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大学を卒業した後、就職せずにアルバイトを続けている方もいますよね。『大卒でフリーターって、この先どうなるんだろう』と不安になるのも自然なことです。
結論から言うと、大卒フリーターの就職は「卒業してから何年たったか」で使える枠が変わるので、まずそこを確かめると動き方が決まります。
この記事を読めば、自分が使える応募の枠と、空白期間の伝え方、相談できる支援が分かります。
大学卒業後にフリーターになるのはどんな時?
大学卒業後にフリーターになる理由は人それぞれです。就活がうまくいかなかった、やりたいことのために時間を使っている、進学や資格の準備をしている、などがよくある形です。
大卒でフリーターになった理由は、人によって本当にさまざまです。『自分だけがこうなっている』と思いがちですが、同じような状況の人は少なくないんです。
| よくある状況 | これからの動き方の例 |
|---|---|
| 就活がうまくいかず、卒業後もバイトを続けている | 卒業後3年以内なら新卒枠も含めて応募する |
| 夢や目標のために、時間の自由がきくバイトを選んだ | 区切りの時期を決め、並行して準備する |
| 専門学校や資格の勉強をしている | 学び終えた後の就職の時期を逆算する |
| 新卒で入った会社をすぐ辞めた | 第二新卒として応募できる求人を探す |
統計で見る「フリーター」の範囲
総務省の労働力調査では、フリーターは15歳から34歳までで、パートやアルバイトとして働く人やそれを希望する人などを指します。女性の場合は、卒業者で未婚の人が対象です。
2025年平均では、男性65万人、女性78万人でした(総務省 労働力調査(詳細集計))。大卒かどうかにかかわらず、このくらいの人数がフリーターとして数えられています。
くわしい定義は、フリーターとはで紹介しています。
統計や制度の数字は、毎年更新されます。最新の内容は、総務省統計局や厚生労働省のサイトで確かめてみてください。
卒業後の年数で使える枠が変わる:判定表
大卒フリーターが応募できる枠は、卒業してからの年数と、正社員の経験があるかで変わります。自分がどこに当たるかが分かると、探す求人と準備する書類が決まります。
『自分はもう新卒じゃないから、中途で受けるしかない?』と思っている方もいますよね。実は、卒業後しばらくは新卒枠に応募できることもあるんです。
厚生労働省の青少年雇用機会確保指針では、事業主は卒業後少なくとも3年間は新卒枠に応募できるようにするべきとされています。ただ、これは会社に配慮を求める内容なので、すべての会社が受け付けるとはかぎりません。
| 卒業してからの年数と経験 | 応募しやすい枠 | 準備したいこと |
|---|---|---|
| 卒業後1年目、正社員の経験なし | 新卒枠(既卒可の会社)、既卒・若手向けの求人 | 卒業後に何をしていたかの説明 |
| 卒業後2〜3年目、正社員の経験なし | 新卒枠(卒業後3年以内可の会社)、既卒向け、中途の未経験可 | アルバイトで任された仕事の書き出し |
| 卒業後3年を過ぎた、正社員の経験なし | 中途の未経験可、若手向けの求人 | 職務経歴書、正社員を目指す理由 |
| 新卒で入社し、数年以内に辞めた | 第二新卒向けの求人、中途の求人 | 前の職場で学んだことと辞めた理由 |

新卒枠に応募する時に確かめること
新卒枠に応募したい時は、募集要項の「対象」の欄を見てみてください。「既卒可」「卒業後3年以内の方も応募可」のように書かれていれば、大卒フリーターも応募できます。
書かれていない時は、会社の採用担当に問い合わせてみるのも一つの方法です。例えば、こんな聞き方です。
「昨年大学を卒業し、現在はアルバイトをしています。新卒採用に応募することはできますか?」
新卒枠と中途枠では、選考の進み方が違う
同じ会社でも、新卒枠と中途枠では、応募の時期や面接で聞かれることが違います。どちらで受けるか決める前に、違いを知っておきましょう。
| 比べること | 新卒枠 | 中途枠 |
|---|---|---|
| 応募の時期 | 会社が決めた採用の日程に合わせる | 通年で募集していることが多い |
| 入社の時期 | 4月入社が多い | 内定から数か月以内が多い |
| 主な書類 | 履歴書やエントリーシート | 履歴書と職務経歴書 |
| 面接でよく聞かれること | 学生時代のこと、志望の理由 | これまでの仕事、できること |
『早く働き始めたい』なら中途枠、『同期と一緒に研修を受けたい』なら新卒枠、のように考えるのも一つの方法です。
既卒と第二新卒の違い
既卒は、卒業後に正社員として働いた経験がない人を指して使われることが多い言葉です。第二新卒は、新卒で入った会社を早いうちに辞めた人を指して使われることが多いです。
どちらも法律で決まった言葉ではないので、会社によって使い方が少し違います。くわしくは既卒とフリーターの違いと第二新卒とは?で紹介しています。
- 大学を卒業した年月を確かめる
- 卒業後に正社員として働いたことがあるかを確かめる
- 応募したい会社の募集要項で、既卒の扱いを確かめる
- 新卒枠と中途枠で、選考の時期がどう違うかを確かめる
卒業後の空白期間を説明する準備
卒業してからの期間について、面接で聞かれることはよくあります。隠さずに、何をしていたかと、そこから正社員を目指す理由をつなげて話せるようにしておきましょう。
『卒業してからバイトしかしていないのを、どう説明すればいいの?』と悩む方は多いですよね。でも、バイトをしていた期間は空白ではなく、働いていた期間なんです。
- 卒業してからの期間に、何をしていたかを月ごとに書き出す
- その中で、アルバイトで任された仕事や続けたことを拾い出す
- 正社員を目指そうと思ったきっかけを1文にまとめる
- 「これから何をしたいか」を1文で添えて、声に出して練習する
説明の例
状況ごとに、話し方の例を挙げておきます。そのまま使うのではなく、自分の言葉に直して使ってみてください。
| 状況 | 話し方の例 |
|---|---|
| 就活がうまくいかなかった | 就職活動では志望の業界をしぼりすぎて内定に届きませんでした。卒業後は飲食店で働き、接客の仕事の面白さを知りました |
| 夢を追っていた | 卒業後は目標のために活動していましたが、区切りをつけて、これからは正社員として長く働きたいと考えました |
| 資格の勉強をしていた | 卒業後は資格の勉強をしながらアルバイトをしていました。学んだことを活かせる仕事に就きたいと思い、応募しました |
『正直に話すと、印象が悪くなりそう』と心配になりますよね。ただ、面接官が知りたいのは、過去のことより「これからちゃんと働いてくれるか」なんです。
空白期間を短く見せようとして、していない仕事や活動を話してしまうことがあります。経歴は事実のまま伝え、その期間に何を学んだかを前向きに話すほうが伝わります。

履歴書には卒業後のバイトも書く
履歴書の職歴の欄には、卒業後のアルバイトも書いて大丈夫です。「株式会社〇〇 入社(アルバイト)」のように、雇用形態が分かる形で書きます。
職歴の欄に何も書かないと、かえって何をしていたのか分かりにくくなります。書き方は、フリーターの履歴書の書き方でくわしく紹介しています。
空白期間の伝え方は、フリーター期間・空白期間の伝え方でもくわしく紹介しています。
大卒フリーターが使える公的な支援
大卒フリーターは、わかものハローワーク、ジョブカフェ、地域若者サポートステーションなどの公的な支援を使えます。それぞれ対象や得意なことが違います。
『公的な支援って、何がどう違うの?』と迷う方もいますよね。下の表で比べてみてください。
| 支援 | 対象 | 主にできること |
|---|---|---|
| わかものハローワーク・わかもの支援コーナー | 正社員を目指すおおむね35歳未満の若者 | 担当者制の相談、応募書類と面接の対策、セミナー。利用は無料 |
| ジョブカフェ | 都道府県ごとに対象を決めている | 若者の就職支援をまとめて受けられる。内容は都道府県ごとに違う |
| 地域若者サポートステーション | 働くことに悩みを抱えている15歳から49歳 | キャリアコンサルタントへの相談、講座、職場体験。利用は無料 |
| ハロートレーニング | 仕事を探している人 | 職業訓練。受講料は原則無料(テキスト代は自己負担) |
厚生労働省のページでは、わかものハローワークは全国21か所、わかもの支援コーナー・わかもの支援窓口は199か所とされています。近くにあるかは、厚生労働省のサイトで確かめてみてください。
違いは、わかものハローワーク・ジョブカフェ・サポステの違いでくわしく紹介しています。
出身大学のキャリアセンターも聞いてみる
大学によっては、卒業生も就職の相談を受け付けているところがあります。受け付けているか、どこまで相談できるかは大学ごとに違うので、まずは問い合わせてみてください。
在学中にお世話になった担当の方がいれば、話もしやすいはずです。求人の情報を教えてもらえることもあります。
公務員を目指す道もある
大卒フリーターの中には、公務員を目指す人もいます。人事院の2026年度の受験案内では、国家公務員の一般職(大卒程度試験)の「教養」以外の区分は、1996年4月2日から2005年4月1日生まれの人が受験できます。
学歴を問わず、生年月日で受けられる区分もあります。地方公務員の受験資格は自治体ごとに違うので、くわしくはフリーターから公務員になるにはを見てみてください。
自分で探すか、ハローワークや就職エージェントを使うか
大卒フリーターの就職は、自分で求人を探す、ハローワークで相談する、就職エージェントに手伝ってもらう、の3つの方法があります。組み合わせて使う人も多いです。
自分で探す時は、新卒向けの就職サイトと、既卒・若手向けの求人の両方を見ることになります。『どっちに応募すればいいか分からない』となりやすいのが悩みどころですよね。
| 進め方 | 得意なこと | 向いている人 |
|---|---|---|
| 自分で求人サイトを使う | 新卒向けも既卒向けも、自分のペースで見比べられる | 応募したい会社がある程度決まっている人 |
| ハローワーク・わかものハローワーク | 地元の求人が多く、担当者と相談できる。利用は無料 | 家の近くで探したい人、直接話したい人 |
| 就職エージェント | 求人の紹介、面接対策、日程の調整をしてもらえる | 空白期間の説明や応募先選びに迷っている人 |
就職エージェントが役立つ場面
就職エージェントは、担当者と話しながら就職を進めるサービスです。大卒フリーターの場合は、次のような場面で特に助けになります。
- 新卒枠と既卒向けのどちらに応募すればいいか迷っている
- 卒業後の期間をどう説明すればいいか分からない
- やりたい仕事がしぼれず、求人を見ても決められない
- 面接の練習を誰かに見てほしい
例えば、UZUZは株式会社UZUZが運営する就業サポートです。公式サイトでは、20代の新卒、第二新卒、既卒、フリーター向けにオーダーメイド型の就業サポートを行っていると紹介されています。
キャリアカウンセリングや、業種・職種の解説を踏まえた求人の紹介、面接対策などを受けられます。対象かどうかや料金などの条件は、UZUZの公式サイトで確かめてみてください。
もちろん、ハローワークや求人サイトと並行して使っても大丈夫です。紹介された求人が合わないと思ったら、断っても問題ありません。
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既卒・フリーターの就職を相談する
20代の新卒・第二新卒・既卒・フリーター向けに、一人ひとりに合わせた就業サポートを行っているサービスです。キャリアカウンセリングで就業条件を整理し、業種・職種の解説を受けながら求人の紹介や面接対策を受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。
20代向けUZUZに相談するサービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
エージェントの使い方の流れは、就職エージェントとは?で紹介しています。
大卒フリーターでよくある相談
大卒フリーターからは、就活がうまくいかずにバイトを続けている、どこで正社員を探せばいいか、新卒ですぐ辞めた人と比べて印象はどうか、公務員を目指せるか、という相談がよく寄せられます。
就活に失敗して、そのまま飲食店で1年以上働いています
大学4年の就活がうまくいかず、飲食店でアルバイトを続けて1年以上たったという相談です。『このままでいいのかな』と思い始めた今が、動き出すいいタイミングです。
飲食店で1年以上続けた経験は、接客や段取りの経験として話せます。卒業後3年以内なら、新卒枠に応募できる会社もあるので、募集要項を見てみてください。
23歳から正社員を探すなら、どこでどうやって?
大卒フリーターが23歳から正社員を探すなら、どこで探せばいいかという相談です。結論から言うと、1つにしぼらず、いくつかの方法を並べて使うのがおすすめです。
| やりたいこと | 使いやすい方法 |
|---|---|
| 新卒枠にも応募したい | 新卒向けの就職サイトで既卒可の求人を探す |
| 地元で探したい | ハローワーク、わかものハローワーク |
| 相談しながら進めたい | 就職エージェント、ジョブカフェ |
大卒フリーターと、新卒ですぐ辞めた人はどちらが印象が悪い?
大卒フリーターと、新卒で入った会社を2か月で辞めた人では、どちらの印象が悪いのかという相談です。気になりますよね。
実は、どちらが有利かは、会社や面接官によって変わります。大事なのは、今の状況にどうしてなったかと、これからどう働きたいかを、自分の言葉で話せるかどうかです。
例えば、こんなふうに話すと伝わりやすくなります。
「卒業後はアルバイトで接客を続けてきました。人と関わる仕事を長く続けたいと思い、正社員として応募しました」
大卒フリーターから公務員を目指せる?
今年の春に大学を卒業し、フリーターから公務員を目指したいという相談です。国家公務員の一般職(大卒程度試験)には、生年月日で受験できる区分があります(人事院 受験案内)。
試験の区分や日程は年度ごとに変わることがあるので、受験案内を確かめてみてください。地方公務員は自治体ごとに条件が違います。
やりたい仕事が見つからず、求人を見続けています
早く正社員になって自立したいのに、求人サイトを見ても、やりたい仕事が見つからないという相談です。『このまま決められなかったらどうしよう』と焦ってしまいますよね。
そんな時は、やりたいことより「これなら続けられそう」という基準で選んでみてください。アルバイトで苦にならなかったことや、褒められたことが手がかりになります。
- アルバイトで苦にならなかった作業を3つ書く
- 避けたい働き方(転勤、夜勤など)を書く
- 働く場所と通勤の時間の希望を書く

よくある質問
大卒でフリーターでも、新卒枠に応募できますか?
厚生労働省の指針では、事業主は卒業後少なくとも3年間は新卒枠に応募できるようにするべきとされています。受け付けるかは会社によるので、募集要項の「既卒可」などの書き方を確かめてみてください。
大学卒業後フリーターの期間は、面接でどう説明すればいいですか?
何をしていたかと、正社員を目指す理由をセットで話すのがおすすめです。アルバイトで任された仕事や続けたことを具体的に伝えると、空白ではなく働いていた期間として伝わります。
大卒フリーターが使える公的な支援はありますか?
わかものハローワーク、ジョブカフェ、地域若者サポートステーションなどがあります。わかものハローワークとサポステは無料で使えます。
既卒と第二新卒は何が違いますか?
既卒は卒業後に正社員の経験がない人、第二新卒は新卒で入った会社を早いうちに辞めた人を指して使われることが多い言葉です。法律で決まった言葉ではないので、会社によって使い方が違います。
大卒フリーターは、何歳までに動き出すのがいいですか?
決まった年齢はありませんが、卒業後3年以内なら新卒枠を使える会社があり、わかものハローワークもおおむね35歳未満が対象です。使える枠や支援が多いうちに動き出すと、選べる求人の幅が広がります。
まとめ
- 大卒フリーターの就職は、卒業後の年数と正社員の経験で使える枠が変わる
- 卒業後3年以内なら、新卒枠に応募できる会社もある(厚生労働省の指針)
- 空白期間は「何をしていたか」と「これからどうしたいか」をセットで話す
- わかものハローワーク、ジョブカフェ、サポステなどの公的な支援を使える
- 自分で探す、ハローワーク、就職エージェントは組み合わせて使ってよい
まずは、大学を卒業した年月を確かめて、判定表で自分が使える枠を見てみてください。新卒でフリーターになった時の考え方は新卒でフリーターになった時の選択肢で紹介しています。




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