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ずっとフリーターでいるとどうなる?これからの考え方

ずっとフリーターでいると年齢とともに何が変わるかを考える記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。

『このままずっとフリーターでいたら、どうなるんだろう』と、ふと考えることはありませんか。今の暮らしに困っていなくても、先のことは気になりますよね。

結論から言うと、ずっとフリーターでいる道も、正社員を目指す道も選べます。大事なのは、年齢とともに何が変わるかを知って、どちらの道でも備えておくことです。

この記事を読めば、年齢ごとに変わる点と、それぞれの道で今からできる備えが分かります。

目次

ずっとフリーターでいると、何が変わっていく?

先に結論

年齢とともに変わるのは、応募できる求人、収入の伸び方、年金の受け取り方の3つです。どれも急に変わるのではなく、少しずつ差が出てきます。

『フリーターずっと続けるのって、そんなにまずいの?』と思う方もいますよね。実は、まずいかどうかより、何がどう変わるかを知っておくことのほうが役に立つんです。

下の表は、年齢ごとに変わりやすい点を並べたものです。

年齢応募できる求人収入の伸び年金・制度
20代前半新卒枠(卒業後3年以内)・未経験歓迎が多い正社員との差は小さめ20歳から国民年金に加入
20代後半未経験歓迎・第二新卒歓迎が中心正社員以外はほぼ横ばいに20代向けの就職支援を使える
30代前半未経験歓迎は職種が絞られてくる差が広がっていくわかものハローワークはおおむね35歳未満まで
35歳以降経験を活かす求人が中心差がさらに広がる統計上の「フリーター」から外れる
40代以降経験やスキルを見られる正社員は50代まで上がるサポステは49歳まで。納付猶予は50歳未満まで
ずっとフリーターでいる時に、年齢ごとに応募できる求人・収入の伸び・年金がどう変わるかを示した時間軸の図解

35歳を過ぎると、統計上は「フリーター」ではなくなる

総務省の労働力調査では、フリーターは15〜34歳の人に限られています。35歳以上でアルバイトで暮らしている人は、統計上は「非正規の職員・従業員」として数えられます。

呼び方が変わるだけで、働き方が変わるわけではありません。ただ、若い人向けの支援の多くが35歳前後で対象から外れる点は、覚えておきましょう。

収入の伸び方は、統計で見るとこう違う

正社員以外は、20代後半から横ばいになりやすい

厚生労働省の統計では、正社員は年齢とともに給与が上がり、正社員以外はほぼ横ばいです。差は年齢が上がるほど広がります。

『今の時給でも、なんとか暮らせている』という方も多いはずです。ただ、10年後、20年後も同じ時給だと、どうなるかを一度見ておきましょう。

年齢正社員・正職員正社員・正職員以外
20〜24歳247.5千円203.5千円
25〜29歳285.0千円227.9千円
30〜34歳321.1千円233.8千円
40〜44歳379.0千円230.6千円
50〜54歳412.7千円229.7千円

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の、一般労働者の月の所定内給与(残業代などを除く)です。最新の数字は厚生労働省のサイトで確かめてみてください。

収入の計算のしかたはフリーターの年収で、正社員との違いは正社員とフリーターの違いでくわしく紹介しています。

年金は「どの制度に入っているか」で変わる

フリーターでも厚生年金に入れる場合がある

国民年金だけか、厚生年金にも入っているかで、将来受け取る年金が変わります。今の自分がどちらに入っているかを確かめておきましょう。

日本に住む20歳以上60歳未満の人は、国民年金に加入します。勤め先の厚生年金に入っていないフリーターは、自分で国民年金の保険料を納めます。

令和8年度は月額17,920円です(日本年金機構)。

『厚生年金は正社員だけのもの』と思っていませんか。実は、厚生年金の被保険者が51人以上の会社などで、週20時間以上働く学生ではない人は、アルバイトでも加入の対象です。

社会保険に入れる会社は広がっていく

厚生労働省のリーフレットでは、加入の対象になる会社の規模を、2027年10月から段階的に広げる予定です。賃金の要件(月額8.8万円以上)も、2026年10月に撤廃予定とされています。最新は厚生労働省で確かめてみてください。

払うのが難しい時は、免除や納付猶予を申請できます。免除や猶予の期間は、10年以内なら後から納められます。

くわしくはフリーターの国民年金で紹介しています。

ずっとフリーターを続ける場合の備え

続けるなら「社会保険」「貯金」「長く働ける職場」の3つ

フリーターを続ける道を選ぶなら、年齢が上がっても困らないように今から備えておくと安心です。

『正社員になる気はないけど、先のことは心配』という方もいますよね。続ける場合にやっておきたいことをチェックリストにしました。

フリーターを続ける時の備え
  • 週20時間以上働いて、社会保険に入れる職場を選ぶ
  • 毎月決まった額を、先に貯金に回す
  • 年金の未納がないかを、ねんきん定期便などで確かめる
  • 同じ職場で長く働き、任される仕事を増やしていく
  • 体を使う仕事なら、年齢が上がっても続けられるか考えておく

続ける時の1か月のお金を計算してみる

フリーターを続けるなら、毎月いくら残るかを一度計算しておきましょう。例えば、時給1,200円で週5日・1日8時間働く場合(例)、1か月を4週と考えると約19万円です。

ここから国民年金と国民健康保険、住民税を自分で払うと、手元に残る額は少なくなります。社会保険に入れる職場なら、保険料は給与から引かれ、会社も一部を負担します。

『貯金に回す余裕がない』と感じる方は、まず月に少額でも先に分けておく習慣から始めてみてください。

長く働くと、無期契約に変わる道もある

労働契約法では、同じ会社との有期契約が通算5年を超えると、本人が申し込めば期間の定めのない契約に変わります。

ただ、無期契約になっても、正社員になるとは限りません。給与や仕事の内容は、別に決まりがなければ有期の時と同じです。

正社員を目指す場合の備え

動き始めるのは早いほど、選べる求人が多い

正社員を目指すなら、若い人向けの支援を使えるうちに動くのが進めやすい形です。年齢ごとに、使える窓口を選んでみてください。

『いつかは正社員にと思いながら、ずっと先のばしにしてきた』という方も多いはずです。今の年齢で使える窓口を表にしました。

今の年齢使いやすい窓口
20代わかものハローワーク・20代向けの就職エージェント・求人サイト
30代前半わかものハローワーク(おおむね35歳未満)・ハローワーク
30代後半以降ハローワーク・職業訓練・サポステ(49歳まで)
ずっとフリーターの人が正社員を目指す時に、年齢ごとに使いやすい窓口を並べた図解

正社員を目指す時の進め方

年齢を問わず、進め方の基本は同じです。下の順番で進めると、バイトを続けながらでも動けます。

正社員を目指す4つのステップ
  1. これまでのバイト先と、任された役割を書き出す
  2. 苦手な働き方を書き出して、避けたい職種を決める
  3. 窓口かエージェントで相談して、応募する職種を2〜3に絞る
  4. 履歴書を作って応募し、面接のたびに振り返る

面接では、ずっとフリーターだった理由を聞かれることがあります。例えば、こんな言い方ができます。

「同じ店で長く働くうちに、新人の教育を任されるようになりました。もっと責任のある立場で長く働きたいと思い、正社員を目指しています」

フリーター期間の伝え方は、フリーター期間・空白期間の伝え方で紹介しています。

今のバイト先に正社員登用の制度があれば、それも道の1つです。くわしくは正社員登用制度とはで紹介しています。

20代の方は、20代に特化した就職支援も使えます。例えば、第二新卒エージェントneoは、対象を「第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター」としています。

対象かどうかは公式サイトで確かめてみてください。

PR|第二新卒エージェントneo

フリーターからの正社員就職を相談する

20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。

20代向け第二新卒エージェントneoに相談する

サービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

ずっとフリーターでよくある相談

「続けていいのか」「職歴が増えてしまう」の声が多い

ずっとフリーターの方やこれから考える方からは、このまま続けていいのか、短い職歴ばかり増えてしまう、という相談がよく聞かれます。

学生ですが、卒業後ずっとフリーターでいるのはだめですか

アルバイトが楽しくて、卒業後もこのまま続けたいという学生の相談です。結論から言うと、だめということはありません。

ただ、新卒枠で応募できるのは卒業後3年ほどが目安です。続けると決めたら、上の時間軸の表を見て、どこで見直すかを決めておきましょう。

短い職歴ばかり増えてしまいます

アルバイトや契約社員を短い期間で変わってしまい、職歴が増えて困っているという相談です。『次こそは長く続けたい』と思いますよね。

辞めた理由を並べてみると、自分に合わない働き方が見えてきます。避けたい条件を先に決めてから、次の職場を選んでみてください。

長く働いてきた人と、最近働き始めた人の扱いは同じですか

30代でずっとフリーターとして働いてきた人と、最近アルバイトを始めた人で、見られ方は違うのかという相談です。

面接で見られるのは、何年働いたかより、そこで何を任されてきたかです。長く働いてきた方は、その中身を具体的に話せるようにしておきましょう。

30代後半まで実家暮らしでずっとフリーターです

高校を出てからずっとアルバイトで、40歳が近づいてきたという相談です。『今から何をすればいいの』と迷いますよね。

まずは年金の未納がないかと、社会保険に入れる働き方かを確かめてみてください。正社員を目指すなら、ハローワークや職業訓練で相談すると、経験を活かせる求人を一緒に探せます。

若いころからずっとフリーターで、老後の年金が気になります

10代からアルバイトを続けてきて、50代になり年金がどうなるか気になるという相談です。『ちゃんと払ってきたけど、足りるのかな』と不安になりますよね。

国民年金は60歳になるまで加入します。受け取れる額の見込みは、ねんきん定期便や年金事務所で確かめられます。

まだ働けるうちは、社会保険に入れる職場を選ぶと、厚生年金の分が上乗せされます。気になる方は、年金事務所で一度相談してみてください。

よくある質問

ずっとフリーターでいると、年金はどうなりますか?

勤め先の厚生年金に入っていなければ、国民年金だけになります。アルバイトでも、条件を満たせば厚生年金に入れるので、今の職場の条件を確かめてみてください。

フリーターをずっと続けても、生活していけますか?

続けている人もいます。ただ、正社員以外の給与は年齢が上がってもほぼ横ばいなので、社会保険に入れる職場を選ぶことと、貯金の習慣をつけておくことが大事です。

ずっとフリーターだった人も、正社員になれますか?

なれます。年齢が上がるほど経験を見られるようになるので、アルバイトで任された役割を話せるようにしておくと、応募しやすくなります。

ずっとフリーターでも、一人暮らしはできますか?

している人もいます。部屋を借りる時の審査や、年金・保険を自分で払う分も考えて、毎月いくら残るかを先に計算しておくと安心です。

何歳までフリーターと呼ばれますか?

総務省の労働力調査では、フリーターは15〜34歳の人に限られます。35歳以上は統計上「非正規の職員・従業員」として数えられます。

まとめ

この記事の要点
  • 年齢とともに、応募できる求人・収入の伸び・年金の受け取り方が少しずつ変わる
  • 正社員以外の給与は、20代後半からほぼ横ばいになりやすい
  • アルバイトでも、条件を満たせば厚生年金に入れる
  • 続けるなら、社会保険・貯金・長く働ける職場の3つを備える
  • 正社員を目指すなら、若い人向けの支援を使えるうちに動く

まずは、時間軸の表で今の自分の年齢の行を見てみてください。30代からのことは30代フリーターのこれからで、フリーターの基本はフリーターとはでまとめています。

フリーターガイド

フリーターガイド 編集部

フリーターの意味や働き方、正社員への就職・就活の進め方、年齢や学歴ごとの動き方、年収・一人暮らし・年金や保険まで、フリーターとして働く人とこれからを考える人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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