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『職業訓練って、フリーターでも受けられるの?』と気になっている方も多いですよね。会社の雇用保険に入っていないと無理なのでは、と思っている方もいるはずです。
結論から言うと、雇用保険を受給できない人向けの「求職者支援訓練」があるので、フリーターでも職業訓練を受けられる道はあります。
この記事を読めば、2つの訓練の違いと、ハローワークでの申し込みから就職までの流れが分かります。
フリーターでも職業訓練は受けられる
職業訓練(ハロートレーニング)は、仕事を探している人向けの公的な訓練です。受講料は原則無料で、テキスト代は自己負担です(厚生労働省)。雇用保険を受給できないフリーターは、主に「求職者支援訓練」が入口になります。
『正社員の経験がないと、行っても意味がないのでは』と思うかもしれません。ただ、職業訓練は経験の少ない人が仕事に必要な知識を身につけるための仕組みなんです。
ハロートレーニングは、厚生労働省が案内している公的職業訓練の愛称です。パソコンの事務、Webの制作、介護、ものづくりなど、仕事に直結する内容を学べるコースがあります。
職業訓練は、公的な施設で行うものと、認定を受けた民間の学校で行うものがあります。ふだんは「職業訓練校」とまとめて呼ばれることが多いので、検索する時は「ハロートレーニング」で探すと公式の情報にたどり着きやすいですよ。
公共職業訓練と求職者支援訓練の違い
離職者向けの公共職業訓練は、主に雇用保険を受給している人が対象です。求職者支援訓練は、雇用保険を受給できない人などが対象で、民間の訓練機関が厚生労働大臣の認定を受けて行います。
『自分はどちらに当たるの?』と迷う方も多いですよね。下の表で比べてみてください。
| 項目 | 公共職業訓練(離職者向け) | 求職者支援訓練 |
|---|---|---|
| 主な対象 | 雇用保険を受給している人 | 雇用保険を受給できない人など |
| 行うところ | 公的な訓練施設など | 認定を受けた民間の訓練機関 |
| 受講料 | 原則無料(テキスト代は自己負担) | 原則無料(テキスト代は自己負担) |
| 訓練中のお金の支え | 雇用保険の給付 | 条件を満たせば職業訓練受講給付金 |
| フリーターの多くは | 前の勤め先で雇用保険に入っていた人が対象になりやすい | こちらが入口になりやすい |
内容は厚生労働省の資料にもとづいています。自分がどちらに当たるかは、ハローワークの窓口で確かめるのがいちばん早いです。

雇用保険に入っていたバイト経験がある方
バイトでも、週の労働時間などの条件で雇用保険に入っていたことがある方もいます。辞めたあとに雇用保険を受給できるなら、公共職業訓練の対象になることがあります。
給与明細に「雇用保険料」の欄があったかを見ておくと、窓口での話がスムーズになりますよ。
職業訓練受講給付金の条件を確かめる
求職者支援制度では、雇用保険を受給できない人が一定の要件を満たすと、職業訓練受講手当として月額10万円と、通所手当などを受けられます(厚生労働省)。
『訓練に通っている間の生活費はどうしよう』と心配になりますよね。給付金の主な要件を、チェックリストにしました。
- 本人の収入が月8万円以下
- 世帯の収入が月30万円以下
- 世帯の金融資産が300万円以下
- 今住んでいる所のほかに土地や建物を持っていない
- 訓練の実施日すべてに出席する(やむを得ない理由がある場合でも8割以上)
- 同じ世帯に、同時に給付金を受けている人がいない
- 過去3年以内に不正受給がない、過去6年以内に給付金を受けていない
要件はほかにもあり、細かい扱いは変わることがあります。最新は厚生労働省のハロートレーニングのページで確かめてみてください。
バイトを続けながら受けられる?
給付金を受けるなら、本人の収入が月8万円以下という要件があります。訓練の時間とバイトのシフトが重ならないかも、合わせて考えておきましょう。
給付金を受けずに訓練だけ受ける場合でも、出席が大事なのは同じです。『シフトを減らすと生活が苦しい』という方は、訓練が始まる前の数か月で少し貯金しておくと安心です。
申し込みから修了後の就職までの流れ
職業訓練は、ハローワークで仕事を探す手続きをしてから申し込みます。訓練が終わったあとも、ハローワークで就職の相談を続けられます。
『何から始めればいいか分からない』という方のために、流れを順番に並べました。
- ハローワークで求職の申し込みをする
- 窓口で、受けたい訓練と自分が使える制度を相談する
- 募集中のコースから選び、申し込む
- コースによっては選考があるので、日程を確かめて受ける
- 受講が決まったら、給付金を受ける人はその手続きもする
- 訓練を受けながら、ハローワークで就職の相談を進める

窓口では、こんな聞き方で大丈夫です。
「今はアルバイトで、雇用保険は受給していません。受けられる職業訓練はありますか」
ハローワークの使い方は、フリーターのハローワークの使い方でくわしく紹介しています。
訓練を選ぶ時に見ておきたいこと
コースは地域や時期によって違います。選ぶ時は、修了後にどんな仕事に応募したいかから逆に考えてみてください。
| 見ておきたいこと | 確かめ方 |
|---|---|
| 学ぶ内容と、目指せる仕事 | コースの案内と、その仕事の求人票を見比べる |
| 訓練の期間と時間帯 | 今のバイトのシフトと重ならないかを見る |
| 通う場所 | 家からの通い方と通所手当の対象かを聞く |
| 取れる資格 | 求人で必須か歓迎かを確かめる |
申し込む前の3か月でやっておくこと
職業訓練は、思い立ってすぐに始まるとは限りません。募集の時期を待つ間にできることを、月ごとの例にしました。
| 時期 | やること | ひとこと |
|---|---|---|
| 1か月目 | ハローワークで求職の申し込みをし、気になる分野を2つ決める | 窓口で募集中のコースの一覧をもらう |
| 2か月目 | その分野の求人を読み、訓練で学ぶ内容と見比べる | 求人で求められる資格や技術をメモする |
| 3か月目 | コースに申し込み、シフトと生活費の見通しを立てる | 給付金を受けるなら要件をもう一度確かめる |
『3か月も待つのは長い』と感じる方もいますよね。ただ、この間に求人を読んでおくと、訓練中に何を身につけたいかがはっきりするんです。
職業訓練が向いている人、ほかの道が合う人
職業訓練は、目指したい仕事に知識が要る時に力を発揮します。職種が決まっていない時は、先に相談やほかの道を見てから考えても遅くありません。
『職業訓練と、フリーターを続けながら就活するのはどっちがいい?』という声もよく聞かれます。どちらがいいかは、目指す仕事で変わるんです。
| 今の状況 | 合いやすい道 |
|---|---|
| 事務やWeb制作など、学んでから応募したい職種がある | 職業訓練 |
| 未経験歓迎の求人で、すぐに働き始めたい | バイトを続けながら就活 |
| 2年ほどかけて資格や専門の技術を身につけたい | 専門学校 |
| 何をしたいか、まだ決まっていない | ハローワークやわかものハローワークで相談 |
ITの仕事を目指す方は未経験からITエンジニアを目指すフリーターの進め方、学校で学ぶ選択はフリーターから専門学校に通う選択も参考にしてみてください。
受けやすいコースを選んだものの、修了後に応募したい求人が近くになかった、という声があります。申し込む前に、その分野の求人を10件ほど読んでおくと防ぎやすくなります。
訓練中にやっておきたいこと
訓練が始まったら、学ぶことと並行して就職の準備も少しずつ進めておくと、修了後に動きやすくなります。
- 授業で作った課題や資料を、応募の時に見せられるよう保存しておく
- 月に1回はハローワークで就職の相談をする
- 訓練で学んだことを、履歴書の自己PRに書ける形でメモする
- 修了の1か月前から、求人への応募を始める
面接では、こんな話し方ができると伝わりやすいですよ。
「アルバイトをしながら、職業訓練で表計算と文書作成を3か月学びました。学んだことを事務の仕事で生かしたいと考えています」
職業訓練フリーターでよくある相談
職業訓練を考えるフリーターの方からは、受けられるかどうか、訓練中のお金、給付金の条件についての相談がよく聞かれます。
会社の保険に入っていないフリーターでも行けますか
雇用保険に入っていないので、職業訓練は無理だと思っていたという相談です。雇用保険を受給できない人が対象の求職者支援訓練があるので、まずはハローワークで相談してみてください。
高校を卒業したばかりで週に数日バイトをしている方からも、同じような声がよく聞かれます。
訓練に通う間の生活費が心配です
訓練中は、シフトを減らすことになる方が多いはずです。条件を満たせば職業訓練受講給付金として月額10万円と通所手当などを受けられるので、自分が当てはまるかを窓口で確かめてみてください。
世帯の収入の条件があって、自分は無理そうです
給付金の要件には、世帯の収入が月30万円以下などがあります。給付金の要件に当てはまらなくても、訓練そのものを受けられるかは別に相談できます。
フリーターを続けるか、職業訓練に行くか迷っています
このままバイトを続けるか、職業訓練に行くか決められないという相談です。『どっちが正解なの?』と悩みますよね。
決め手は、訓練のあとに応募したい仕事があるかどうかです。目指す仕事が決まっていて知識が足りないなら訓練、未経験歓迎の求人ですぐ働けるなら就活を先に、と考えると選びやすくなります。
気持ちが落ち込んで動き出せない時は、一人で抱えず、地域若者サポートステーションや医療機関に相談してみてください。サポステは働くことに悩む15歳から49歳が無料で使えます(厚生労働省)。
よくある質問
フリーターでも職業訓練は受けられますか?
受けられる道があります。雇用保険を受給できない人などを対象にした求職者支援訓練があるので、ハローワークで求職の申し込みをして相談してみてください。
職業訓練にお金はかかりますか?
受講料は原則無料で、テキスト代は自己負担です(厚生労働省)。通う時の交通費などは、条件を満たせば通所手当の対象になることがあります。
職業訓練の給付金はいくらですか?
求職者支援制度の職業訓練受講手当は、要件を満たすと月額10万円です。本人の収入が月8万円以下、世帯の収入が月30万円以下などの要件があります。
職業訓練のあとは、どうやって就職しますか?
訓練中から修了後まで、ハローワークで就職の相談を続けられます。訓練で学んだ内容に合う求人を窓口で一緒に探してみてください。
職業訓練フリーターでも、訓練中にバイトはできますか?
給付金を受ける場合は、本人の収入が月8万円以下という要件があります。訓練の時間とシフトが重ならないかも含めて、窓口で確かめておきましょう。
まとめ
- 職業訓練(ハロートレーニング)は、受講料が原則無料でテキスト代は自己負担
- 雇用保険を受給できないフリーターは、求職者支援訓練が入口になりやすい
- 要件を満たせば、職業訓練受講給付金として月額10万円などを受けられる
- 申し込みはハローワークで求職の申し込みをしてから
- 学んでから応募したい職種が決まっている人に向いている
まずは、ハローワークで「受けられる職業訓練はありますか」と聞くところから始めてみてください。取っておきたい資格はフリーターが取っておきたい資格で紹介しています。




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