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アルバイトを続けるうちに、『やっぱり専門学校で学び直したい』と思う時がありますよね。でも、学費や年齢のことを考えると、なかなか踏み出せないという方も多いはずです。
結論から言うと、フリーターから専門学校は「学ぶ目的がはっきりしているか」と「学費と生活費の見通しが立つか」の2つがそろえば、十分に選べる道です。
この記事を読めば、専門学校に行くかどうかの決め方と、入学前に確かめたい制度が分かります。
フリーターから専門学校は、目的がはっきりしていれば選べる道
専門学校は、特定の仕事に必要な知識や技能を学ぶ学校です。なりたい仕事が決まっていて、その仕事に学校での学びや資格が必要なら、フリーターから進学する意味は大きくなります。
『フリーターから専門学校なんて、今さら遅いかな』と思う方もいますよね。実は、社会人やフリーターを経験してから入学する人は、どの年代にもいるんです。
ただ、目的があいまいなまま入学すると、学費をかけたのに就職につながらないこともあります。まずは、下の表で自分の気持ちに近い行を探してみてください。
| 今の気持ち | 考えやすい動き方 |
|---|---|
| なりたい仕事が決まっていて、学校や資格が必要 | 専門学校への進学を具体的に調べる |
| なりたい仕事はあるが、学校が必要かは分からない | その仕事の求人で、必要な資格や学歴を確かめる |
| とにかく正社員になりたい | 未経験歓迎の求人や、職業訓練も比べる |
| やりたいことがまだ決まっていない | バイトを続けながら、仕事を調べる期間にする |
なれる仕事の幅は、フリーターからなれる職業でも紹介しています。
高校を卒業していない場合は、高卒認定から
専門学校の受験には、高校卒業などの資格が必要になるのが一般的です。高校を中退している方は、高卒認定試験に合格すると、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます(文部科学省)。
高卒認定は、受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人が受けられます。ただ、合格しても最終学歴が「高校卒業」になるわけではない点は覚えておきましょう。
「学び直してから就職」と「就職してから学ぶ」を比べる
専門学校に通う道は、学んでから就職する道です。一方で、先に正社員として就職して、働きながら学ぶ道もあります。どちらが合うかは、なりたい仕事と、今のお金の状況で変わります。
『専門学校に行かないと、その仕事には就けないの?』と気になりますよね。仕事によっては、未経験で入って、働きながら資格を取る道もあるんです。
| 比べること | 学び直してから就職 | 就職してから学ぶ |
|---|---|---|
| お金 | 学費と、在学中の生活費が必要 | 給与をもらいながら学べる |
| 時間 | 在学中は学ぶことに集中できる | 仕事の後や休みの日に学ぶ |
| 向いている仕事 | 学校の卒業や資格が働く条件になっている仕事 | 未経験から採用し、入社後に育てる仕事 |
| 就職の時の扱い | 卒業見込みの学生として応募することが多い | 入社した時点で正社員として働ける |

どちらの道か迷った時の考え方
例えば、飲食店でバイトをしていて、料理の仕事に就きたいと考えている場合です。学校で基礎から学ぶ道もあれば、調理の仕事に正社員として入り、現場で覚える道もあります。
迷った時は、気になる仕事の求人を何件か見て、こう自分に聞いてみてください。
「この求人は、学校を出ていることや資格が応募の条件になっている?」
条件になっていなければ、先に働く道も選べます。逆に条件になっている仕事なら、進学を具体的に考える意味が大きくなります。
専門学校を出ると、新卒として応募できる?
専門学校を卒業する見込みの人は、新卒として就職活動をするのが一般的です。厚生労働省の青少年雇用機会確保指針でも、学校等の卒業者が卒業後少なくとも3年は新卒枠に応募できるようにするべき、とされています。
ただ、受け付けるかどうかは会社によって違います。年齢の扱いも会社ごとなので、気になる業界の採用情報を早めに見ておきましょう。
専門学校と職業訓練(ハロートレーニング)の使い分け
国の職業訓練であるハロートレーニングは、受講料が原則無料です。専門学校より短い期間で、就職に向けた技能を身につけるための訓練です。
『専門学校は高いけど、職業訓練ってどうなの?』と迷う方もいるはずです。目的によって、向いている方が変わります。
| 比べること | 専門学校 | ハロートレーニング |
|---|---|---|
| 費用 | 学費は学校ごとに違う | 受講料は原則無料、テキスト代は自己負担 |
| 目的 | 特定の仕事に必要な知識や資格を学ぶ | 就職に向けた技能を身につける |
| 申し込み先 | 各学校 | ハローワーク |
| 生活費の支え | 学校や奨学金の制度を調べる | 条件を満たすと職業訓練受講給付金(月額10万円など) |
職業訓練受講給付金は、雇用保険を受給できない人が、本人の収入が月8万円以下、世帯の収入が月30万円以下などの条件を満たすと受けられます(厚生労働省)。くわしくはフリーターの職業訓練で紹介しています。
どんな訓練があるかや、自分が給付金の対象になるかは、ハローワークの窓口で相談できます。窓口の使い方はフリーターのハローワークの使い方を見てみてください。
入学前に確かめたいお金と手続き
専門学校に通うと、働ける時間が減ることが多くなります。学費のほか、在学中の生活費、年金や保険の扱いも、入学前に確かめておくと安心です。
『学費さえ用意できれば大丈夫』と思いがちですよね。でも、フリーターから学生になると、手続きが変わるものもあるんです。
- 学費の合計と、払う時期を学校に確かめる
- 奨学金を使うなら、申し込みの時期と条件を確かめる
- 在学中のバイトで、どれくらい生活費をまかなえるか計算する
- 国民年金の学生納付特例が使えるか確かめる
- バイト先の社会保険の扱いが変わるか確かめる
- 親の扶養に入るか、入らないかを家族と話す
奨学金や特待制度は、学校や奨学金を出している団体によって条件や申し込みの時期が違います。『入学後に申し込めばいいのかな』と思ったら、入学する前に学校の窓口に聞いてみてください。
学生になると、年金と社会保険の扱いが変わる
20歳以上で学生になった人は、国民年金の保険料について、学生納付特例制度を使えます(日本年金機構)。フリーターの時の免除・納付猶予とは別の制度です。
また、短時間で働く人の社会保険は「学生ではないこと」が加入の条件の1つです(日本年金機構)。学生になると、バイト先の社会保険の扱いが変わることがあるので、勤め先に確かめておきましょう。
親の扶養の目安も確かめておく
健康保険の扶養は年間収入130万円未満が原則で、19歳以上23歳未満なら150万円未満が目安です(日本年金機構)。在学中のバイトで目安を超えそうな時は、家族と話しておくと安心です。
専門学校に行くか決める判定表
専門学校に行くかどうかで迷った時は、下の4つの質問に答えてみてください。「はい」が多いほど、進学の準備を進めやすい状態です。
| 質問 | はい | いいえの時に考えること |
|---|---|---|
| なりたい仕事を一言で言える | 進学先を選べる | まず仕事を調べる期間をとる |
| その仕事に学校や資格が必要か確かめた | 進学の意味が分かっている | 求人で条件を確かめる |
| 学費と在学中の生活費の見通しがある | 通い続けやすい | 奨学金やバイトの計画を立てる |
| 卒業後にどう就職するかイメージできる | 学校選びがしやすい | 学校の就職の支援を確かめる |

『4つとも「はい」にならないとだめ?』と思うかもしれません。そんなことはありません。「いいえ」の項目は、入学までにやることのリストとして使ってみてください。
学校の説明会の雰囲気だけで決めて、卒業後の就職先を調べないまま入学してしまうことがあります。卒業した人がどんな仕事に就いているかは、説明会で聞いておきましょう。
資格を取って働く道を考えている方は、フリーターが取っておきたい資格も参考にしてみてください。公務員を目指す場合は、学校に通わなくても受けられる試験があるので、フリーターから公務員になるにはも見てみてください。
フリーターから専門学校でよくある相談
専門学校フリーターになる前後からは、入試の面接で何を聞かれるか、社会人入試を受けられるか、奨学金だけで費用が足りるか、という声がよく聞かれます。
入試の面接では、どんなことを聞かれますか
フリーターから専門学校を受ける時の面接が不安だという相談です。『フリーターの期間を責められるのかな』と心配になりますよね。
よく聞かれるのは、その分野を学びたい理由と、卒業後にどんな仕事をしたいかです。フリーターの期間は、そこで何を感じて進学を決めたのかを話せれば十分です。
「バイトで接客をするうちに、もっと専門的に学びたいと思うようになりました」
こうした一言から、学びたい理由を広げてみてください。
フリーターでも、社会人入試を受けられますか
高校を卒業してアルバイトをしている人が、専門学校の社会人入試を受けられるかという相談です。社会人入試の条件は学校ごとに違います。
受けられる条件や必要な書類は、志望する学校の募集要項で確かめるか、入試の窓口に問い合わせてみてください。
奨学金だけで、専門学校の費用は間に合いますか
動物の分野など、学びたい専門学校があり、奨学金で費用をまかなえるか知りたいという相談です。結論から言うと、学費と生活費の合計を出してから考えるのが近道です。
学費は学校ごとに違い、奨学金で借りられる額にも決まりがあります。学校に学費の合計を聞いたうえで、足りない分をバイトや貯金でどうするか計画してみてください。
専門学校を中退してフリーターになり、就職は何から始めればいい?
専門学校を途中でやめて、アルバイトを1年ほど続けているという相談です。『中退したことを、どう話せばいいんだろう』と悩みますよね。
まずは、学校で学んだことと、バイトで続けてきたことを書き出してみてください。面接では、中退の理由は短く、これからどう働きたいかを中心に話すと伝わりやすくなります。
相談先に迷ったら、ハローワークや若者向けの窓口で、中退後の就職について聞いてみるのも一つの方法です。
よくある質問
フリーターから専門学校に入るのに、年齢の制限はありますか?
年齢の扱いは学校ごとに違います。社会人やフリーターを経験してから入学する人もいるので、気になる学校の募集要項で確かめてみてください。
専門学校とハロートレーニングは、どちらがいいですか?
特定の仕事に必要な資格や知識をじっくり学びたいなら専門学校、費用をかけずに就職に向けた技能を身につけたいならハロートレーニングが向いています。訓練の相談はハローワークでできます。
専門学校に入ると、国民年金はどうなりますか?
20歳以上の学生は、学生納付特例制度を使えることがあります(日本年金機構)。対象になる学校かどうかは、学校や年金事務所で確かめてみてください。
専門学校を卒業したら、新卒として就職できますか?
卒業見込みの学生として、新卒の就職活動をするのが一般的です。年齢の扱いは会社ごとに違うので、志望する業界の採用情報を早めに確かめておきましょう。
まとめ
- フリーターから専門学校は、学ぶ目的がはっきりしていれば選べる道
- 学び直してから就職する道と、就職してから学ぶ道を比べて選ぶ
- 費用をかけずに技能を身につけたいなら、職業訓練も比べる
- 入学前に、学費と生活費、年金と社会保険の扱いを確かめる
- 判定表の「いいえ」を、入学までにやることのリストにする
まずは、なりたい仕事を一言で書き出すところから始めてみてください。フリーターの基本はフリーターとはで紹介しています。




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