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中年フリーターの仕事探し|40代・50代からの進め方

中年フリーターが40代・50代から仕事探しを進める記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。

40代・50代になって、アルバイトを続けながら『この先の仕事をどうしよう』と考えている方もいるはずです。求人を見ても、年齢が気になって応募をためらいますよね。

結論から言うと、中年フリーターの仕事探しは「これまでの経験を活かすか」「未経験から入りやすい仕事を選ぶか」を先に決めると進めやすくなります。

この記事を読めば、仕事の選び方と、年齢を問わず使える支援が分かります。

目次

中年フリーターの仕事探しは、まず立ち位置を知る

先に結論

40代・50代は、若い人向けの支援の多くが対象から外れる一方で、ハローワークや職業訓練など年齢を問わない支援は使えます。長く働いてきた経験も、そのまま強みになります。

『中年でフリーターなんて、自分くらいでは』と思う方もいますよね。実は、総務省の労働力調査では、フリーターは15〜34歳に限られています。

35歳以上でアルバイトで暮らしている人は、統計上は「非正規の職員・従業員」として数えられます。2025年平均の非正規の職員・従業員は2,128万人で、同じように働いている人はたくさんいるんです。

賃金の統計で見る40代・50代

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、40代・50代の月の所定内給与は次のとおりでした。

年齢正社員・正職員正社員・正職員以外
40〜44歳379.0千円230.6千円
45〜49歳395.6千円233.4千円
50〜54歳412.7千円229.7千円
55〜59歳424.2千円232.5千円

正社員以外は20代後半からほぼ横ばいで、40代・50代で差が大きくなります。最新の数字は、厚生労働省のサイトで確かめてみてください。

経験を活かせる仕事と、未経験から入りやすい仕事

「今のバイトの延長」か「新しい分野」かで探し方が変わる

中年フリーターの仕事探しでは、これまでの経験を活かす道と、未経験から始めやすい仕事に入る道があります。どちらを選ぶかで、見る求人が変わります。

『何年もアルバイトだったから、活かせる経験なんてない』と思っていませんか。同じ職場で長く働いてきたことや、任されてきた役割は、立派な経験として話せます。

分け方仕事の例向いている人
経験を活かせる仕事今の業界の正社員・契約社員、店舗の責任者、同じ業界の別の会社同じ業界で長く働いてきた
経験を活かせる仕事新人の教育やシフト管理を任される仕事バイトでリーダー役をしてきた
未経験から入りやすい仕事介護、工場・製造、警備、清掃、配送体を動かす仕事が苦にならない
未経験から入りやすい仕事研修のある事務・コールセンター座って働く仕事を探したい
中年フリーターの仕事探しで、経験を活かせる仕事と未経験から入りやすい仕事を2つに分けて並べた図解

仕事の例は、求人によく見られるものを並べたものです。実際に応募できるかは、求人ごとの条件で確かめてみてください。

体力と働く時間も一緒に考える

40代・50代からの仕事選びでは、10年後も続けられるかも大事です。立ち仕事や夜の勤務が多い仕事は、体力と相談しながら選びましょう。

例えば、介護の仕事を考えるなら、資格を取りながら働けるか、夜勤があるかを先に確かめておくと安心です。介護職の働き方はフリーターから介護職の正社員にで紹介しています。

年齢を問わず使える支援の一覧

公的な支援は、中年フリーターも使える

ハローワーク、職業訓練、トライアル雇用は、年齢を問わず使えます。サポステは49歳までが対象です。

『40代・50代で使える支援なんてあるの?』と思いますよね。下の一覧で、使えそうなものを選んでみてください。

支援内容対象
ハローワーク職業相談、求人の紹介、応募書類の相談仕事を探している人
ハロートレーニング公的な職業訓練。受講料は原則無料(テキスト代は自己負担)仕事を探している人
職業訓練受講給付金要件を満たすと月額10万円と通所手当など雇用保険を受けられない人など
トライアル雇用原則3か月の試行雇用から常用雇用を目指すハローワーク等に求職申込みをしている人で、一定の要件に当てはまる人
地域若者サポートステーション働くことの相談、講座、就業体験(無料)働くことに悩みを抱える15〜49歳
正社員登用・無期転換今の職場で正社員や無期契約を目指す職場ごとの条件、有期契約が通算5年超
中年フリーターが年齢を問わず使える、ハローワーク・職業訓練・トライアル雇用などの支援を並べた図解

内容は厚生労働省・サポステ公式の表記です。要件の細かい点は変わることがあるので、最新はハローワークや厚生労働省のサイトで確かめてみてください。

トライアル雇用の対象になりやすい人

トライアル雇用は、職業経験の不足などで就職が難しい人を、原則3か月試しに雇う制度です。紹介日の前2年以内に2回以上離職や転職をしている人、離職している期間が1年を超える人などが対象になります。

60歳未満でハローワークなどの個別支援を受けている人も対象です。くわしくはフリーターのハローワークの使い方で紹介しています。

職業訓練で技能を身につける

未経験の分野に入りたい方は、職業訓練を使うと学びながら準備できます。雇用保険を受けられない人向けの求職者支援訓練では、本人の収入が月8万円以下などの要件を満たすと給付金を受けられます。

訓練の選び方はフリーターの職業訓練で紹介しています。

中年フリーターの仕事探しの進め方

「書き出す」「相談する」「応募する」を1か月ずつ

40代・50代の仕事探しは、焦って応募を重ねるより、経験を書き出してから相談するほうが近道です。

『年齢的に、早く決めないと』と焦る方も多いですよね。ただ、準備をしてから動いたほうが、合う仕事に早く出会えることも。

仕事探しの進め方
  1. これまでの職場と期間、任された役割を書き出す
  2. 経験を活かすか、未経験の仕事に入るかを決める
  3. ハローワークで相談し、職業訓練やトライアル雇用が使えるかを聞く
  4. 求人に応募し、面接のたびに聞かれたことをメモする
応募する前に確かめたいこと
  • 正社員・契約社員・アルバイトのどの形で働くか
  • 社会保険に入れるか
  • 夜勤や立ち仕事が、体力的に続けられるか
  • 研修があるか、資格を取る支援があるか
よくある失敗

年齢を気にして、条件をよく見ないまま採用されたところに決めてしまうことがあります。長く働くためにも、社会保険と働く時間は確かめてから決めましょう。

面接では「長く働けること」を伝える

40代・50代の面接では、これまでの経験と、長く働けるかを見られます。例えば、こんな言い方ができます。

「同じ店で10年近く働き、新人の教育とシフトの調整を任されてきました。これからは腰を据えて、長く同じ職場で働きたいと考えています」

未経験の仕事に応募する時は、「なぜ今この仕事か」を一言添えると伝わりやすくなります。

「飲食店で高齢のお客様と話す機会が多く、人の役に立つ仕事をしたいと考えるようになりました。研修で一から学び、長く続けていきたいです」

今の職場で長く働く道も考える

今の職場で働き続けたい方は、正社員登用の制度があるかを聞いてみてください。パートタイム・有期雇用労働法では、事業主に正社員への転換を進める措置を取るよう求めています。

同じ会社との有期契約が通算5年を超えると、申し込めば無期契約に変わる無期転換ルールもあります(労働契約法)。ただ、無期契約になっても正社員になるとは限らず、給与などは有期の時と同じことが多いです。

暮らしと老後の備えも一緒に見直す

国民年金は60歳まで。社会保険に入れる職場を選ぶ

中年フリーターの仕事探しでは、収入だけでなく、年金と保険も一緒に考えておくと安心です。

日本に住む20歳以上60歳未満の人は、国民年金に加入します。勤め先の厚生年金に入っていない方は、自分で保険料を納めます。

令和8年度は月額17,920円です(日本年金機構)。

『アルバイトだから厚生年金は関係ない』と思っていませんか。厚生年金の被保険者が51人以上の会社などで、週20時間以上働く学生ではない人は、アルバイトでも加入の対象です。

確かめること内容
年金の未納免除や猶予を受けた期間は、10年以内なら後から納められる
納付猶予20歳以上50歳未満が対象。50歳以上は免除の制度を使う
社会保険加入できる会社の規模は2027年10月から段階的に広がる予定
健康診断条件を満たすアルバイトは、勤め先の一般健康診断の対象

社会保険の予定は厚生労働省のリーフレットの表記です。くわしくは40代フリーターの仕事と暮らしと50代フリーターの働き方と老後の備えで紹介しています。

フリーター中年でよくある相談

「長いアルバイト歴」「ブランク」の相談が多い

中年フリーターの方からは、長くアルバイトをしてきたことをどう伝えるか、仕事をしていない期間がある、という相談がよく聞かれます。

同じ職場で長くアルバイトをしてきました。面接でどう伝えればいいですか

10年近くフリーターで、そのうちほとんどを同じ職場でフルタイムで働いてきたという相談です。『アルバイトだと経験として見てもらえないのでは』と心配になりますよね。

同じ職場で長く働いてきたことは、続ける力の証になります。任された役割と、工夫したことを1つずつ話せるようにしておきましょう。

何年も働いていない期間があります

フリーターや無職の期間が年単位であって、就職できるか不安という相談です。結論から言うと、ブランクがあっても就職している人はいます。

その期間に何をしていたかを短く話し、今は働ける状態で長く続けたいことを伝えてみてください。経歴をごまかすのはやめて、事実をそのまま伝えましょう。

紹介予定派遣で就職を目指してもいいですか

派遣で働いてから、直接雇用を目指したいという相談です。紹介予定派遣は、派遣先に直接雇われることを予定した働き方です。

同じ人を6か月を超えて紹介予定派遣することはできないとされています。働きながら職場との相性を確かめられるので、選択肢の1つとして考えてみてください。

今から資格を取ったほうがいいですか

40代・50代で、仕事探しのために資格を取るべきか迷っているという相談です。『資格がないと相手にされないかも』と思いますよね。

結論から言うと、就きたい仕事が決まってから選ぶのがおすすめです。介護のように働きながら資格を取れる仕事もあるので、先に求人を見て、必要な資格を確かめてみてください。

よくある質問

中年フリーターでも正社員になれますか?

なれる場合があります。経験を活かせる同じ業界の求人や、研修のある未経験歓迎の求人から探すと見つかりやすくなります。ハローワークで相談すると、トライアル雇用や職業訓練を使えるかも分かります。

40代・50代のフリーターが使える支援はありますか?

ハローワーク、ハロートレーニング(公的職業訓練)、トライアル雇用は年齢を問わず使えます。地域若者サポートステーションは49歳までが対象です。

フリーター中年の年金はどうなりますか?

勤め先の厚生年金に入っていなければ、60歳になるまで国民年金の保険料を自分で納めます。アルバイトでも、条件を満たせば厚生年金に入れます。

35歳を過ぎてもフリーターと呼ばれますか?

総務省の労働力調査では、フリーターは15〜34歳に限られます。35歳以上でアルバイトで働く人は、統計上は「非正規の職員・従業員」として数えられます。

まとめ

この記事の要点
  • 35歳以上は統計上「非正規の職員・従業員」として数えられる
  • 経験を活かす道と、未経験から入りやすい仕事に入る道を先に決める
  • ハローワーク・職業訓練・トライアル雇用は年齢を問わず使える
  • 書き出す、相談する、応募する、の順に進める
  • 社会保険に入れる職場を選び、年金の未納も確かめる

まずは、これまでの職場と任された役割を書き出してみてください。35歳からの動き方は35歳以上はフリーター?で、フリーターの基本はフリーターとはで紹介しています。

フリーターガイド

フリーターガイド 編集部

フリーターの意味や働き方、正社員への就職・就活の進め方、年齢や学歴ごとの動き方、年収・一人暮らし・年金や保険まで、フリーターとして働く人とこれからを考える人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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