当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。
正社員の求人に応募しようとして、履歴書の職歴欄で手が止まった方も多いですよね。『バイトしかしてないけど、職歴なしと書くべき?』と迷うのは、とても自然なことです。
結論から言うと、フリーターの履歴書は、応募先の仕事に関係するアルバイトや長く続けたアルバイトを職歴欄に書き、雇用形態をはっきり添えるのが基本です。
この記事を読めば、職歴欄に何をどう書くかと、学歴欄や自己PR欄までの書き方が分かります。
フリーターの履歴書で迷いやすいのはどこ?
フリーターが迷いやすいのは、職歴欄・空白の扱い・自己PR欄の3か所です。どれも書き方の型を知っておけば、落ち着いて埋められます。
履歴書の書き方の本は、新卒向けか、正社員から転職する人向けのものが多いですよね。だから、フリーターの場合はどう書けばいいのか分からなくなりがちなんです。
下の表で、迷いやすい欄と考え方の目安を先に見ておきましょう。
| 履歴書の欄 | よくある迷い | 考え方の目安 |
|---|---|---|
| 学歴欄 | どこから書けばいいか | 高校入学から書くのが一般的 |
| 職歴欄 | バイトを書いていいか | 関係するもの・長く続けたものは書く |
| 職歴欄の書き方 | 「入社」で誤解されないか | 「(アルバイト)」と雇用形態を添える |
| 空白期間 | 何もない期間をどうするか | 欄には書かず、面接で話せるように準備 |
| 自己PR欄 | バイトの経験で書けるか | 工夫したことを具体的に書けば十分 |
| 志望動機欄 | なぜ正社員になりたいか | 応募先に合わせて毎回書き変える |
ひとつずつ見ていけば、思っていたより書ける欄が多いはずです。
履歴書と職務経歴書の違い
正社員の求人では、履歴書と一緒に職務経歴書を求められることがあります。履歴書は学歴や職歴の一覧、職務経歴書はどんな仕事をしてきたかの詳しい説明、と考えると分かりやすいです。
フリーターでも、アルバイトで担当した仕事を職務経歴書に書いて大丈夫です。履歴書の職歴欄に書いたアルバイトを、職務経歴書で詳しく説明する、という関係になります。
職歴欄にアルバイトを書くかどうかの判定表
アルバイト歴は、応募先の仕事に関係するものや、ある程度長く続けたものを書くのが基本です。短期や単発のものまで全部書く必要はありません。
『ずっとフリーターなら、職歴欄は「なし」と書くべき?』という疑問は、とてもよく聞きます。実は、正社員の経験がなくても、アルバイトの経験は職歴として書けるんです。
ただ、書き方の決まりが法律などで決まっているわけではありません。だからこそ、判断の目安を持っておくと迷わずにすみます。
| アルバイトの状況 | 職歴欄に書くか | 理由 |
|---|---|---|
| 応募先と同じ業界・職種のバイト | 書く | 経験がそのまま伝わる |
| 長く続けたバイト(目安は数か月以上) | 書く | 続けられる人だと伝わる |
| リーダーや新人教育を任されたバイト | 書く | 任された役割を伝えられる |
| 今も続けているバイト | 書く | 今の働き方が伝わる |
| 単発・短期のバイト | 基本は書かない | 欄が埋まりすぎて読みにくくなる |
| 数がとても多い場合 | 主なものだけ書く | 残りは面接で聞かれたら話す |
| 学生時代だけのバイト | 基本は書かない | 職歴は卒業後の仕事を書くのが一般的 |

「職歴なし」と書いていいのはどんな時?
卒業後に一度も働いていない場合は、職歴欄に「なし」と書くこともあります。ただ、アルバイトをしていたなら、それを書いたほうが働いていた期間がはっきり伝わります。
『バイトなんて書いたら、かえって印象が悪いかも』と思う方もいますよね。そう思うのは自然です。ただ、何も書かないと「卒業後ずっと何をしていたのか」が読む人に伝わりません。
掛け持ちしていた場合
2つ以上のバイトを同時にしていた場合は、時期が重なっていても、それぞれ1行ずつ書いて大丈夫です。応募先に関係するほうを先に書きたくなりますが、職歴欄は古い順に書くのが一般的です。
例えば、こんな書き方になります。
| 年 | 月 | 職歴 |
|---|---|---|
| 2023 | 4 | 株式会社○○ 入社(アルバイト) コンビニでの接客と品出しを担当 |
| 2024 | 1 | 株式会社△△ 入社(アルバイト) 倉庫での仕分けを担当(現在は両方に勤務) |
会社名は、略さずに正式な名前で書きます。お店の名前しか分からない時は、給与明細や雇用契約書に書かれている会社名を確かめてみてください。
職歴欄・学歴欄の書き方見本|入社・退職の書き方
アルバイトを職歴欄に書く時は、「入社」のあとに「(アルバイト)」と添えると、正社員と誤解されずにすみます。退職の理由は「一身上の都合により退職」が一般的です。
『正社員なら「入社」と書くけど、バイトでも入社でいいの?』と迷いますよね。結論から言うと、「入社」と書いたうえで雇用形態を添える書き方がよく使われています。
「アルバイトとして勤務」「アルバイト入社」という書き方もあります。大事なのは、どの書き方でも雇用形態が読む人に分かることです。
職歴欄の見本
下は、高校を卒業してからアルバイトを2か所で続けた場合の例です。
| 年 | 月 | 学歴・職歴 |
|---|---|---|
| 職歴 | ||
| 2021 | 5 | 株式会社○○ 入社(アルバイト) |
| 飲食店でホールと調理補助を担当。新人の指導も経験 | ||
| 2023 | 3 | 一身上の都合により退職 |
| 2023 | 5 | 株式会社△△ 入社(アルバイト) |
| スーパーで品出しと発注の補助を担当 | ||
| 現在に至る | ||
| 以上 |
表の年や会社名は例です。今も働いているバイトは「現在に至る」、最後の行の右寄せで「以上」と書くのが一般的な締め方です。
退職の書き方
自分から辞めた場合は、「一身上の都合により退職」と書くのが一般的です。契約の期間が終わって辞めた場合は、「契約期間満了により退職」と書くこともあります。
お店が閉店した場合などは、「店舗閉店により退職」のように事実をそのまま書いても大丈夫です。理由をくわしく書く必要はなく、聞かれたら面接で話せば十分なんです。
- 古い順に並んでいるか確認する
- 会社名を正式な名前で書いているか確認する
- 「(アルバイト)」など雇用形態を添えているか確認する
- 担当した仕事を1行で添えているか確認する
- 最後に「現在に至る」と「以上」を書いているか確認する

職務経歴書にバイトの経験を書く時の型
職務経歴書を求められた時は、履歴書の職歴欄に書いたバイトを、もう少しくわしく書きます。『バイトの経験で何ページも書けない』と心配する方もいますが、1枚にまとまっていれば十分です。
書く内容は、次の表の4つを1か所ずつ埋めていくと形になります。
| 書く項目 | 書く内容 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 期間と会社名 | いつからいつまで、どこで | 2021年5月から2023年3月 株式会社○○(アルバイト) |
| 担当した仕事 | ふだんしていた作業 | ホールでの接客、レジ、閉店作業 |
| 任された役割 | 人より多く任されたこと | 新人の指導、シフトの調整の補助 |
| 工夫したこと | 自分で考えて変えたこと | 混む時間の動き方を見直し、提供を早くした |
担当した仕事は、箇条書きにすると読みやすくなります。数字は、売上やお客さんの数のように自分で確かめられるものだけを書きましょう。
手書きとパソコン、どちらで書く?
求人に指定がなければ、どちらでも大丈夫です。パソコンで作ると、書き直しが楽で、応募先ごとに志望動機を変えやすくなります。
手書きを指定された時は、黒のボールペンで丁寧に書きます。間違えた時は修正液を使わずに、新しい用紙に書き直すのが一般的です。
職業欄やほかの書類との違い
役所の書類やアンケートで「職業」を書く欄は、履歴書の職歴欄とは別のものです。書類ごとの書き方はフリーターの職業欄は何と書く?で紹介しています。
学歴欄はどこから書く?
学歴欄は、高校の入学から書くのが一般的です。中退した学校も、事実として書いておきましょう。
『学歴って、小学校から書くの?』という相談も意外と多いです。実は、履歴書の学歴欄は、義務教育の後の高校入学から書くのが一般的なんです。
中学校の卒業から書く人もいますが、どちらでも間違いではありません。最終学歴が中学校の場合は、中学校の卒業を書きます。
| 状況 | 学歴欄の書き方の例 |
|---|---|
| 高卒 | 高校の入学と卒業を書く |
| 大卒 | 高校の入学・卒業と、大学の入学・卒業を書く |
| 大学を中退 | 大学の入学と「中途退学」を書く |
| 通信制の高校を卒業 | 学校の正式な名前と課程を書く |
| 高卒認定に合格 | 学歴欄の最後か資格欄に合格を書く |
中退や通信制の書き方
中退した場合は、「○○大学 ○○学部 中途退学」と書きます。理由は書かなくても大丈夫で、聞かれたら面接で短く話せるようにしておきましょう。
通信制の高校を卒業した場合は、学校の正式な名前を書けば十分です。通信制だからといって、不利になるような書き方をする必要はありません。
高卒認定は、文部科学省の説明では、合格すると大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。ただし、高校を卒業しなければ最終学歴は「高校卒業」にはならないので、学歴欄に「高校卒業」と書くのは誤りです。
入学や卒業の年を間違えることです。生まれた年から計算できる早見表を使うか、卒業証書を見て確かめておきましょう。
空白期間はどう書く?書かずに準備するのが基本
アルバイトもしていない期間は、履歴書に無理に書く必要はありません。ただ、日付を見れば空白は分かるので、聞かれた時の答えを準備しておくのが大事です。
『職歴の間が1年あいているけど、どう書けばいい?』と心配になりますよね。基本は、空白の期間について欄に何か書く必要はありません。
ただ、読む人は年月を見て空白に気づきます。だから、隠すより「聞かれたらこう答える」と決めておくほうが、気持ちも楽になるんです。
| 空白の期間にしていたこと | 履歴書での扱い | 面接での伝え方の例 |
|---|---|---|
| 資格の勉強 | 資格欄に取った資格を書く | 「○○の資格の勉強をしていました」 |
| 家族の事情 | 書かない | 「家族の事情で家のことをしていました。今は落ち着いています」 |
| 就活をしていた | 書かない | 「就職活動を続けていましたが、決まりませんでした」 |
| 特に何もしていない | 書かない | 「将来を考える時間になりました。今は正社員を目指しています」 |
体調の理由で休んでいた場合も、病名まで書く必要はありません。つらさが続いている時は、医療機関や公的な相談窓口に相談しながら進めてみてください。
伝え方の型はフリーター期間・空白期間の伝え方で、理由ごとにくわしく紹介しています。
職務経歴書で補うこともできる
職務経歴書があるなら、空白の期間にしていたことを短く書いて補うこともできます。例えば「資格の勉強のため就業せず」といった一文です。
ただ、書くことで説明が長くなりすぎるなら、無理に書かなくて大丈夫です。面接で話せる準備ができていれば十分です。
自己PR欄・志望動機欄の書き方と提出前の確認
自己PR欄は、アルバイトで工夫したことを1つ選んで書くと、具体的に伝わります。志望動機欄は、応募先ごとに書き変えるのが基本です。
『自己PRなんて、誇れることがない』と思う方もいるはずです。実は、毎日のバイトの中にも、書けることはたくさんあるんです。
例えば、こんな経験も自己PRになります。
- 混む時間帯に、レジの並び方を工夫して待ち時間を減らした
- 新人に仕事を教える役を任されていた
- 遅刻や欠勤をせずに長く続けている
- 常連のお客さんの好みを覚えて声をかけていた
自己PRの作り方はフリーターの自己PRの作り方で、書き出しシートと例文を紹介しています。
志望動機欄は「なぜこの会社か」を入れる
志望動機は、「正社員になりたい」だけだと、どの会社にも同じことが言えてしまいますよね。そこに「なぜこの会社なのか」を1つ足すと、読む人に届きやすくなります。
例えば、こんな書き出しです。
「飲食店のアルバイトで、お客さんに合わせた提案をすることにやりがいを感じてきました。御社の○○の仕事で、その経験を活かしたいと考えています」
例文と考え方はフリーターの志望動機の書き方でまとめています。
資格欄・趣味特技欄
資格欄には、取った年月と資格の正式な名前を書きます。普通自動車免許も立派な資格なので、持っているなら書いておきましょう。
『書ける資格が何もない』という時は、「特になし」と書いて大丈夫です。勉強中の資格があるなら、「○○の取得に向けて勉強中」と書き添えることもできます。
趣味特技欄は、面接で話のきっかけになりやすい欄です。例えば「料理(週末に作り置きをしています)」のように、少しだけ中身を添えると会話が広がります。
資格の選び方はフリーターが取っておきたい資格で紹介しています。
本人希望記入欄
本人希望記入欄は、基本は「貴社の規定に従います」と書きます。勤務地など、どうしても譲れない条件がある時だけ、短く書いておきましょう。
書類を出す前の最終確認
誤字や日付の間違いは、声に出して読むと見つけやすくなります。迷う欄があれば、ハローワークや就職エージェントで添削を受けるのも方法です。
履歴書は、書き終えた時が一番ほっとしますよね。ただ、提出の前に5分だけ見直す時間を取ってみてください。
- 日付・氏名・連絡先に間違いがないか確かめる
- 学歴と職歴の年月が順番どおりか確かめる
- 雇用形態と会社の正式名を書いているか確かめる
- 自己PRと志望動機を声に出して読む
- 写真を貼る場合は、貼り忘れがないか確かめる

ひとりで書くか、添削を受けるか
『自分の書き方で合っているのか、誰かに見てほしい』という方もいますよね。そんな時は、相談できる場所を使ってみてください。
ハローワークや、若者向けのわかものハローワークでは、応募書類の相談ができます。くわしくはフリーターのハローワークの使い方で紹介しています。
就職エージェントでは、求人の紹介と合わせて、履歴書や職務経歴書の添削を受けられることがあります。例えば第二新卒エージェントneoは、20代に特化した就職支援で、対象に高卒・既卒・フリーターを含めています。
対象かどうかや内容は、公式サイトで確かめてみてください。
PR|第二新卒エージェントneo
フリーターからの正社員就職を相談する
20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。
20代向け第二新卒エージェントneoに相談するサービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
フリーターの履歴書でよくある相談
フリーターの履歴書についての相談は、職歴欄にバイトを書くかどうかと、学歴欄の始まりの2つが特に多いです。よくある相談に答えます。
ずっとフリーターなら、職歴欄は「なし」と書くべき?
この相談は、本当によく見かけます。先ほどの判定表のとおり、長く続けたバイトや応募先に関係するバイトは職歴として書いてかまいません。
「なし」と書くと、卒業後の期間に何をしていたかが伝わりません。雇用形態を添えて書いたほうが、働いてきたことが伝わるはずです。
アルバイトなのに「入社」と書くと、正社員と誤解されない?
『入社だけだと正社員だと思われるかも』と心配する声もあります。その心配は正しくて、だからこそ「入社(アルバイト)」と添える書き方がよく使われます。
雇用形態を書かずに正社員だったように見せるのは、経歴の詐称と受け取られるおそれがあります。正直に書いておきましょう。
卒業後に長期のバイトを2つしていた時の書き方は?
2つとも長く続けたなら、両方とも書いて大丈夫です。古い順に並べて、それぞれに担当した仕事を1行添えると読みやすくなります。
よくある質問
フリーターの履歴書で、職歴欄にアルバイトを書いてもいいですか?
書いてかまいません。応募先に関係するバイトや長く続けたバイトを、「入社(アルバイト)」のように雇用形態を添えて書くのが基本です。
短期や単発のバイトも全部書くべきですか?
基本は書かなくて大丈夫です。数が多いと読みにくくなるので、主なものだけを書き、聞かれたら面接で話しましょう。
学歴欄はどこから書けばいいですか?
高校の入学から書くのが一般的です。最終学歴が中学校の場合は、中学校の卒業を書きます。
空白期間は履歴書に書く必要がありますか?
欄に書く必要はありません。日付を見れば分かるので、面接で聞かれた時に短く答えられるよう準備しておきましょう。
履歴書の添削はどこで受けられますか?
ハローワークやわかものハローワークで応募書類の相談ができます。就職エージェントでも添削を受けられることがあります。
まとめ
- フリーターの履歴書は、職歴欄にアルバイトを書いてかまわない
- 応募先に関係するバイト、長く続けたバイトを優先して書く
- 「入社(アルバイト)」と雇用形態を添え、会社名は正式名で書く
- 学歴欄は高校入学から書くのが一般的
- 空白期間は欄に書かず、面接で答えられるように準備する
- 迷ったらハローワークや就職エージェントで添削を受ける




コメント