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フリーターから正社員になるには|進め方と準備

フリーターから正社員になるための進め方と準備を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。

『そろそろ正社員になりたいけど、何から始めたらいいのか分からない』と、求人アプリを開いては閉じている方も多いはずです。

結論から言うと、フリーターから正社員を目指す時は、いきなり応募するより先に「年齢・職歴・希望の仕事」の3つで自分に合う進め方を選ぶと、ぐっと動きやすくなります。

この記事を読めば、自分に合う探し方と、応募から内定までにやることが分かります。

目次

フリーターから正社員になれる?先に知っておきたいこと

先に結論

フリーターから正社員になる人はたくさんいます。年齢によって選べる求人は変わっていくので、早めに動き出すほど選択肢を広く取れます。

『アルバイトしかしたことがないし、正社員なんて無理かも』と思ってしまいますよね。でも、未経験OKの正社員求人や、フリーター歓迎と書かれた求人は珍しくありません。

まず知っておきたいのは、正社員とそれ以外では、年齢を重ねた時の賃金の伸び方が違うことです。厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」で、フルタイムで働く人の月の賃金(所定内給与)を比べてみます。

年齢正社員・正職員正社員・正職員以外
20〜24歳247.5千円203.5千円
25〜29歳285.0千円227.9千円
30〜34歳321.1千円233.8千円
35〜39歳352.6千円230.3千円

正社員は年齢とともに上がり、それ以外は20代後半からほぼ横ばいです。正社員を目指すかどうかを考える時の材料の1つにしてみてください。

年齢で変わるのは「選べる求人」

20代のうちは、経験よりも人柄や意欲を見る「ポテンシャル採用」の求人が多めです。30代になると、これまでの経験を聞かれる場面が増えていきます。

だからこそ、年齢に合わせて探し方を変えるのがコツなんです。フリーターという言葉の意味や統計上の定義は、フリーターとはで紹介しています。

正社員になると働き方はどう変わる?

『正社員になったら、自由がなくなるのかな』と心配な方もいますよね。変わるところと、気をつけたいところを先に見ておきましょう。

正社員になって変わりやすいこと
  • 期間の定めのない雇用で、長く働く前提になる
  • 年齢や経験に合わせて賃金が上がっていきやすい
  • 勤め先の健康保険と厚生年金に入る
慣れるまで気をつけたいこと
  • シフトを自分で決めにくくなることがある
  • 任される仕事の範囲と責任が広がる
  • 異動や転勤がある会社もある

どちらが良い悪いではなく、自分が大事にしたいことと照らし合わせてみてください。正社員とフリーターの違いは正社員とフリーターの違いで詳しく比べています。

補足

卒業後3年以内の人は、新卒採用の枠に応募できる会社もあります。厚生労働省の指針で、会社は卒業後少なくとも3年間は新卒枠に応募できるようにするべきとされているためです(全企業が受け付けるとは限りません)。

年齢・職歴・希望の仕事で選ぶ進め方の判定表

3つの質問に答えると、合う進め方が見えてくる

「何歳か」「正社員の経験があるか」「やりたい仕事が決まっているか」の3つで、向いている探し方はかなり変わります。

正社員を目指す方法は、求人サイト、ハローワーク、就職エージェント、いまのバイト先の正社員登用などいくつもあります。『どれが自分に合うの?』と迷った時は、下の判定表を使ってみてください。

年齢職歴希望の仕事合いやすい進め方
10代〜20代前半正社員経験なし決まっていないわかものハローワーク、20代向けの就職エージェントで相談しながら探す
10代〜20代前半正社員経験なし決まっている求人サイトで探し、応募書類はハローワークで見てもらう
20代後半正社員経験あり前と同じ分野求人サイトや転職サイトで経験を生かせる求人に応募する
20代後半正社員経験なし決まっていない就職エージェントで未経験OKの求人を紹介してもらう
どの年齢でもいまのバイト先で長く働いている同じ職場で働きたい正社員登用の制度があるか確かめる
30代以上正社員経験なし手に職をつけたい職業訓練(ハロートレーニング)やハローワークの相談を使う
年齢・職歴・希望の仕事の3つで正社員への進め方を選ぶ判定表の図解

判定表の使い方

表はあくまで目安です。2つの行に当てはまるなら、両方を組み合わせても大丈夫ですよ。

例えば、22歳で正社員経験がなく、やりたい仕事もまだ決まっていない人なら、わかものハローワークで相談しつつ、就職エージェントでも求人を紹介してもらう、という進め方ができます。

判定表を見る前に書き出しておくこと
  • いまの年齢と、卒業した年を書き出す
  • これまでの仕事(アルバイト・正社員)を全部書き出す
  • 興味のある仕事を3つまで挙げる
  • 働きたい地域と、通える時間を決める
  • いつまでに就職したいかを決める

状況ごとの進め方の例

判定表だけだとイメージしにくい方のために、よくある状況ごとの進め方を挙げておきますね。

高卒で3年アルバイトを続けた21歳の場合。 正社員経験がなくても、20代前半は未経験OKの求人が見つかりやすい時期です。わかものハローワークで相談しながら、アルバイトで続けてきた接客や作業の経験を生かせる仕事を探してみてください。

新卒で入った会社を短い期間で辞め、いまはアルバイトの24歳の場合。 第二新卒として応募できる求人もあります。辞めた理由は、前向きな言葉で短く説明できるように準備しておきましょう。

同じ店で長くアルバイトをしている28歳の場合。 まずはいまの職場に正社員登用の制度があるか、店長や人事に聞いてみる価値があります。制度がなければ、店で任されてきた仕事を書き出して、同じ業界の正社員求人に応募する方法もあります。

30代で、これから手に職をつけたい場合。 ハロートレーニング(公的職業訓練)は、受講料が原則無料で、テキスト代は自己負担です(厚生労働省)。訓練を受けてから応募する道も考えてみてください。

4つの探し方の違いと向いている人

探し方ごとに得意なことが違う

求人サイトは自分のペースで、ハローワークは地元の求人と相談、就職エージェントは紹介と面接対策、正社員登用は慣れた職場で働ける点が強みです。

『結局、どの方法が一番いいの?』と思いますよね。実は、正解は人によって違います。それぞれの特徴を表で比べてみましょう。

探し方得意なこと気をつけたいこと
求人サイトたくさんの求人を条件で絞り込んで見比べられる書類や面接の準備は自分で進める
ハローワーク地元の会社の求人、窓口での相談、応募書類の相談ができる窓口の開いている時間に行く必要がある
就職エージェント担当者が求人を紹介し、書類の添削や面接対策もしてくれる紹介される求人はそのサービスが扱うものに限られる
正社員登用いまのバイト先で、仕事に慣れたまま正社員を目指せる制度の有無や条件は会社ごとに違う

ハローワークとわかものハローワーク

ハローワークでは、職業相談から応募の紹介まで無料で受けられます。正社員を目指すおおむね35歳未満の人は、わかものハローワークやわかもの支援コーナーで、担当者制の相談や面接対策も受けられます(厚生労働省)。

使い方の流れはフリーターのハローワークの使い方で、相談から応募まで順番に紹介しています。

正社員登用を目指す

パートタイム・有期雇用労働法では、会社は短時間・有期雇用で働く人が正社員になれるよう、募集内容を知らせる、転換の試験を設けるなどの措置を取ることになっています。正社員登用制度は、その1つの形です。

ただ、登用の条件や実績は会社ごとに違います。詳しくは正社員登用制度とはで、上司への聞き方と合わせて紹介しています。

試しに働いてから決める方法も

いきなり正社員になるのが不安な人には、紹介予定派遣やトライアル雇用という方法もあります。どちらも、働いてみてから直接雇用に進むかを決める仕組みです。

方法どんな仕組み期間の決まり
紹介予定派遣派遣先に直接雇われることを予定して派遣で働く同じ人について6か月を超えて行えない
トライアル雇用ハローワーク等の紹介で試しに雇われ、常用雇用を目指す原則3か月

トライアル雇用は、離職期間が1年を超えている人などが対象です。対象の細かい条件は、厚生労働省やハローワークで確かめてみてください。

応募から内定までの流れ

流れを知っておくと、1つずつ落ち着いて進められる

正社員の就職は、自己分析から入社まで6つの段階で進みます。いまどこにいるかが分かると、次にやることが見えてきます。

『応募したあと何が起きるのか分からなくて不安』という声もよく聞きます。全体の流れを先に見ておきましょう。

フリーターから正社員になるまでの流れ
  1. これまでの仕事を書き出して、できることと興味のある仕事を整理する
  2. 判定表をもとに、使う探し方を1つか2つ決める
  3. 履歴書(必要なら職務経歴書)を作る
  4. 求人を選んで応募する(同時に数社に応募してよい)
  5. 書類選考と面接を受ける
  6. 内定が出たら、労働条件通知書で条件を確かめて入社日を決める
フリーターから正社員になるまでの応募から内定までの流れの図解

履歴書でつまずきやすいところ

フリーターの履歴書で迷いやすいのは、職歴欄と空白期間です。アルバイトの経験も、職歴欄に「アルバイトとして勤務」と書いて大丈夫です。

例えば、こんなふうに書けます。

「株式会社○○ ○○店 アルバイトとして勤務(接客、レジ、新人スタッフの教育を担当)」

仕事の中身まで書くと、どんなことができる人かが伝わりやすくなります。

面接の前に履歴書と質問メモを確かめている手元

面接でよく聞かれること

面接では「なぜ正社員になりたいのか」「なぜこの仕事を選んだのか」をよく聞かれます。ここで大事なのは、アルバイトの経験と応募する仕事をつなげて話すことなんです。

例えば、こんな答え方があります。

「飲食店のアルバイトで、新人の方に仕事を教える役を任されていました。人に教えることにやりがいを感じたので、長く働ける環境で責任のある仕事をしたいと考えました」

答え方の練習はフリーターの面接でよく聞かれる質問と答え方で、質問ごとに紹介しています。

内定が出たら確かめること

内定の連絡が来るとほっとして、条件をよく見ないまま返事をしてしまうこともありますよね。返事をする前に、次の点を書面で確かめておきましょう。

内定の返事をする前に確かめること
  • 雇用形態が正社員(期間の定めなし)になっているか
  • 試用期間の長さと、その間の給与や条件
  • 勤務時間、休日、残業の扱い
  • 勤務地と、転勤があるかどうか
  • いまのアルバイトを辞める日と入社日が重ならないか

アルバイト先には、辞める日が決まったら早めに伝えておくと、引き継ぎもスムーズです。

よくある失敗

1社ずつ結果を待ってから次に応募すると、時間ばかりかかってしまいます。気になる求人には数社まとめて応募し、並行して進めるのがおすすめです。

一人で進めるか、相談しながら進めるか

迷っている時間が長いなら、誰かに相談するのも一つの方法

自分で求人を探す方法も、ハローワークや就職エージェントに相談する方法も、どちらも正しい選び方です。自分の状況に合わせて使い分けましょう。

自分で探すか、ハローワークや就職エージェントを使うか

求人サイトで自分で探す方法は、好きな時間に進められるのが良いところです。一方で、求人選び・書類・面接の準備をすべて自分で進める必要があります。

『一人だと、どの求人を選べばいいか決められない』という方もいますよね。そんな時に役立つのが、ハローワークや就職エージェントです。

こんな時は合いやすい相談先
地元の会社で探したい、窓口で直接話したいハローワーク、わかものハローワーク
未経験OKの正社員求人を紹介してほしい就職エージェント
履歴書や面接の練習を手伝ってほしいわかものハローワーク、就職エージェント
面接の日程調整や企業とのやりとりを任せたい就職エージェント
自分のペースでたくさんの求人を見たい求人サイト

就職エージェントでは、担当者が希望を聞いたうえで求人を紹介し、書類の添削や面接対策、企業との日程調整などを手伝ってくれます。ハローワークや求人サイトと組み合わせて使ってもかまいません。

例えば、第二新卒エージェントneoは、20代に特化した就職・転職のサポートです。対象は第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターで、個別の就職相談や履歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介を受けられます。

対象かどうかや利用の流れは、第二新卒エージェントneoの公式サイトで確かめてみてください。紹介された求人が合わないと思ったら、断っても大丈夫です。

PR|第二新卒エージェントneo

フリーターからの正社員就職を相談する

20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。

20代向け第二新卒エージェントneoに相談する

サービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

就職エージェントの仕組みや使う時の流れは、就職エージェントとはでも紹介しています。

フリーターから正社員でよくある相談

「なれる気がしない」「面接が不安」の相談が多い

フリーターから正社員を目指す人からは、気持ちの面の不安と、面接や志望理由の作り方についての相談がよく寄せられます。

正社員になれる気がしません。みんな転職サイトを使っているの?

正社員になれる気がしないうえに、何を使って探せばいいのかも分からない、という相談です。そう感じるのは自然なことです。

求人サイトや転職サイトを使う人もいれば、ハローワークや就職エージェントを使う人もいます。どれか1つに決めず、判定表で合いそうな方法を1つ選んで、まずは1社応募してみてください。

正社員の経験がなく、面接が不安です

数日後に面接があるけれど、正社員の経験がなくて不安という相談です。『何を聞かれるか分からない』ことが、不安の一番の正体だったりしますよね。

面接でよく聞かれるのは、志望理由、これまでのアルバイトの経験、正社員になりたい理由の3つです。この3つを声に出して練習しておくだけでも、当日の落ち着きがかなり違ってきます。

志望理由に「正社員になりたい理由」を入れたほうがいい?

結論から言うと、入れてかまいません。ただ、「安定したいから」だけで終わると、どの会社でも言える話になってしまいます。

「長く働いて、仕事の責任を任されるようになりたい」のように、その会社で何をしたいかまでつなげて話すと伝わりやすいです。書き方はフリーターの志望動機の書き方を参考にしてみてください。

正社員になるのは何月ごろがいいですか?

就職のタイミングを気にする方も多いです。中途採用の求人は1年を通して出ているので、「この月でないとだめ」ということはありません。

それよりも、思い立った今のうちに準備を始めるほうが大事です。年齢によって選べる求人が変わっていくので、迷っているなら書き出しの1歩目から始めてみましょう。

正社員を辞めてから空白があるけれど大丈夫?

以前は正社員として働いていて、辞めてからしばらくアルバイトをしている、という相談です。『空白をどう説明しよう』と悩みますよね。

正社員の経験があることは、応募する時の強みになります。辞めた理由は短く伝え、その後のアルバイトで続けてきたことと、これからどう働きたいかを中心に話すと伝わりやすいです。伝え方はフリーター期間・空白期間の伝え方でも紹介しています。

よくある質問

フリーターから正社員になるには何から始めればいいですか?

まずはこれまでの仕事を書き出し、年齢・職歴・希望の仕事の3つで進め方を選ぶところから始めましょう。探し方が決まると、次にやることがはっきりします。

フリーターの正社員就職は何歳までできますか?

年齢の上限が決まっているわけではありません。ただ、年齢が上がると経験を聞かれる場面が増えるので、20代のうちに動くほど選べる求人は広がりやすいです。

アルバイトの経験は履歴書に書いていいですか?

書いて大丈夫です。職歴欄に「アルバイトとして勤務」と書き、担当した仕事の中身も添えると伝わりやすくなります。

ハローワークと就職エージェントは両方使ってもいいですか?

両方使ってかまいません。ハローワークは地元の求人と窓口相談、就職エージェントは求人の紹介と面接対策というように、得意なことが違います。

無期転換になれば正社員になれますか?

同じ会社で有期契約が通算5年を超えると、申し込めば無期契約に変わります(労働契約法第18条)。ただ、労働条件は別の定めがなければ元のままなので、正社員になるとは限りません。

まとめ

この記事の要点
  • フリーターから正社員になる人は多く、早めに動くほど選べる求人が広い
  • 年齢・職歴・希望の仕事の3つで、合う進め方を選ぶ
  • 探し方は求人サイト・ハローワーク・就職エージェント・正社員登用の4つが中心
  • 紹介予定派遣やトライアル雇用で、試しに働いてから決める方法もある
  • 応募は数社まとめて並行して進める
  • 一人で迷う時は、ハローワークや就職エージェントに相談する

まずは判定表で自分に合う行を1つ選び、これまでの仕事を紙に書き出してみてください。就職先の選び方はフリーターの就職でさらに詳しく紹介しています。

フリーターガイド

フリーターガイド 編集部

フリーターの意味や働き方、正社員への就職・就活の進め方、年齢や学歴ごとの動き方、年収・一人暮らし・年金や保険まで、フリーターとして働く人とこれからを考える人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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