当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。
正社員を目指して求人を見ていると、「フリーター歓迎」「未経験OK」の文字がたくさん出てきますよね。でも、どれに応募していいのか、見分けるのは意外と難しいものです。
結論から言うと、フリーター求人は「歓迎」の言葉より、求人票の7つの項目で選ぶと失敗しにくくなります。
この記事を読めば、正社員求人の見分け方と、自分に合う探し方が分かります。
「フリーター歓迎」の正社員求人とは?
「フリーター歓迎」は、正社員の経験がない人の応募も受け付けている、という意味で使われることが多い言葉です。ただ、雇用形態が正社員かどうかは、求人票の「雇用形態」の欄で確かめる必要があります。
『フリーター歓迎って、結局バイトとして雇うってこと?』と疑問に思う方もいますよね。実は、正社員の求人にも、アルバイトの求人にも、この言葉は使われているんです。
だから、言葉だけを見て応募すると、思っていた働き方と違うこともあります。まずは求人によく出てくる言葉の意味を知っておきましょう。
| 求人の言葉 | よく使われる意味 | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| フリーター歓迎 | 正社員の経験がない人も応募できる | 雇用形態が正社員か、契約社員か、アルバイトか |
| 未経験歓迎 | その仕事をしたことがなくても応募できる | 研修や、仕事を教えてもらえる期間があるか |
| 学歴不問 | 学歴で応募を制限していない | 資格や免許の条件がほかにないか |
| 既卒可 | 卒業した後の人も応募できる | 新卒枠か中途枠か |
| 正社員登用あり | 入ってから正社員になる道がある | 最初の雇用形態と、登用の条件 |
「フリーター歓迎」は中卒でも応募できる?
フリーター歓迎と書いてあれば、中卒でも応募していいのか、という疑問もよく聞きます。答えは、求人票の「応募資格」の欄しだいです。
フリーター歓迎と書いてあっても、「高卒以上」のように学歴の条件が別にある求人もあります。反対に、「学歴不問」と書いてあれば、学歴で応募を断られることはありません。
- 学歴の条件(学歴不問、高卒以上など)を確かめる
- 職種ごとに応募資格が分かれていないかを確かめる
- 必要な資格や免許があるかを確かめる
正社員の求人と、正社員登用ありの求人は別もの
「正社員登用あり」は、最初はアルバイトや契約社員で入って、後から正社員を目指す形です。最初から正社員として雇われる求人とは違います。
どちらがいいかは、人によって変わります。職場を知ってから正社員になりたい人には、登用ありの求人も選択肢になります。
パートタイム・有期雇用労働法の第13条では、会社は短時間や有期で働く人が正社員になれるよう、何らかの措置をとることになっています。登用の実績や条件は会社ごとに違うので、応募の前に聞いておくと安心です。
求人票で確かめる7つの項目
正社員の求人票では、雇用形態、試用期間、研修、固定残業代、休日、勤務地、社会保険の7つを確かめます。書いていない項目は、応募の前か面接で聞いておきましょう。
求人票って、どこから読めばいいか迷いますよね。下のチェックリストを手元に置いて、1件ずつ照らし合わせてみてください。
- 雇用形態が「正社員」と書いてあるかを確かめる
- 試用期間の長さと、その間の条件を確かめる
- 研修の中身と、仕事を教えてもらえる期間を確かめる
- 固定残業代が含まれているか、その時間を確かめる
- 年間の休日と、休みの取り方(土日か、シフトか)を確かめる
- 勤務地と、転勤があるかを確かめる
- 社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険)に入れるかを確かめる

1. 雇用形態
いちばん最初に見たいのが雇用形態です。「正社員」「契約社員」「アルバイト」のどれで雇われるかで、働き方も収入の安定も変わってきます。
「正社員(試用期間あり)」と書かれている場合は、試用期間が終わった後に正社員として働く形です。「契約社員(正社員登用あり)」とは意味が違うので、読み分けておきましょう。
2. 試用期間
正社員の求人でも、最初の数か月を試用期間にしている会社は多いです。試用期間の長さと、その間の給与や雇用形態が同じかどうかを確かめておきましょう。
『試用期間の間だけ契約社員になる』という形の会社もあります。気になる時は、面接で「試用期間中の条件は本採用の後と同じですか?」と聞いてみてください。
3. 研修
未経験から入る場合、研修の中身は特に大事です。入社してすぐ現場に出るのか、しばらく先輩について仕事を覚えるのかで、慣れるまでの大変さが違います。
求人票に「研修あり」とだけ書いてある時は、どのくらいの期間、どんな形で教えてもらえるのかを聞いておくと安心です。
4. 固定残業代
給与の欄に「固定残業代を含む」と書かれている求人があります。これは、決まった時間分の残業代が、あらかじめ月給に含まれている形です。
確かめたいのは、何時間分が含まれているかと、その時間を超えた分が別に払われるかです。月給の額だけで比べると、ほかの求人と差が分かりにくくなるので気をつけましょう。
| 給与の書き方の例 | 読み取れること | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 月給○円(固定残業代○時間分を含む) | 決まった時間の残業代が月給に入っている | 超えた分が別に払われるか |
| 月給○円(残業代は別途支給) | 残業した分はその都度払われる | 月の残業時間の目安 |
| 月給○円(試用期間中は○円) | 試用期間の間は条件が違う | 試用期間の長さ |
5. 休日
休日の欄では、年間の休日の数と、休みの取り方を見ます。土日休みの会社もあれば、シフトで平日に休む会社もあります。
バイトでシフト制に慣れている人なら、平日休みも苦にならないかもしれません。自分の暮らしに合う休み方かどうかで判断してみてください。
6. 勤務地
勤務地の欄では、どこで働くかに加えて、転勤があるかどうかを見ます。「勤務地限定」と書かれた求人なら、転勤のない働き方ができます。
7. 社会保険
正社員の求人なら、ふつうは健康保険・厚生年金・雇用保険に入れます。求人票の「加入保険」の欄で確かめておきましょう。
アルバイトの場合も、厚生年金の被保険者が51人以上の会社などで、週20時間以上働く学生ではない人は加入の対象になります(日本年金機構)。正社員登用ありの求人に入る時は、最初の雇用形態での加入条件も見ておくと安心です。
書いていない項目は、どう聞けばいい?
7項目のうち、求人票に書いていないものもありますよね。『こんなことを聞いたら印象が悪くなるかも』と心配する方もいますが、条件の確認はふつうのことなんです。
聞き方を少し工夫すると、角が立ちにくくなります。例えば、こんな聞き方です。
「入社してから、仕事に慣れるまではどのように教えていただけますか?」
「試用期間中の給与や働き方は、本採用の後と同じでしょうか?」
お金や休みのことは、面接の最後に「最後に確認させてください」と前置きして聞くと自然です。ハローワークや就職エージェント経由の求人なら、担当者に代わりに聞いてもらう方法もあります。
月給の高さだけを見て応募し、固定残業代が多く含まれていたと後で気づくことがあります。月給を見る前に、雇用形態と固定残業代の欄を先に読んでおきましょう。
フリーターの正社員求人はどこで探す?
フリーターから正社員の求人は、ハローワーク、求人サイト、就職エージェント、今のバイト先の4つで探せます。どれか1つに決めず、組み合わせて使う人も多いです。
『どこで探すのが正解なんだろう』と悩みますよね。実は、決まった正解はありません。
それぞれ得意なことが違うので、自分が何を優先したいかで選ぶのがおすすめです。
| 探す場所 | 得意なこと | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| ハローワーク | 地元の会社の求人が多い。窓口で相談でき、利用は無料 | 求人票だけでは職場の雰囲気が分かりにくい |
| わかものハローワーク | 正社員を目指すおおむね35歳未満の若者が対象。担当者制で相談できる | 近くにあるかは厚生労働省のページで確かめる |
| 求人サイト | 条件で絞り込んで、たくさん見比べられる | 応募や問い合わせはすべて自分でする |
| 就職エージェント | 希望に合う求人の紹介、書類の添削、面接対策をしてもらえる | 対象の年齢や条件があるので確かめる |
| 今のバイト先 | 職場を知った上で正社員を目指せる | 登用の仕組みがあるかは会社しだい |

ハローワークで探す
ハローワークでは、地元の中小企業の求人に出会いやすいです。窓口で、求人票に書いていないことを会社に問い合わせてもらえるのも助かるところです。
厚生労働省のページでは、わかものハローワークは全国21か所、わかもの支援コーナー・わかもの支援窓口は199か所とされています。使い方はフリーターのハローワークの使い方で紹介しています。
求人サイトで探す
求人サイトでは、「未経験歓迎」「フリーター歓迎」「学歴不問」などの条件で絞り込んでみてください。同じ仕事でも書き方が違うので、言葉を変えて何回か探すと見つかる求人が変わります。
| 探したい求人 | 検索に使える言葉の例 |
|---|---|
| 経験がなくても応募できる | 未経験歓迎、フリーター歓迎、学歴不問 |
| 入ってから教えてもらえる | 研修あり、OJTあり |
| 転勤のない働き方 | 勤務地限定、転勤なし |
| 卒業後まもない人向け | 既卒可、第二新卒歓迎 |
求人サイトの選び方は、フリーター向け就職サイトの選び方とフリーターでも使える転職サイトの使い方でくわしく紹介しています。
応募する求人の決め方
求人票を見比べても決めきれない時は、7項目の結果で3つに分けると判断しやすくなります。あいまいな点が残る求人も、すぐに外す必要はありません。
『どれも良さそうに見えて、結局決められない』ということもありますよね。下の判定表を目安にしてみてください。
| 求人票を見た結果 | 判断の目安 |
|---|---|
| 7項目がはっきり書いてあり、条件も合う | 応募する |
| 研修や試用期間の書き方があいまい | 応募の前に問い合わせるか、面接で聞く |
| 固定残業代の時間が書いていない | 問い合わせてから応募を決める |
| 雇用形態が正社員ではなかった | 登用の条件を聞いて、納得できれば応募する |
| 勤務地や休日が暮らしに合わない | 別の求人を探す |
応募の数は少なすぎないように
1件ずつじっくり選ぶのは大事です。ただ、1件の結果を待ってから次を探すと、時間がかかりすぎることもあります。
最初は、条件に合う求人をいくつか並べて同じ時期に応募するのが進めやすいです。応募した求人は、ノートや表にまとめて管理しておきましょう。
- 会社名と応募した日を書く
- 雇用形態と、気になった7項目のメモを書く
- 書類選考や面接の日程を書く
- 結果と、次に見直すことを書く
内定が出たら、労働条件通知書で確かめる
内定が出たら、働く条件が書かれた書面を受け取ります。求人票と同じ内容になっているか、7項目をもう一度照らし合わせてみてください。
もし求人票と違う点があれば、入社を決める前に会社に確かめましょう。働き始めてから困った時は、労働基準監督署の総合労働相談コーナーに相談することもできます。
自分で探すか、就職エージェントに相談するか
求人票だけでは、職場の様子や研修の中身まで分かりにくいものです。聞きたいことが多い時は、ハローワークの窓口や就職エージェントを使うのも一つの方法です。
自分で求人サイトを見て応募するのは、気軽で早いのが良いところです。一方で、試用期間や固定残業代のことは、自分で問い合わせる必要があります。
『いちいち会社に聞くのは気が引ける』という方もいますよね。そんな時は、担当者に希望を伝えて、求人の中身を聞いてから選ぶ方法もあります。
就職エージェントが役立つ場面
就職エージェントは、担当のアドバイザーが希望を聞いて求人を紹介してくれるサービスです。次のような場面で特に助けになります。
- 未経験から応募できる正社員の求人だけを紹介してほしい
- 求人票に書いていない職場の様子や研修の中身を知りたい
- 履歴書の書き方や面接の受け答えを見てほしい
- バイトをしながらで、面接の日程の調整が大変
例えば、第二新卒エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが運営する20代に特化した就職・転職のサポートです。公式サイトでは、対象として第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターが挙げられています。
個別の就職相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介をしてもらえます。求職者は無料で使えるとされていますが、対象かどうかや料金は第二新卒エージェントneoの公式サイトで確かめてみてください。
もちろん、ハローワークや求人サイトと並行して使っても大丈夫です。紹介された求人が合わないと思ったら、断っても問題ありません。
PR|第二新卒エージェントneo
フリーターからの正社員就職を相談する
20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。
20代向け第二新卒エージェントneoに相談するサービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
エージェントの仕組みは、就職エージェントとは?で流れと一緒に紹介しています。
フリーターの求人探しでよくある相談
正社員の求人を探しているフリーターからは、年齢が上がっても求人はあるか、書類選考が通らない、どのサイトで探すか、職場見学の服装、という相談がよく寄せられます。
20代後半だと、正社員の求人はもう無理ですか?
20代後半でフリーターをしていて、正社員の求人を探しているけれど無理なのか、という相談です。『年齢を考えると焦ってしまう』という気持ち、よく分かります。
結論から言うと、未経験から応募できる正社員の求人は20代後半でもあります。わかものハローワークも、正社員を目指すおおむね35歳未満の若者が対象です。
ただ、年齢が上がるほど、選べる求人の中身は少しずつ変わります。今のうちに、続けやすい業種と職種をしぼっておくと進めやすくなります。
書類選考すら通らないのは、なぜですか?
フリーター歴が長いと書類選考が通らない、という話を見て不安になったという相談です。書類で止まる時は、応募先の選び方と書類の書き方の両方を見直してみてください。
事務職のように応募が集まりやすい仕事は、書類の段階で絞られることもあります。応募先の幅を少し広げたり、アルバイトで任された仕事を具体的に書いたりすると変わることがあります。
求人サイトだけで就職するのは難しい?
求人サイトで探して就職するのは難しいのか、ハローワークに行くべきか、という相談です。どちらかが正解というより、組み合わせて使う人が多いです。
求人サイトでたくさん見比べて、気になった求人のことはハローワークや就職エージェントで相談する、という使い方もあります。
職場見学にスーツで行くべき?
ハローワークで見つけた求人の職場見学に行くことになり、スーツでなくていいと言われたけれど迷う、という相談です。面接ではない見学なら、清潔感のある服装で十分なことが多いです。
迷う時は、会社か紹介してくれた窓口に聞いてみてください。例えば、こんなふうに聞くと答えてもらいやすいです。
「当日はどのような服装で伺えばよいでしょうか?」
「見学の時に、履歴書を持っていったほうがいいですか?」

よくある質問
フリーター歓迎の求人は、正社員の求人ですか?
正社員の求人にも、アルバイトの求人にも使われる言葉です。雇用形態の欄で、正社員と書いてあるかを確かめてみてください。
フリーターから正社員の求人は、どこで探せばいいですか?
ハローワーク、わかものハローワーク、求人サイト、就職エージェント、今のバイト先などで探せます。得意なことが違うので、組み合わせて使う人が多いです。
求人票で特に見ておきたいのはどこですか?
雇用形態、試用期間、研修、固定残業代、休日、勤務地、社会保険の7つです。書いていない項目は、応募の前か面接で聞いておきましょう。
正社員登用ありの求人はどう考えればいいですか?
最初はアルバイトや契約社員で入り、後から正社員を目指す形です。登用の条件や時期は会社ごとに違うので、応募の前に聞いておくと安心です。
まとめ
- 「フリーター歓迎」は正社員の経験がない人も応募できる意味で使われることが多い
- 雇用形態が正社員かどうかは、求人票の欄で確かめる
- 求人票では雇用形態・試用期間・研修・固定残業代・休日・勤務地・社会保険の7つを見る
- 探す場所はハローワーク、求人サイト、就職エージェント、今のバイト先を組み合わせてよい
- 決めきれない時は、判定表で「応募する・聞いてから・外す」に分ける
まずは、気になる正社員の求人を1件開いて、7つの項目を順番に確かめてみてください。フリーターの基本はフリーターとはにまとめています。




コメント