MENU

40代フリーターの仕事と暮らし|これからの備え

40代フリーターの仕事探しと年金・保険の備えを紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。

40代でアルバイトを続けていると、『このままで大丈夫かな』とふと考える時がありますよね。仕事のことも、年金や保険のことも、気になり始める年代です。

結論から言うと、40代フリーターでも仕事の選び方と暮らしの備えは、今から十分に整えられます。大事なのは、使える制度と仕事探しの方法を知って、できることから順番に進めることです。

この記事を読めば、40代からの仕事探しの方法と、年金・保険で確かめておきたいことが分かります。

目次

40代フリーターは統計ではどう扱われる?

先に結論

総務省の統計で「フリーター」とされるのは15〜34歳の人です。40代でアルバイトとして働く人は、統計上は「非正規の職員・従業員」として数えられます。

『40代でもフリーターって言うの?』と気になった方もいるかもしれません。実は、言葉の使い方と統計の定義は少し違うんです。

総務省の労働力調査では、フリーターを15〜34歳のパート・アルバイトとその希望者と決めています。なので、40歳フリーターという言い方は、統計の言葉ではなく日常の言葉なんです。

見方40代でアルバイトとして働く人の扱い
総務省の統計フリーターではなく「非正規の職員・従業員」
日常の会話「フリーター」と呼ばれることもある
書類の職業欄「アルバイト」「パート」と書くのが分かりやすい

総務省の調査(2025年平均)では、非正規の職員・従業員は2,128万人でした。非正規で働く理由で一番多いのは「自分の都合のよい時間に働きたいから」です。

40代でアルバイトをしていることは、めずらしいことではありません。呼び方よりも、これからの暮らしをどう組み立てるかに目を向けてみてください。

定義の細かいところは、フリーターとは?意味と定義で紹介しています。

40代から仕事を探す方法は?

探し方は1つにしぼらない

40代の仕事探しは、ハローワーク・求人サイト・今の職場の正社員登用・職業訓練を組み合わせると選べる求人が広がります。20代向けの支援とは使える窓口が違うので、40代でも使える場所を知っておきましょう。

フリーター40代から仕事を探すとなると、どこから手をつければいいか迷いますよね。まずは、使える探し方を並べてみます。

探し方40代で使えるか特徴
ハローワーク使える地元の求人が多く、窓口で相談できる
求人サイト使える条件で絞って自分のペースで探せる
今の職場の正社員登用職場による慣れた職場で正社員を目指せる
ハロートレーニング(職業訓練)使える受講料は原則無料で、仕事の技能を学べる
地域若者サポートステーション49歳まで働くことに悩む人の相談や講座
わかものハローワークおおむね35歳未満40代は一般のハローワークを使う
40代フリーターが使える仕事探しの方法と窓口をまとめた図解

ハローワークで相談する

ハローワークは年齢を問わず使えます。求人を探すだけでなく、応募書類の見直しや面接の相談もできるんです。

初めて行く時は、こんな聞き方で大丈夫です。

「40代で、ずっとアルバイトをしてきました。正社員の求人を探したいのですが、何から始めればいいですか」

窓口での流れは、フリーターのハローワークの使い方で順番に紹介しています。

今の職場で正社員を目指す

長く働いている職場があるなら、正社員登用の道がないか聞いてみる方法もあります。パートタイム・有期雇用労働法では、会社は短時間・有期の人が正社員になれるよう、いくつかの措置をとることになっています。

例えば、正社員を募集する時にその内容を知らせる、転換の試験の制度を設ける、などです。登用の条件や実績は会社ごとに違うので、店長や人事の担当者に聞いてみましょう。

職業訓練で技能を身につける

未経験の仕事に挑戦したいなら、ハロートレーニングを考えてみてください。受講料は原則無料で、テキスト代は自分で払います。

雇用保険を受けられない人向けには、求職者支援訓練があります。一定の要件を満たすと、月10万円の職業訓練受講手当を受けながら学べる制度もあるんです。

給付金の主な要件中身
本人の収入月8万円以下
世帯の収入月30万円以下
世帯の金融資産300万円以下
出席訓練の日すべてに出席(やむを得ない理由でも8割以上)

ほかにも要件があるので、細かいところはハローワークで確かめてください。訓練の選び方はフリーターの職業訓練で詳しく紹介しています。

トライアル雇用という制度もある

トライアル雇用は、仕事の経験が少ないなどで就職が難しい人を、原則3か月試しに雇う制度です。その後、長く働く雇用に移ることを目指します。

対象になるのは、ハローワークなどに求職を申し込んでいて、紹介日前2年以内に2回以上離職・転職した人や、離職している期間が1年を超える人などです。要件の細かいところは、ハローワークで確かめてみてください。

40代でも使えるサポステ

地域若者サポートステーション(サポステ)は、名前に「若者」とありますが、働くことに悩みを抱えている15歳〜49歳が対象です。40代でも相談できるんです。

厚生労働省が委託した団体などが運営していて、全都道府県にあります。キャリアコンサルタントへの相談や、ビジネスマナーの講座、職場での就業体験などを無料で受けられます。

『いきなりハローワークは気が重い』という時は、サポステで話を聞いてもらうところから始めてもいいですよ。

40歳なら公務員の試験も選択肢になる

『公務員は若い人だけでは?』と思われがちですよね。実は、国家公務員の一般職には、学歴より生年月日で受けられる社会人試験(係員級)があるんです。

人事院の2026年度の受験案内では、1986年4月2日以降に生まれた人などが対象です。40歳前後の方は、受けられるかどうかを受験案内で確かめてみてください。

区分が休止されるなど、年度ごとに変わることもあります。地方公務員は自治体ごとに年齢の上限が違うので、各自治体の採用試験案内を見ておきましょう。

求人を選ぶ時に見ておきたいこと

40代の仕事探しでは、給料の額だけでなく、長く続けられるかも大事になってきます。応募の前に、次の点を見ておくと安心です。

40代で求人を見る時のチェック
  • 未経験でも応募できるか、研修があるかを確かめる
  • 社会保険に入れる働き方かを確かめる
  • 正社員か、契約社員から正社員になる流れかを確かめる
  • 体力的に続けられる仕事の内容かを確かめる
  • 通勤の時間と手段が無理のない範囲かを確かめる

体力の面で心配がある仕事は、職場見学や面接で一日の流れを聞いておくと、入ってからのずれが少なくなります。

40代の正社員と非正規の給料はどう違う?

差は年齢とともに広がる

厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、正社員は年齢とともに賃金が上がり、正社員以外は20代後半から横ばいになる傾向があります。40代は、その差を知ったうえで働き方を考えたい年代です。

『正社員と比べてどれくらい違うの?』と気になる方も多いですよね。厚生労働省の調査(2025年)の、一般労働者の月の賃金を見てみます。

年齢正社員・正職員正社員・正職員以外
35〜39歳352.6千円230.3千円
40〜44歳379.0千円230.6千円
45〜49歳395.6千円233.4千円
50〜54歳412.7千円229.7千円

これは残業代などを除いた、税金を引く前の月額です。フルタイムで働く人の値なので、短い時間で働く人はこの表とは違ってきます。

正社員以外の賃金は、年齢が上がってもほぼ同じくらいで動いています。一方で正社員は、50代後半まで少しずつ上がっていくんです。

数字をどう受け止めればいい?

この差を見て、焦る必要はありません。大事なのは、自分にとって何が一番気になるかを見極めることです。

例えば、収入を増やしたいなら正社員や時給の高い仕事を探す、時間の自由を大事にしたいなら今の働き方で備えを厚くする、という考え方ができます。どちらを選んでも、次の章の年金・保険の確認はしておきましょう。

補足

最低賃金は都道府県ごとに決まっていて、令和7年度の全国加重平均額は1,121円です。お住まいの地域の額は、厚生労働省のサイトで確かめてみてください。

年金・保険・税金で確かめたいこと

40代はここが分かれ目

40代は、年金の加入期間を積み上げられる時間がまだ十分にある年代です。今の加入状況と、払えない時の制度を知っておくだけで、老後の見通しが変わってきます。

年金や保険の話は、つい後回しにしがちですよね。でも、40代だからこそ確かめておく意味があるんです。

この記事で独自にまとめた、40代フリーターの確認表を見てみてください。

確かめること見るところ相談先
年金に入っているか厚生年金か国民年金か、未納の期間がないか年金事務所
国民年金の保険料2026年度は月17,920円日本年金機構
払えない時の制度免除・納付猶予を使えるか市区町村の窓口・年金事務所
健康保険勤め先の保険か国民健康保険か勤め先・市区町村の窓口
社会保険に入れる働き方か週20時間以上か、勤め先の規模勤め先
税金年末調整を受けているか、掛け持ちか税務署
40代フリーターが年金・健康保険・税金で確かめたいことを表にした図解

国民年金の免除と納付猶予

日本に住む20歳以上60歳未満の人は、国民年金に入ります。勤め先の厚生年金に入っていない人は、自分で保険料を納めます。

払うのが難しい時は、申請すると保険料の免除(全額・4分の3・半額・4分の1)を受けられることがあります。納付猶予の制度は20歳以上50歳未満が対象なので、40代は使える年代です。

免除や猶予を受けた期間は、10年以内なら後から納める(追納する)ことができます。『払えないから放っておく』よりも、まず申請しておく方が将来のためになるんです。

手続きの流れは、フリーターの国民年金でまとめています。

社会保険に入れる働き方か

週の所定労働時間が20時間以上で学生ではない人は、厚生年金の加入者が51人以上いる会社などで社会保険の対象になります。この会社の規模の条件は、これから段階的に小さくなっていく予定です。

賃金の条件(月8.8万円以上)も、2026年10月に撤廃される予定です。最新の内容は厚生労働省で確かめておきましょう。

厚生年金に入れると、将来の年金に上乗せがあります。シフトを少し増やすだけで条件を満たせる場合もあるので、勤め先に聞いてみてください。

健康保険の仕組みは、フリーターの健康保険と社会保険で詳しく紹介しています。

税金の確認

給与だけの人は、2026年分は年収178万円までなら所得税がかからない水準になりました(基礎控除104万円と給与所得控除74万円の合計)。ほかの控除で実際の税額は変わるので、詳しくは国税庁で確かめてください。

バイトを掛け持ちしている人は、確定申告が必要になる場合があります。2か所目の給与などの合計が20万円を超えると、申告が必要になることがあるんです。

年金と保険で今すぐ確かめること
  • ねんきん定期便や年金事務所で、未納の期間がないか確かめる
  • 今の健康保険が勤め先のものか、国民健康保険かを確かめる
  • 週の労働時間が20時間を超えているかを確かめる
  • 払えない保険料があれば、免除・納付猶予を申請する

40代フリーターによくある相談

相談の中心は「正社員になれるか」と「老後」

40代フリーターの相談では、「今から正社員を目指せるか」「正社員の経験がなくても大丈夫か」「老後の備えは足りるか」がよく見られます。よくある相談を一般化して答えます。

知恵袋などでは、40代のアルバイトの方からの相談がたくさん寄せられています。ここでは、よく見る3つの相談に答えますね。

相談1: 40代でも正社員を目指せますか?

『年齢的にもう厳しいのでは』と思う方も多いはずです。たしかに、20代向けの求人や支援と比べると、選べる求人の種類は変わってきます。

ただ、ハローワークや求人サイトには年齢を問わない求人もありますし、人手が足りない仕事では経験を問わない募集もあります。今の職場の正社員登用も含めて、いくつかの道を並べて考えてみてください。

相談2: 正社員の経験がないと難しいですか?

正社員の経験がなくても、アルバイトで続けてきた経験は伝えられます。例えば、長く同じ店で働いたことや、新人に仕事を教えたことは立派な経験です。

面接では、こんなふうに話せます。

「同じ店で8年働き、シフトの調整や新人の教育を任されていました」

書類の書き方は、フリーターの履歴書の書き方で紹介しています。

相談3: 老後の備えはどう考えればいい?

老後にいくら必要かは、住む場所や暮らし方で大きく変わります。一つの金額だけを目安にすると、かえって不安が大きくなることもあるんです。

まずは、年金の加入状況を確かめて、将来もらえる年金の見込みを知ることから始めてみてください。そのうえで、毎月の生活費と比べると、足りない分が見えてきます。

相談4: 家族がいる40代フリーターは何を見直せばいい?

家族と暮らしている方は、自分だけでなく家族の保険や暮らしも気になりますよね。まずは、家族それぞれがどの健康保険・年金に入っているかを書き出してみてください。

例えば、家族を健康保険の扶養に入れるには、年間収入が130万円未満であることなどが原則です。誰が誰の扶養に入っているかで、保険料や手続きが変わってきます。

書き出すこと確かめる先
家族それぞれの健康保険勤め先・市区町村の窓口
家族それぞれの年金の種類年金事務所
世帯の毎月の収入と支出自分で家計を書き出す
将来に向けて増やしたい収入ハローワークで仕事の相談

家計の見直しと仕事の見直しを同時に進めると、どれくらい収入を増やしたいかがはっきりします。

よくある失敗

「どうせ少ないから」と国民年金を払わずにいると、将来の年金が減るだけでなく、免除などの制度も使わないままになってしまいます。払えない時は、そのままにせず申請だけでもしておきましょう。

今月からできることリスト

1か月で全部やらなくていい

40代フリーターのこれからの備えは、一度に全部やらなくても大丈夫です。下のリストから、今週できることを1つ選んで始めてみてください。

ここまで読んで、『やることが多いな』と感じた方もいますよね。そこで、1か月で進める順番をまとめました。

時期やること
1週目ねんきん定期便や年金事務所で加入状況を確かめる
1週目今の健康保険と、週の労働時間を確かめる
2週目毎月の収入と生活費を書き出す
2週目払えない保険料があれば、免除・納付猶予を申請する
3週目ハローワークに行き、求人の探し方を相談する
3週目今の職場に正社員登用があるか聞いてみる
4週目職業訓練の講座を調べて、説明会を予約する
4週目これまでのバイト経験を書き出して、履歴書の準備をする

働き方を決める判定表

正社員を目指すか、今の働き方を続けるかで迷う方もいますよね。下の表で、自分に近い状況を探してみてください。

今の状況考えやすい方向
収入を増やしたい・安定させたい正社員の求人や正社員登用を探す
未経験の仕事に就きたい職業訓練で技能を身につけてから応募する
今の職場が合っていて長く働きたい正社員登用や社会保険の加入を相談する
時間の自由を大事にしたい今の働き方を続け、年金と保険を整える
何から始めればいいか分からないハローワークの窓口で相談する

50代以降の働き方や老後の考え方は50代フリーターの働き方と老後の備え、40代・50代からの仕事探しは中年フリーターの仕事探しでも紹介しています。

よくある質問

40代フリーターは統計上のフリーターですか?

総務省の統計ではフリーターは15〜34歳の人なので、40代は入りません。40代でアルバイトとして働く人は「非正規の職員・従業員」として数えられます。

40歳フリーターでも使える公的な支援はありますか?

ハローワークは年齢を問わず使えます。ハロートレーニング(職業訓練)やトライアル雇用、49歳まで使える地域若者サポートステーションもあります。

40代でも国民年金の納付猶予は使えますか?

納付猶予の制度は20歳以上50歳未満が対象なので、40代でも使えます。本人と配偶者の前年の所得が一定額以下であることが条件です。詳しくは日本年金機構や年金事務所で確かめてください。

フリーター40歳から正社員を目指す時、何から始めればいいですか?

まずはハローワークで相談し、今の職場に正社員登用があるかも聞いてみてください。これまでのバイト経験を書き出しておくと、書類や面接の準備が進めやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 統計上のフリーターは34歳までで、40代は非正規の職員・従業員として数えられる
  • 40代の仕事探しは、ハローワーク・求人サイト・正社員登用・職業訓練を組み合わせる
  • 正社員と正社員以外の賃金の差は、年齢が上がるほど広がる傾向がある
  • 国民年金の免除・納付猶予は40代でも使え、10年以内なら追納できる
  • 今月からできることを1つずつ進めると、これからの備えが整っていく
フリーターガイド

フリーターガイド 編集部

フリーターの意味や働き方、正社員への就職・就活の進め方、年齢や学歴ごとの動き方、年収・一人暮らし・年金や保険まで、フリーターとして働く人とこれからを考える人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次