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『このままずっとフリーターでいたら、どうなるんだろう』と、ふと考えることはありませんか。今の暮らしに困っていなくても、先のことは気になりますよね。
結論から言うと、ずっとフリーターでいる道も、正社員を目指す道も選べます。大事なのは、年齢とともに何が変わるかを知って、どちらの道でも備えておくことです。
この記事を読めば、年齢ごとに変わる点と、それぞれの道で今からできる備えが分かります。
ずっとフリーターでいると、何が変わっていく?
年齢とともに変わるのは、応募できる求人、収入の伸び方、年金の受け取り方の3つです。どれも急に変わるのではなく、少しずつ差が出てきます。
『フリーターずっと続けるのって、そんなにまずいの?』と思う方もいますよね。実は、まずいかどうかより、何がどう変わるかを知っておくことのほうが役に立つんです。
下の表は、年齢ごとに変わりやすい点を並べたものです。
| 年齢 | 応募できる求人 | 収入の伸び | 年金・制度 |
|---|---|---|---|
| 20代前半 | 新卒枠(卒業後3年以内)・未経験歓迎が多い | 正社員との差は小さめ | 20歳から国民年金に加入 |
| 20代後半 | 未経験歓迎・第二新卒歓迎が中心 | 正社員以外はほぼ横ばいに | 20代向けの就職支援を使える |
| 30代前半 | 未経験歓迎は職種が絞られてくる | 差が広がっていく | わかものハローワークはおおむね35歳未満まで |
| 35歳以降 | 経験を活かす求人が中心 | 差がさらに広がる | 統計上の「フリーター」から外れる |
| 40代以降 | 経験やスキルを見られる | 正社員は50代まで上がる | サポステは49歳まで。納付猶予は50歳未満まで |

35歳を過ぎると、統計上は「フリーター」ではなくなる
総務省の労働力調査では、フリーターは15〜34歳の人に限られています。35歳以上でアルバイトで暮らしている人は、統計上は「非正規の職員・従業員」として数えられます。
呼び方が変わるだけで、働き方が変わるわけではありません。ただ、若い人向けの支援の多くが35歳前後で対象から外れる点は、覚えておきましょう。
収入の伸び方は、統計で見るとこう違う
厚生労働省の統計では、正社員は年齢とともに給与が上がり、正社員以外はほぼ横ばいです。差は年齢が上がるほど広がります。
『今の時給でも、なんとか暮らせている』という方も多いはずです。ただ、10年後、20年後も同じ時給だと、どうなるかを一度見ておきましょう。
| 年齢 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 247.5千円 | 203.5千円 |
| 25〜29歳 | 285.0千円 | 227.9千円 |
| 30〜34歳 | 321.1千円 | 233.8千円 |
| 40〜44歳 | 379.0千円 | 230.6千円 |
| 50〜54歳 | 412.7千円 | 229.7千円 |
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の、一般労働者の月の所定内給与(残業代などを除く)です。最新の数字は厚生労働省のサイトで確かめてみてください。
収入の計算のしかたはフリーターの年収で、正社員との違いは正社員とフリーターの違いでくわしく紹介しています。
年金は「どの制度に入っているか」で変わる
国民年金だけか、厚生年金にも入っているかで、将来受け取る年金が変わります。今の自分がどちらに入っているかを確かめておきましょう。
日本に住む20歳以上60歳未満の人は、国民年金に加入します。勤め先の厚生年金に入っていないフリーターは、自分で国民年金の保険料を納めます。
令和8年度は月額17,920円です(日本年金機構)。
『厚生年金は正社員だけのもの』と思っていませんか。実は、厚生年金の被保険者が51人以上の会社などで、週20時間以上働く学生ではない人は、アルバイトでも加入の対象です。
厚生労働省のリーフレットでは、加入の対象になる会社の規模を、2027年10月から段階的に広げる予定です。賃金の要件(月額8.8万円以上)も、2026年10月に撤廃予定とされています。最新は厚生労働省で確かめてみてください。
払うのが難しい時は、免除や納付猶予を申請できます。免除や猶予の期間は、10年以内なら後から納められます。
くわしくはフリーターの国民年金で紹介しています。
ずっとフリーターを続ける場合の備え
フリーターを続ける道を選ぶなら、年齢が上がっても困らないように今から備えておくと安心です。
『正社員になる気はないけど、先のことは心配』という方もいますよね。続ける場合にやっておきたいことをチェックリストにしました。
- 週20時間以上働いて、社会保険に入れる職場を選ぶ
- 毎月決まった額を、先に貯金に回す
- 年金の未納がないかを、ねんきん定期便などで確かめる
- 同じ職場で長く働き、任される仕事を増やしていく
- 体を使う仕事なら、年齢が上がっても続けられるか考えておく
続ける時の1か月のお金を計算してみる
フリーターを続けるなら、毎月いくら残るかを一度計算しておきましょう。例えば、時給1,200円で週5日・1日8時間働く場合(例)、1か月を4週と考えると約19万円です。
ここから国民年金と国民健康保険、住民税を自分で払うと、手元に残る額は少なくなります。社会保険に入れる職場なら、保険料は給与から引かれ、会社も一部を負担します。
『貯金に回す余裕がない』と感じる方は、まず月に少額でも先に分けておく習慣から始めてみてください。
長く働くと、無期契約に変わる道もある
労働契約法では、同じ会社との有期契約が通算5年を超えると、本人が申し込めば期間の定めのない契約に変わります。
ただ、無期契約になっても、正社員になるとは限りません。給与や仕事の内容は、別に決まりがなければ有期の時と同じです。
正社員を目指す場合の備え
正社員を目指すなら、若い人向けの支援を使えるうちに動くのが進めやすい形です。年齢ごとに、使える窓口を選んでみてください。
『いつかは正社員にと思いながら、ずっと先のばしにしてきた』という方も多いはずです。今の年齢で使える窓口を表にしました。
| 今の年齢 | 使いやすい窓口 |
|---|---|
| 20代 | わかものハローワーク・20代向けの就職エージェント・求人サイト |
| 30代前半 | わかものハローワーク(おおむね35歳未満)・ハローワーク |
| 30代後半以降 | ハローワーク・職業訓練・サポステ(49歳まで) |

正社員を目指す時の進め方
年齢を問わず、進め方の基本は同じです。下の順番で進めると、バイトを続けながらでも動けます。
- これまでのバイト先と、任された役割を書き出す
- 苦手な働き方を書き出して、避けたい職種を決める
- 窓口かエージェントで相談して、応募する職種を2〜3に絞る
- 履歴書を作って応募し、面接のたびに振り返る
面接では、ずっとフリーターだった理由を聞かれることがあります。例えば、こんな言い方ができます。
「同じ店で長く働くうちに、新人の教育を任されるようになりました。もっと責任のある立場で長く働きたいと思い、正社員を目指しています」
フリーター期間の伝え方は、フリーター期間・空白期間の伝え方で紹介しています。
今のバイト先に正社員登用の制度があれば、それも道の1つです。くわしくは正社員登用制度とはで紹介しています。
20代の方は、20代に特化した就職支援も使えます。例えば、第二新卒エージェントneoは、対象を「第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター」としています。
対象かどうかは公式サイトで確かめてみてください。
PR|第二新卒エージェントneo
フリーターからの正社員就職を相談する
20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。
20代向け第二新卒エージェントneoに相談するサービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
ずっとフリーターでよくある相談
ずっとフリーターの方やこれから考える方からは、このまま続けていいのか、短い職歴ばかり増えてしまう、という相談がよく聞かれます。
学生ですが、卒業後ずっとフリーターでいるのはだめですか
アルバイトが楽しくて、卒業後もこのまま続けたいという学生の相談です。結論から言うと、だめということはありません。
ただ、新卒枠で応募できるのは卒業後3年ほどが目安です。続けると決めたら、上の時間軸の表を見て、どこで見直すかを決めておきましょう。
短い職歴ばかり増えてしまいます
アルバイトや契約社員を短い期間で変わってしまい、職歴が増えて困っているという相談です。『次こそは長く続けたい』と思いますよね。
辞めた理由を並べてみると、自分に合わない働き方が見えてきます。避けたい条件を先に決めてから、次の職場を選んでみてください。
長く働いてきた人と、最近働き始めた人の扱いは同じですか
30代でずっとフリーターとして働いてきた人と、最近アルバイトを始めた人で、見られ方は違うのかという相談です。
面接で見られるのは、何年働いたかより、そこで何を任されてきたかです。長く働いてきた方は、その中身を具体的に話せるようにしておきましょう。
30代後半まで実家暮らしでずっとフリーターです
高校を出てからずっとアルバイトで、40歳が近づいてきたという相談です。『今から何をすればいいの』と迷いますよね。
まずは年金の未納がないかと、社会保険に入れる働き方かを確かめてみてください。正社員を目指すなら、ハローワークや職業訓練で相談すると、経験を活かせる求人を一緒に探せます。
若いころからずっとフリーターで、老後の年金が気になります
10代からアルバイトを続けてきて、50代になり年金がどうなるか気になるという相談です。『ちゃんと払ってきたけど、足りるのかな』と不安になりますよね。
国民年金は60歳になるまで加入します。受け取れる額の見込みは、ねんきん定期便や年金事務所で確かめられます。
まだ働けるうちは、社会保険に入れる職場を選ぶと、厚生年金の分が上乗せされます。気になる方は、年金事務所で一度相談してみてください。
よくある質問
ずっとフリーターでいると、年金はどうなりますか?
勤め先の厚生年金に入っていなければ、国民年金だけになります。アルバイトでも、条件を満たせば厚生年金に入れるので、今の職場の条件を確かめてみてください。
フリーターをずっと続けても、生活していけますか?
続けている人もいます。ただ、正社員以外の給与は年齢が上がってもほぼ横ばいなので、社会保険に入れる職場を選ぶことと、貯金の習慣をつけておくことが大事です。
ずっとフリーターだった人も、正社員になれますか?
なれます。年齢が上がるほど経験を見られるようになるので、アルバイトで任された役割を話せるようにしておくと、応募しやすくなります。
ずっとフリーターでも、一人暮らしはできますか?
している人もいます。部屋を借りる時の審査や、年金・保険を自分で払う分も考えて、毎月いくら残るかを先に計算しておくと安心です。
何歳までフリーターと呼ばれますか?
総務省の労働力調査では、フリーターは15〜34歳の人に限られます。35歳以上は統計上「非正規の職員・従業員」として数えられます。
まとめ
- 年齢とともに、応募できる求人・収入の伸び・年金の受け取り方が少しずつ変わる
- 正社員以外の給与は、20代後半からほぼ横ばいになりやすい
- アルバイトでも、条件を満たせば厚生年金に入れる
- 続けるなら、社会保険・貯金・長く働ける職場の3つを備える
- 正社員を目指すなら、若い人向けの支援を使えるうちに動く
まずは、時間軸の表で今の自分の年齢の行を見てみてください。30代からのことは30代フリーターのこれからで、フリーターの基本はフリーターとはでまとめています。




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