MENU

フリーターの自己PRの作り方|バイト経験の伝え方

フリーターがバイト経験から自己PRを作る方法を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。

履歴書の自己PR欄を前にして、『バイトしかしてないし、誇れることなんてない』と手が止まってしまう方は多いですよね。書けないまま、応募そのものを先送りにしている方もいるかもしれません。

結論から言うと、フリーターの自己PRは、毎日のバイトの中から「工夫したこと・数字・周りの反応」を拾い出せば、ちゃんと作れます。

この記事を読めば、自己PRの材料の見つけ方と、職種ごとの伝え方が分かります。

目次

フリーターの自己PRで見られていること

先に結論

自己PRで見られているのは、すごい実績よりも「この人は入社後どう働きそうか」です。バイトでのふだんの働き方が、そのまま判断の材料になります。

『正社員の経験がないと、自己PRにならないのでは』と思う方もいるはずです。実は、未経験の人を採用する会社は、職歴の長さより働き方の中身を見ていることが多いんです。

例えば、同じコンビニのバイトでも、こんな違いがあります。

書き方読む人が受け取ること
「コンビニで3年働きました」続けたことは分かるが、どう働いたかは分からない
「コンビニで3年働き、新人に仕事を教える役も任されました」周りから信頼されていたことが分かる
「新人がつまずきやすい作業を紙にまとめ、覚える時間を短くしました」自分で考えて工夫できる人だと分かる

3つ目まで書けると、読む人は入社後の働き方を想像しやすくなります。この「工夫」を見つけるのが、自己PR作りの中心です。

長く働いてきた人ほど材料は多い

『フリーター期間が長いのは、自己PRでは不利なのでは』と心配する方もいますよね。実は、長く働いてきたぶん、書ける場面はむしろ多いんです。

同じ職場で長く続けたなら継続力、いくつかの職場を経験したなら新しい環境に慣れる力、というように、経歴の形そのものから強みを見つけることもできます。

自己PRと志望動機の違い

自己PRは「私にはこういう強みがあります」という話です。志望動機は「だからこの会社で働きたい」という話なので、2つは別のものとして準備します。

ただ、強みと応募先の仕事がつながっていると、両方の説得力が上がります。志望動機の作り方はフリーターの志望動機の書き方で紹介しています。

バイト経験を言葉にする「書き出しシート」

3つの質問に答えるだけで材料がそろう

自己PRの材料は「工夫したこと」「数字で言えること」「周りの反応」の3つの質問で集めます。最初は文章にせず、箇条書きでどんどん書き出すのがコツです。

ここが大事なところです。いきなり文章にしようとすると、手が止まりますよね。まずは、下のシートの質問に答えて、メモを作ってみてください。

質問書き出す内容書き出しの例
工夫したことは?自分で考えて変えたこと、気をつけていたこと混む時間の前に補充を済ませるようにした
数字で言えることは?期間、回数、人数、担当した範囲3年続けた、新人5人に教えた、週5日入っていた
周りの反応は?店長やお客さん、同僚から言われたこと「あなたがいると助かる」と言われた
任されたことは?人より多く任された仕事鍵の管理、発注、シフトの調整
大変だった場面は?困った時にどう動いたか急な欠員の時に他の人と分担を組み直した

バイト先ごとの書き出しの例

『自分のバイトだと、何を書けばいいか想像がつかない』という方のために、よくあるバイト先ごとに書き出しの例を並べてみました。自分のバイトに近い行を見て、似た場面がなかったか思い出してみてください。

バイト先工夫の例任されやすいこと
コンビニ売れやすい時間の前に品出しを済ませた発注、新人の指導
飲食店提供の順番を見直して待ち時間を減らした締め作業、シフトの調整
倉庫・物流仕分けの置き場所を覚えやすく並べた検品、ほかの人への作業の割り振り
アパレルお客さんの好みを聞いてから服を案内した売り場づくり、在庫の管理
塾・教室生徒がつまずく所をメモして授業前に共有した教材の準備、保護者への連絡の補助
引越し・軽作業安全のために声かけの合図を決めた現場のまとめ役
バイト経験を工夫したこと・数字・周りの反応・任されたこと・大変だった場面の5つの質問で書き出すシートの図解

数字は自分で確かめられるものだけ

『数字なんて覚えていない』という方もいますよね。売上のような数字でなくても大丈夫です。

続けた期間、週に入っていた日数、教えた新人の数などは、思い出せば分かる数字です。自分で確かめられない数字を盛って書くと、面接で深掘りされた時に困ってしまいます。

周りの反応が思い出せない時は

褒められた記憶がない時は、「任されたこと」から考えてみてください。任されたということは、それだけ信頼されていたということなんです。

例えば「レジの締めを任されていた」「新人が入ると最初に一緒に入るよう言われていた」も、立派な材料になります。

書き出しシートを使う時のチェック
  • 今のバイトと、前に長く続けたバイトの両方で書き出す
  • 1つの質問に3つ以上メモを書く
  • うまく書こうとせず、思いついた言葉のまま書く
  • 書き出したら、応募先の仕事に近いものに印をつける

メモを自己PRの文章にする3ステップ

「強み、根拠のエピソード、入社後」の順に並べる

書き出したメモは、強みを1つに決めて、それを裏づけるエピソードと入社後の働き方を並べると文章になります。履歴書なら200〜300字ほど、面接なら1分ほどが目安です。

材料がそろったら、次は文章にしていきます。順番さえ決まっていれば、思ったより早く書けるはずです。

自己PRを文章にする手順
  1. 書き出したメモの中から、応募先の仕事に一番近い強みを1つ選ぶ
  2. その強みが出ているエピソードを1つ選び、工夫と数字を入れる
  3. 最後に、その強みを入社後にどう活かすかを1文で書く

文章にした例

例えば、飲食店のバイトの経験から作ると、こんな自己PRになります。

「私の強みは、周りの状況を見て先に動けることです。飲食店のアルバイトを3年続ける中で、混む時間の前に食器や調味料の補充を済ませる流れを自分で作りました。その結果、ピークの時間にお客さんを待たせることが減り、店長から新人にも同じやり方を教えてほしいと任されました。御社でも、先回りして準備することで、チームの仕事を支えたいと考えています」

『こんなに書けるかな』と思うかもしれません。でも、中身は「補充を先に済ませた」という、ふだんの工夫だけなんです。

履歴書用と面接用の2つの長さを作る

自己PRは、履歴書用の短い版と、面接用の少し長い版の2つを作っておくと便利です。中身は同じで、面接用には場面の説明を足すだけで大丈夫です。

例えば、上の例文を短くすると、こうなります。

「私の強みは、周りの状況を見て先に動けることです。飲食店のアルバイトで、混む時間の前に補充を済ませる流れを作り、新人への指導も任されました。御社でも先回りの準備でチームを支えたいです」

強みの言葉に迷った時の言い換え表

強みの言葉が思いつかない時は、書き出したメモから近いものを選んでみてください。

メモの内容強みの言葉の例
休まず長く続けた継続力、責任感
混む前に準備した先を読んで動ける
新人に教えた人に分かりやすく伝えられる
お客さんの好みを覚えた相手に合わせた対応ができる
急な欠員に対応した状況に合わせて動ける
ミスを減らす工夫をした丁寧さ、改善する力

強みの言葉は、1つに絞るのがおすすめです。3つも4つも並べると、どれも印象に残りにくくなってしまいます。

目指す職種別|バイト経験の伝え方の例

応募先の仕事に近い場面を選ぶ

同じバイト経験でも、目指す職種によって選ぶエピソードが変わります。応募先の仕事で求められそうな力に近い場面を選ぶと、伝わりやすくなります。

『自分のバイトと、応募先の仕事が全然違う』と心配する方もいますよね。実は、仕事の種類が違っても、働き方の中で共通する力はたくさんあるんです。

目指す職種求められやすい力使いやすいバイトの場面
営業職相手の話を聞いて提案する力接客でお客さんに合う商品をすすめた場面
事務職正確さ、段取りレジの締めや在庫の数を合わせた場面
販売・接客相手に合わせた対応常連のお客さんの好みを覚えて声をかけた場面
工場・製造決まった手順を正確に守る力衛生や安全のルールを守って作業した場面
介護職相手を気づかう力高齢のお客さんの困りごとに手を貸した場面
ITエンジニア自分で調べて解決する力新しい機械や作業の手順を自分で覚えた場面
目指す職種ごとに、求められやすい力と使いやすいバイトの場面を対応させた表の図解

営業職を目指す場合の例

「私の強みは、相手の話を聞いてから提案できることです。家電量販店のアルバイトで、お客さんの使い方を先に聞いてから商品を案内するようにしていました。御社の営業職でも、まずお客さまの困りごとを聞くことから始めたいと考えています」

接客のバイトをしてきた人は、営業職と相性のいい経験を持っていることが多いです。お客さんと話した場面を思い出して、どんな聞き方をしていたかを書き出してみてください。

営業職の進め方は、未経験から営業職の正社員にでくわしく紹介しています。

事務職を目指す場合の例

「私の強みは、数字を正確に合わせることです。スーパーのアルバイトで毎日のレジ締めを担当し、金額が合わない時は原因が分かるまで確かめてきました。事務の仕事でも、正確な処理を心がけたいと考えています」

工場・製造を目指す場合の例

「私の強みは、決められた手順を守り続けられることです。食品の仕込みのアルバイトで、衛生のルールを毎回確かめながら2年作業を続けてきました。製造の仕事でも、手順を守って品質を支えたいと考えています」

販売・接客を目指す場合の例

「私の強みは、お客さんに合わせて対応を変えられることです。ドラッグストアのアルバイトで、常連のお客さんがよく買う商品を覚え、入荷した時に声をかけるようにしていました。販売の仕事でも、一人ひとりに合わせた接客を心がけたいです」

介護職を目指す場合の例

「私の強みは、相手の小さな困りごとに気づけることです。スーパーのアルバイトで、重い荷物を持つ高齢のお客さんに声をかけ、袋詰めを手伝うようにしていました。介護の仕事でも、相手の様子をよく見て動きたいと考えています」

ITエンジニアを目指す場合の例

「私の強みは、分からないことを自分で調べて身につけられることです。アルバイト先で新しいレジの機械が入った時、使い方を調べてまとめ、ほかのスタッフに共有しました。今はプログラミングの勉強も続けていて、学び続ける姿勢を仕事に活かしたいです」

履歴書と面接で、自己PRの伝え方を変える

履歴書は読みやすく、面接は話しやすく

同じ自己PRでも、履歴書では短くまとめ、面接では具体的な場面を足して話します。中身は同じでかまいません。

『履歴書に書いたことを、面接でもそのまま言っていいの?』と迷いますよね。結論から言うと、同じ強みを話して大丈夫です。ただ、伝え方を少し変えると、より伝わります。

伝える場長さの目安意識すること
履歴書の自己PR欄欄に収まる200〜300字ほど強みを最初に書き、読みやすく
職務経歴書少し長めでもよい工夫と結果を具体的に
面接1分ほど場面が浮かぶように話し、深掘りに備える

履歴書全体の書き方はフリーターの履歴書の書き方で、職歴欄の書き方から紹介しています。

面接で深掘りされた時の準備

面接では、自己PRの後に「その時、どうしてそうしようと思ったのですか?」と聞かれることがあります。慌てなくて大丈夫です。

工夫を始めたきっかけと、うまくいかなかった時にどうしたかを、1つずつ準備しておきましょう。面接全体の準備はフリーターの面接でよく聞かれる質問と答え方でまとめています。

書き方で損をしやすいパターン

内容は良いのに、書き方で損をしてしまうこともあります。提出の前に、下の点を確かめてみてください。

自己PRを出す前のチェック
  • 強みの言葉を1つに絞っているか確かめる
  • 「頑張りました」で終わらず、何をしたかを書いているか確かめる
  • 自分で確かめられない数字を書いていないか確かめる
  • 応募先の仕事とのつながりを1文入れているか確かめる
  • 声に出して読み、1文が長すぎないか確かめる
よくある失敗

「コミュニケーション能力があります」のように、強みの言葉だけで終わってしまうことです。エピソードがないと、読む人はどの程度なのか判断できません。

面接で話す時の言い回し

面接では、書いた文章を読み上げるように話すと、かえって伝わりにくくなります。要点だけ覚えて、自分の言葉で話すほうが自然に聞こえます。

例えば、話し始めは「私の強みは〜です」と結論から入り、「具体的には」とエピソードにつなげると流れが作りやすいです。最後は「この強みを御社の○○の仕事で活かしたいです」と締めると、聞く側も受け取りやすくなります。

ひとりで作るのが難しい時は

書き出しシートを使っても、『これで合っているのか分からない』という時もありますよね。誰かに読んでもらうと、自分では気づかない強みが見つかることもあります。

ハローワークや若者向けのわかものハローワークでは、応募書類の相談ができます。くわしくはフリーターのハローワークの使い方で紹介しています。

就職エージェントでは、書類の添削や面接対策を受けられることがあります。例えば第二新卒エージェントneoは、20代に特化した就職支援で、対象に高卒・既卒・フリーターを含めています。対象かどうかは公式サイトで確かめてみてください。

PR|第二新卒エージェントneo

フリーターからの正社員就職を相談する

20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。

20代向け第二新卒エージェントneoに相談する

サービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

フリーターの自己PRでよくある相談

一番多いのは「書けることがない」という悩み

フリーターの自己PRについての相談は、書く材料が見つからないという悩みが中心です。よくある相談を3つ取り上げます。

バイトの経験をアピールするのは、だめなこと?

『バイトの話は学生と同じだと言われた』という相談を見かけることがあります。

バイトの経験をアピールすること自体は問題ありません。学生のバイトと違いが出るのは、続けた期間や任された役割、工夫の中身です。そこまで書けば、社会人として働いてきた経験として伝わります。

自己PRが書けなくて、就活をあきらめてしまう

『年に何回か就職しようと思うけど、そのたびに自己PRが書けなくてやめてしまう』という悩みもあります。そう感じる方は、決して少なくありません。

そんな時は、文章を書く前に、書き出しシートのメモだけ作ってみてください。1回で完成させようとせず、メモを作る日と文章にする日を分けるだけでも進めやすくなります。

書類選考で何社も落ちてしまう

『正社員の求人に何社か応募したけれど、全部書類で落ちた』という相談もあります。続くと落ち込みますよね。

そんな時は、自己PRが応募先ごとに同じ文になっていないか見直してみてください。強みは同じでも、エピソードを応募先の仕事に近いものに入れ替えるだけで、伝わり方が変わります。応募する求人の選び方を見直すのも一つの方法です。

誇れることがなくて、毎回同じことを書いてしまう

『趣味の話しか書けない』『特に誇れることがない』という相談もよくあります。

趣味の継続も強みになりますが、正社員の応募なら、仕事の場面から1つ選ぶほうが伝わりやすいです。ふだんの仕事で「当たり前にやっていること」を書き出すと、意外と材料が見つかるはずです。

補足

自己PRに、今の暮らしへの不安や焦りをそのまま書く必要はありません。正社員を目指す理由として前向きに言い換えて、志望動機の欄で伝えるほうが読む人に届きます。

よくある質問

フリーターの自己PRに、バイトの経験を書いてもいいですか?

書いてかまいません。続けた期間や任された役割、自分で工夫したことまで書くと、働き方が伝わる自己PRになります。

自己PRの強みは、いくつ書けばいいですか?

1つに絞るのがおすすめです。強みを1つ決めて、それを裏づけるエピソードを具体的に書くほうが印象に残ります。

自己PRに数字は入れたほうがいいですか?

入れられるなら入れましょう。売上でなくても、続けた期間や教えた人数など、自分で確かめられる数字で十分です。

正社員の経験がなくても自己PRは書けますか?

書けます。未経験の人を採用する会社は、職歴の長さより働き方の中身を見ていることが多いので、バイトでの工夫や任された役割を具体的に書いてみてください。

履歴書と面接で、自己PRの内容を変えるべきですか?

同じ強みを話して大丈夫です。面接では、場面が浮かぶように具体的に話し、深掘りの質問に備えておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • フリーターの自己PRは、バイトのふだんの働き方から作れる
  • 「工夫したこと・数字・周りの反応」の書き出しシートで材料を集める
  • 強みを1つ選び、エピソードと入社後の働き方を並べて文章にする
  • 目指す職種に近い場面を選ぶと伝わりやすい
  • 履歴書は短く、面接は具体的に話す
フリーターガイド

フリーターガイド 編集部

フリーターの意味や働き方、正社員への就職・就活の進め方、年齢や学歴ごとの動き方、年収・一人暮らし・年金や保険まで、フリーターとして働く人とこれからを考える人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次