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『正社員になりたいけど、就活って何から始めればいいの?』と手が止まっている方も多いはずです。学校の就職活動を経験していないと、全体の流れが見えにくいですよね。
結論から言うと、就活のやり方がわからないフリーターでも、自分の状況を3つの質問で確かめれば、最初にやることは決められます。
この記事を読めば、今日から始める一歩と、応募から内定までの流れが分かります。
フリーターの就活は、どんな流れで進む?
フリーターの就活は「準備」「求人探し」「応募と書類」「面接」「内定と入社の準備」の5段階で進みます。順番さえ分かれば、今どこにいるかが見えてきます。
『就活』と聞くと、大学生の新卒の就職活動を思い浮かべる方も多いですよね。実は、フリーターの就活は少し進め方が違うんです。
新卒の就活は、多くの会社が同じ時期に説明会や選考をします。一方、フリーターの就活は、年間を通して出ている求人に自分のタイミングで応募する形が中心です。
| 段階 | やること | 目安の期間 |
|---|---|---|
| 1. 準備 | 職歴の書き出し、希望条件のメモ | 数日から1週間 |
| 2. 求人探し | ハローワーク・求人サイト・就職エージェントで探す | 1〜2週間 |
| 3. 応募と書類 | 履歴書・職務経歴書を作って応募する | 求人ごとに数日 |
| 4. 面接 | 面接の準備、受け答えの練習 | 1〜数週間 |
| 5. 内定と入社の準備 | 条件の確認、バイト先への退職の連絡 | 2週間から1か月 |
期間はあくまで目安です。バイトの勤務日数や、応募する会社の選考の早さで前後します。
新卒の就活と違うところ
フリーターの就活は、学校の就職課のような窓口が最初からあるわけではありません。その分、自分で相談先を選ぶ必要があります。
ただ、卒業してから日が浅い人は、新卒の枠で応募できることもあります。厚生労働省の指針では、新卒採用の枠に卒業後少なくとも3年間は応募できるようにすることが事業主に求められています。
全ての会社が受け付けているわけではないので、求人票の「既卒可」の表記などで確かめてみてください。既卒の扱いは既卒とフリーターの違いで詳しく紹介しています。
就活全体の進め方を広く知りたい時は、フリーターの就活の始め方と進め方もあわせて読んでみてください。
何からやればいい?3つの質問で次の一歩を決める
「何からやればいいかわからない」のは、やることが多すぎて順番が決められないからです。3つの質問に答えると、最初に手をつける作業が1つにしぼれます。
フリーターの就活がわからないと感じる理由は、人によって違います。書類が書けないのか、求人の選び方が分からないのか、時間が足りないのかで、最初の一歩が変わるんです。
ここでは、次の3つの質問に順番に答えてみてください。
- 質問1: バイトの経験を、どこで何をしたか言えるか
- 質問2: やってみたい仕事や業界が1つでもあるか
- 質問3: 週に何時間、就活に使えるか
質問1: バイトの経験を言葉にできるか
『アルバイトしかしてないし、話せることなんてない』と思うかもしれません。でも、何年どこで働き、どんな仕事を任されたかは、立派な職歴なんです。
言葉にできない時は、まず職歴の書き出しから始めましょう。店名、期間、仕事内容、任されたことを紙に書くだけで大丈夫です。
質問2: やってみたい仕事があるか
やりたい仕事がはっきりしていなくても、心配しなくて大丈夫です。最初は「これは避けたい」という条件から考えても構いません。
例えば「立ち仕事は続けたい」「土日休みがいい」「人と話す仕事がいい」といった形です。条件が3つ出てくれば、求人を見比べられるようになります。
質問3: 就活に使える時間はどれくらいか
バイトを続けながら就活をする場合、使える時間は限られますよね。週に数時間しか取れないなら、求人の紹介や日程の調整を任せられる窓口を使うと進めやすくなります。
時間の使い方はバイトしながら就活する時の時間の使い方で、1週間の組み方を紹介しています。
3つの答えから決まる「最初の一歩」
| 職歴を言えるか | やりたい仕事があるか | 使える時間 | 最初の一歩 |
|---|---|---|---|
| 言えない | ない | 少ない | 職歴を書き出し、相談窓口を1つ予約する |
| 言えない | ある | 多い | 職歴を書き出し、その仕事の求人票を10件読む |
| 言える | ない | 少ない | 相談窓口で向いていそうな仕事を一緒に考える |
| 言える | ない | 多い | 求人サイトで条件を3つ決めて求人を見比べる |
| 言える | ある | 少ない | 履歴書を作り、1社だけ先に応募する |
| 言える | ある | 多い | 履歴書と職務経歴書を作り、数社に応募する |

表の答えが2つの行にまたがる時は、上の行から始めてみてください。書き出しと相談は、どの状況でもやっておいて損はありません。
応募の前にやっておきたい準備
準備にかける時間は1週間ほどで十分です。完ぺきを目指さず、7割できたら求人探しに進んでみてください。
『準備が終わらないと応募できない』と思って、ずっと準備のまま止まってしまう方もいます。実は、準備は応募しながら直していけばいいんです。
バイト経験の書き出し
まずは、これまでのアルバイトをすべて書き出しましょう。期間が短いものも、思い出せる範囲で入れておくと、履歴書の職歴欄が書きやすくなります。
| 書き出す項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 勤務先と期間 | 飲食店、2年3か月 |
| 仕事内容 | 接客、レジ、仕込み、発注 |
| 任されたこと | 新人への仕事の説明、シフトの調整 |
| 工夫したこと | 混む時間の動き方をメモにして共有した |
| 言われてうれしかったこと | 「助かった」と店長に言われた場面 |
この表ができると、自己PRのもとになります。伝え方はフリーターの自己PRの作り方で例文と一緒に紹介しています。
希望条件のメモ
次に、仕事を選ぶ時の条件を書いておきます。全部を満たす求人はなかなかないので、ゆずれない条件と、できれば欲しい条件に分けておくのがコツです。
- 働きたい地域と通勤時間の上限を書く
- 休みの形(土日休み、シフト制など)を書く
- やってみたい仕事、避けたい仕事を書く
- 正社員以外(契約社員・紹介予定派遣など)も考えるかを書く
- 入社したい時期を書く
履歴書と職務経歴書
履歴書は、多くの会社で応募の時に求められます。アルバイトの経験も、職歴欄に書いて大丈夫です。
職務経歴書は、求人によって必要かどうかが変わります。バイトの経験を詳しく書ける書類なので、1枚あると面接でも話しやすくなります。
書き方の細かいところはフリーターの履歴書の書き方でまとめています。
そろえておくと慌てない物
書類の中身と同じくらい、細かい持ち物も意外と時間をとられます。応募が決まってから慌てないよう、先にそろえておきましょう。
| 物 | 使う場面 | 準備のコツ |
|---|---|---|
| 証明写真 | 履歴書に貼る、データで送る | 同じ写真を数枚とデータで持っておく |
| 面接用の服と靴 | 面接、会社説明会 | 求人に指定がなければ清潔感のある服でよい |
| メールアドレス | 応募、面接日程の連絡 | 名前が分かる就活用のアドレスを1つ作る |
| スケジュール帳 | 応募日と面接日の管理 | バイトのシフトと同じ所に書く |
| 応募の記録表 | 応募した会社の管理 | 会社名・日付・結果を一覧にする |
『メールアドレスなんて何でもいいのでは』と思うかもしれません。ただ、会社からの連絡を見落とさないためにも、就活の連絡をまとめて受け取れるアドレスがあると便利なんです。
求人探しから内定までの4週間の計画表
就活のやり方が見えてくると、次は「いつ何をするか」です。バイトをしながらでも回せるよう、4週間の計画を立ててみましょう。
フリーターの就活のやり方として、まずは1か月で区切るのがおすすめです。期限があると、だらだらと準備だけが続くのを防げます。
| 週 | やること | 終わったら確かめること |
|---|---|---|
| 1週目 | 職歴の書き出し、希望条件のメモ、相談窓口の予約 | 職歴の表と条件のメモが手元にある |
| 2週目 | 求人を10〜20件読む、気になる求人を3〜5件選ぶ | 応募したい求人が決まっている |
| 3週目 | 履歴書と職務経歴書を作り、応募する | 応募した会社と日付を記録した |
| 4週目 | 面接の準備、面接を受ける | 聞かれたことと答えをメモした |

4週目で内定が出なくても、気にしすぎなくて大丈夫です。2か月目は、面接のメモを見直して同じ流れをもう一度回してみてください。
求人を読む時のポイント
求人票は、仕事内容だけでなく条件の欄までしっかり読みましょう。特に次の点は、応募の前に確かめておきたいところです。
- 雇用形態(正社員・契約社員など)を確かめる
- 仕事内容と、未経験でも応募できるかを確かめる
- 勤務地・勤務時間・休日を確かめる
- 給与と、試用期間中の条件を確かめる
- 社会保険の加入と、応募に必要な書類を確かめる
面接で聞かれやすいこと
フリーターの面接では、「なぜ今、正社員を目指すのか」がよく聞かれます。理由は立派なものでなくて大丈夫です。
例えば、こんなふうに答えられます。
「アルバイトで接客を続けるうちに、もっと責任のある立場で長く働きたいと思うようになりました」
聞かれやすい質問と答え方はフリーターの面接でよく聞かれる質問で詳しく紹介しています。
正社員への道は1つではない
『いきなり正社員の求人に受かる自信がない』という方もいますよね。実は、正社員に近づく道は、正社員求人への応募だけではないんです。
| 道 | どんな仕組みか | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 今のバイト先の正社員登用 | 会社の転換の制度で、アルバイトから正社員になる | 制度があるか、条件は何か |
| 紹介予定派遣 | 派遣先に直接雇われることを前提に、派遣で働き始める | 派遣の期間は6か月以内と決まっている |
| トライアル雇用 | 原則3か月の試しの雇用を経て、常用の雇用を目指す | ハローワークで対象になるか確かめる |
| 契約社員から始める | 有期の契約で働き、後で正社員を目指す | 正社員への転換の実績や制度があるか |
パートタイム・有期雇用労働法では、会社はアルバイトなどを正社員へ転換するための措置をとることになっています。正社員の募集を社内に知らせる、転換の試験を設けるなどの形です。
今のバイト先で正社員を目指す方法は、正社員登用制度とはで詳しく紹介しています。
例えば、こんな動き方もある
バイトを週4日続けながら、1週目の休みの日に職歴を書き出す。2週目にハローワークで相談して、3週目に紹介された求人へ応募する。
こうした流れなら、バイトの収入を保ちながら1か月で面接まで進めます。全部を一気にやろうとせず、休みの日に1つずつ片づけるのがコツです。
応募した会社を記録しておかず、面接の連絡が来た時にどの会社か分からなくなることがあります。会社名・応募日・求人の内容を、表やメモにまとめておきましょう。
自分で探すか、ハローワークや就職エージェントを使うか
就活のやり方がわからない時は、自分だけで全部やろうとしなくて大丈夫です。ハローワーク・求人サイト・就職エージェントには、それぞれ得意なことがあります。
『人に相談するほどのことでもないかな』と遠慮してしまう方もいますよね。でも、就活の相談はどこの窓口でも無料で受けられることが多いんです。
| 探し方 | 得意なこと | 向いている人 |
|---|---|---|
| ハローワーク | 地元の求人、窓口での職業相談、応募書類の相談 | 家の近くで働きたい人、対面で相談したい人 |
| わかものハローワーク | 担当者制の相談、書類・面接対策、セミナー | 正社員を目指すおおむね35歳未満の人 |
| 求人サイト | 条件で絞り込み、自分のペースで探せる | やりたい仕事がある程度決まっている人 |
| 就職エージェント | 求人の紹介、書類の添削、面接対策、日程の調整 | 時間が少ない人、何が向くか一緒に考えたい人 |
わかものハローワークの支援は、厚生労働省のページでは無料と案内されています。使い方はフリーターのハローワークの使い方で詳しく紹介しています。
就職エージェントが役に立つ場面
就職エージェントは、担当者がついて就職までを手伝ってくれるサービスです。特に、次のような場面で頼りになります。
- 求人票だけでは、自分に合う仕事が選べない
- 履歴書の職歴欄や自己PRを人に見てもらいたい
- 面接の受け答えを事前に練習したい
- バイトが忙しく、会社との日程調整を任せたい
仕組みや流れは就職エージェントとは?フリーターが使う時の流れで紹介しています。
例えば、第二新卒エージェントneoは、20代に特化した就職・転職のサポートです。公式サイトでは、対象として第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターが挙げられています。
キャリアアドバイザーとの個別の相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までを手伝ってもらえます。求職者は無料で利用できるとされていますが、対象かどうかや最新の内容は第二新卒エージェントneoの公式サイトで確かめてみてください。
もちろん、ハローワークや求人サイトと並行して使っても大丈夫です。紹介された求人が合わないと思ったら、断っても問題ありません。
PR|第二新卒エージェントneo
フリーターからの正社員就職を相談する
20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。
20代向け第二新卒エージェントneoに相談するサービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
フリーターの就活でよくある相談
ここでは、フリーターの方からよく寄せられる就活の相談を、内容をまとめて紹介します。
ハローワークと就職エージェント、どちらに行けばいい?
面接のやり方などを教えてもらうために、ハローワークと民間のサービスのどちらへ行けばいいか迷う、という相談です。迷いますよね。
結論から言うと、どちらか1つにしぼる必要はありません。家の近くの求人を探したいならハローワーク、担当者と一緒に書類や面接を準備したいなら就職エージェント、と使い分ける方法もあります。
最初の1回は、通いやすい方に行ってみてください。話を聞いてみて合わないと感じたら、もう一方を試せば大丈夫です。
頼れる人がいなくて、何も分からない
20代前半の高卒フリーターで、周りに相談できる人がいないという相談もよくあります。『就活なんて無理だ』と感じてしまう気持ちも分かります。
ただ、就活のやり方は、最初から知っている人のほうが少ないんです。わかものハローワークや就職エージェントは、まさにそういう人のための窓口です。
まずは職歴を紙に書き出して、それを持って相談に行ってみてください。何を話せばいいか分からなくても、担当者が質問しながら進めてくれます。
面接で、フリーターだった理由をうまく話せない
面接で「なぜフリーターだったのか」を聞かれて、うまく答えられなかったという相談です。ここは多くの人がつまずくところですよね。
大事なのは、過去の理由を長く話すことより、今どう考えて動いているかを伝えることです。例えば、こんな流れで話すと伝わりやすくなります。
「卒業後はやりたいことが決まらず、アルバイトを続けていました。働くうちに〇〇の仕事に興味を持ち、正社員として経験を積みたいと考えるようになりました」
空白期間やフリーター期間の伝え方は、フリーター期間・空白期間の伝え方でも詳しく紹介しています。
よくある質問
フリーターの就活は、何から始めればいいですか?
まずはこれまでのバイト経験を書き出し、希望条件をメモしてみてください。そのうえで、ハローワークや就職エージェントなど相談できる窓口を1つ予約すると、次にやることが見えてきます。
就活のやり方がわからないまま応募しても大丈夫ですか?
大丈夫です。応募しながら、書類や面接の答え方を直していく人も多いです。応募した会社と聞かれたことをメモしておくと、次に活かせます。
バイトを辞めてから就活したほうがいいですか?
収入が途切れると焦りやすいので、バイトを続けながら進める方法もあります。使える時間が少ない時は、日程の調整を任せられる窓口を使うと進めやすくなります。
就活にお金はかかりますか?
ハローワークやわかものハローワークの相談は無料です。交通費や証明写真、面接用の服などは自分で用意することになるので、少し余裕を見ておくと安心です。
卒業してから時間がたっていても、新卒として応募できますか?
厚生労働省の指針では、卒業後少なくとも3年間は新卒の枠に応募できるようにすることが事業主に求められています。ただ、受け付けるかどうかは会社によるので、求人票で確かめてみてください。
まとめ
- フリーターの就活は、準備・求人探し・応募・面接・内定の5段階で進む
- 何から始めるか迷ったら、職歴・やりたいこと・使える時間の3つを確かめる
- 準備は7割でよく、応募しながら書類や答え方を直していける
- 4週間の計画表で区切ると、準備だけで止まるのを防げる
- ハローワーク・求人サイト・就職エージェントは組み合わせて使ってよい
まずは今日、これまでのバイト経験を紙に書き出すところから始めてみてください。フリーターという言葉の意味や定義はフリーターとは?意味と定義で紹介しています。




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