
  • 週に何日・1日何時間から始められるかを確かめる
  • 研修や教えてくれる人がいるかを確かめる
  • 家から通いやすい場所かを確かめる
  • 人と話す仕事か、作業が中心の仕事かを確かめる

バイトの選び方は、フリーターのバイトの選び方でも紹介しています。

ニートからフリーター、正社員へ進む順番

小さな一歩から始めていい

ニートの状態から働き始める時は、いきなり正社員を目指さなくても大丈夫です。相談、短い時間のバイト、正社員の準備と、段階を分けると進めやすくなります。

『何から始めればいいか分からない』という方も多いですよね。そこで、進め方の一例をステップにまとめました。

ニートから働き始める進め方の例
  1. サポステやハローワークで、今の状況を話してみる
  2. 生活のリズムを整え、週に何日働けそうか考える
  3. 短い時間のバイトや就業体験から始める
  4. 慣れてきたら、働く日数や時間を少しずつ増やす
  5. 正社員を目指すなら、わかものハローワークや就職エージェントに相談する

フリーターから正社員を目指す時

バイトを続けている人が正社員を目指すなら、今の職場の正社員登用を聞いてみる、正社員の求人に応募する、などの方法があります。20代なら、正社員の求人を紹介してくれる就職エージェントを使う方法もあります。

就職の進め方は、フリーターの就職で全体の流れを紹介しています。

職業訓練で技能を身につける道もある

『やりたい仕事はあるけど、経験がない』という時は、ハロートレーニング(職業訓練)を考えてみてください。受講料は原則無料で、テキスト代は自分で払います。

雇用保険を受けられない人向けの求職者支援訓練では、本人の収入が月8万円以下などの要件を満たすと、月10万円の職業訓練受講手当を受けながら学べます。ほかにも要件があるので、ハローワークで確かめておきましょう。

今の状況合いやすい次の一歩
働くことに不安があるサポステで相談する
まずはバイトを始めたいハローワークや求人サイトで短時間の仕事を探す
経験のない仕事に就きたい職業訓練の説明会に行く
正社員を目指したいわかものハローワークや就職エージェントに相談する

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よくある質問

ニートとフリーターの一番の違いは何ですか?

パート・アルバイトで働いているか、働きたいと思っているかです。フリーターは働いている人と働きたい人を含み、ニートは働いておらず仕事も探していない人のことです。

働いていないフリーターもいるのですか?

はい。総務省の定義では、家事も通学もしておらず、パート・アルバイトで働きたいと思っている人もフリーターに入ります。

フリーターニートという言い方は正しいですか?

統計ではフリーターとニートは別のものとして数えるので、両方に同時に当たることはありません。会話で正社員ではない若い人をまとめてそう呼ぶことはあります。

ニートでも国民年金は払う必要がありますか?

日本に住む20歳以上60歳未満の人は国民年金に入るので、働いていない人も対象です。払うのが難しい時は、免除や納付猶予を申請できます。

35歳以上はニートやフリーターになりますか?

統計ではどちらも34歳までの人を数えているので、35歳以上は入りません。35歳以上でアルバイトをしている人は「非正規の職員・従業員」として数えられます。

まとめ

この記事の要点
  • フリーターはパート・アルバイトで働く人と働きたい人、ニートは働かず仕事も探していない人
  • どちらも統計では15〜34歳で、家事も通学もしていない人が対象
  • 「働いているか・働きたいか・通学や家事をしているか」の3問でどちらか判定できる
  • 20歳以上なら国民年金に入り、払えない時は免除・納付猶予を申請できる
  • サポステ・わかものハローワーク・ジョブカフェなど、無料で使える相談先がある
フリーターガイド

フリーターガイド 編集部

フリーターの意味や働き方、正社員への就職・就活の進め方、年齢や学歴ごとの動き方、年収・一人暮らし・年金や保険まで、フリーターとして働く人とこれからを考える人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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