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高卒フリーターの就職|正社員になる進め方

高卒フリーターが正社員に就職する進め方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。

高校を出てからアルバイトを続けていて、『高卒フリーターからでも正社員になれるのかな』と不安になっていませんか。

結論から言うと、高卒フリーターの就職は「学歴不問」「高卒以上」の求人に絞って、自分で応募する形で進めればできます。高校の時のように学校が紹介してくれる仕組みとは違うので、その違いを知っておくと動きやすくなります。

この記事を読めば、高卒フリーターから正社員になるための求人の探し方と、応募から内定までの流れが分かります。

目次

高卒フリーターの就職はできる?先に知っておきたいこと

先に結論

高卒フリーターから正社員を目指せる求人はたくさんあります。年齢が若いうちほど未経験から選べる仕事が多いので、早めに動き出すのがおすすめです。

『大卒じゃないと正社員は難しいんでしょ?』と思っている方もいますよね。でも、求人には「学歴不問」や「高卒以上」と書かれたものが多く、高卒であることだけで応募できないわけではありません。

ただ、正社員かどうかで、年齢を重ねた時の賃金は変わってきます。厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」で、フルタイムで働く人の月の賃金(所定内給与)を比べてみます。

年齢正社員・正職員正社員・正職員以外
〜19歳210.8千円186.3千円
20〜24歳247.5千円203.5千円
25〜29歳285.0千円227.9千円
30〜34歳321.1千円233.8千円

10代のうちは差が小さくても、20代後半から開いていきます。この差をどう考えるかは人それぞれですが、正社員を目指すなら早いほど選択肢を広く取れるんです。

高卒後に使える支援は意外と多い

高校を卒業すると、進路指導の先生に相談する機会はなくなりますよね。その代わりに、卒業後の若い人が使える公的な窓口があります。

窓口対象できること
わかものハローワーク・わかもの支援コーナー正社員を目指すおおむね35歳未満担当者制の相談、応募書類・面接対策(無料)
ジョブカフェ都道府県ごとに決める若者の就職支援をまとめて受けられる
地域若者サポートステーション働くことに悩む15〜49歳相談、ビジネスマナー講座、就業体験(無料)

いずれも厚生労働省のページで紹介されている窓口です。高卒フリーターのこれからの全体像は、高卒フリーターのこれからでも紹介しています。

学校経由の高卒採用と、卒業後の就職はここが違う

卒業後は「自分で探して、自分で応募する」形になる

高校在学中の就職は、学校を通して決まった日程で進みます。卒業後のフリーターの就職は、中途採用と同じく自分で求人を選んで応募します。

高校生の就職には、国と学校・経済団体が申し合わせた日程があります。令和9年3月卒業予定者の場合、学校から企業への応募書類の提出開始は9月5日(沖縄県は8月30日)、企業の選考と内定の開始は9月16日です(厚生労働省)。

また、多くの地域では、一定期間は1人1社しか応募・推薦しない「一人一社制」のルールがあります。ただ、地域によって違い、最初から複数応募できる県もあります。

卒業後は、こうした学校経由の仕組みから外れます。違いを表にしてみました。

比べる点高校在学中の就職(学校経由)卒業後の高卒フリーターの就職
求人の探し方学校に届いた求人から選ぶ求人サイト・ハローワーク・就職エージェントで自分で探す
応募の窓口学校が企業に応募書類を出す自分で企業に応募する
時期決まった日程で一斉に進む1年を通していつでも応募できる
応募できる数一人一社制の地域が多い何社でも同時に応募できる
相談相手進路指導の先生ハローワークの担当者、就職エージェントなど
採用の枠新卒の高卒採用中途採用、または既卒も受ける新卒採用
高校在学中の学校経由の就職と卒業後の就職の違いを比べた図解

自由に動ける分、計画が大事

卒業後の就職は、いつでも何社でも応募できるのが良いところです。その代わり、誰かが日程を決めてくれるわけではありません。

『いつか就職しよう』と思っているうちに、時間がたってしまうこともありますよね。「何月までに内定を取る」と自分で期限を決めておくと、動きやすくなります。

補足

卒業後3年以内なら、新卒採用の枠に応募できる会社もあります。厚生労働省の指針で、会社は卒業後少なくとも3年間は新卒枠に応募できるようにするべきとされています(全企業が受け付けるとは限りません)。

公務員を目指す場合の年齢の決まり

『高卒で公務員になれないかな』と考える方もいますよね。国家公務員の一般職(高卒者試験)は、2026年度の試験では高校を卒業した日の翌日から2年を過ぎていない人が対象です(人事院)。

2年を過ぎた人は、社会人試験(係員級)の区分が対象になります。区分の休止など年度ごとの変更もあるので、受験案内で確かめてみてください。詳しくはフリーターから公務員になるにはで紹介しています。

「学歴不問」「高卒以上」の求人の探し方

まずは応募条件の欄で、学歴を確かめる

求人票の応募条件に「学歴不問」か「高卒以上」と書かれていれば、高卒の人も応募できます。そこから仕事の中身と研修の有無で絞っていきます。

求人サイトで正社員の求人を探すと、「大卒以上」の求人も混ざって出てきます。最初に学歴の条件で絞ると、応募できる求人だけを効率よく見られます。

求人票の書き方高卒の人は応募できる?一緒に確かめたいこと
学歴不問応募できる資格や免許の条件がないか
高卒以上応募できる経験の条件が書かれていないか
専門卒以上高卒だけでは応募できないことが多い応募の前に問い合わせる
大卒以上高卒だけでは応募できないことが多い応募の前に問い合わせる
未経験歓迎学歴の条件しだい学歴の欄も合わせて見る

検索に使える言葉

求人サイトやアプリで探す時は、検索の言葉を変えると出てくる求人が変わります。いくつか組み合わせて試してみてください。

探したい求人検索に使える言葉の例
学歴を問わない求人学歴不問、高卒以上
経験がなくても始められる求人未経験歓迎、未経験OK、研修あり
フリーターを受け入れている求人フリーター歓迎、既卒可
手に職をつけたい資格取得支援、技術職

求人の見分け方はフリーター歓迎の正社員求人の探し方でさらに詳しく紹介しています。

高卒から応募しやすい仕事のタイプ

「学歴不問」「高卒以上」の正社員求人は、仕事のタイプでいうと次のようなものによく見られます。どの仕事が合うかは、アルバイトで苦にならなかったことから考えてみてください。

仕事のタイプ仕事の例向いていそうな人
人と話す仕事営業、販売、接客、受付接客のアルバイトが楽しかった人
ものをつくる仕事製造、組み立て、検査決まった手順をこつこつ進めるのが得意な人
ものを運ぶ・管理する仕事物流、倉庫の管理、配送体を動かす仕事が好きな人、免許を生かしたい人
人を支える仕事介護、福祉人の役に立つことにやりがいを感じる人
技術を身につける仕事建設、設備、整備、ITエンジニア手に職をつけたい人、資格を取りたい人

職種ごとの詳しい話は、フリーターから工場・製造の正社員にやフリーターから介護職の正社員にでも紹介しています。

応募する求人を選ぶ前のチェック
  • 応募条件が「学歴不問」か「高卒以上」になっているか確かめる
  • 雇用形態が正社員(期間の定めなし)になっているか確かめる
  • 研修や先輩に教わる仕組みがあるか確かめる
  • 必要な資格や免許がないか確かめる
  • 通勤と休日の形が自分に合うか確かめる
よくある失敗

「正社員登用あり」と書かれた求人を、最初から正社員の求人だと思って応募してしまうことがあります。雇用形態の欄に「契約社員」「アルバイト」とあれば、最初は正社員ではありません。

応募から内定までの流れ

6つの段階を順番に進めれば、迷わずに済む

高卒フリーターの就職は、自己分析から入社まで6つの段階で進みます。高校の時の就職と違って、全部を自分で進めるのがポイントです。

『何から手をつければいいか分からない』という方のために、全体の流れを先に見ておきましょう。

高卒フリーターから正社員になるまでの流れ
  1. 高校卒業後のアルバイトの経験を書き出す
  2. 相談先(ハローワーク・就職エージェントなど)を決める
  3. 履歴書を作り、誰かに見てもらって直す
  4. 「学歴不問」「高卒以上」の求人に数社まとめて応募する
  5. 書類選考と面接を受け、結果を見て応募を足す
  6. 内定が出たら労働条件を書面で確かめ、入社日を決める
高卒フリーターが応募から内定まで進む6つの段階の図解

履歴書の学歴・職歴欄の書き方

高卒フリーターの履歴書では、学歴欄に中学校の卒業と高校の入学・卒業を書き、職歴欄にアルバイトの経験を書きます。アルバイトも、立派な職歴として書いて大丈夫ですよ。

例えば、職歴欄はこんなふうに書けます。

「株式会社○○ ○○店 アルバイトとして勤務(レジ、品出し、発注の補助を担当)」

担当した仕事の中身まで書くと、どんなことができる人かが伝わりやすくなります。

書類選考が通らない時の見直し

何社か応募しても書類選考が通らないと、『やっぱり高卒だからかな』と落ち込んでしまいますよね。でも、学歴の前に見直せるところがあります。

書類が通らない時に見直すところ
  • 職歴欄にアルバイトで担当した仕事の中身を書いているか見直す
  • 志望理由が、その会社でなくても言える話になっていないか見直す
  • 応募条件(資格・免許・経験)に合っている求人か見直す
  • 誤字や空欄がないか、誰かに読んでもらう

わかものハローワークや就職エージェントでは、応募書類を見てもらうこともできます。一人で直すより、早く改善点が見つかりますよ。

面接の自己紹介で話すこと

面接の最初に「自己紹介をお願いします」と言われることがあります。『何を言えばいいの?』と迷いますよね。

自己紹介は、名前、高校卒業後にしてきたこと、応募した理由を短くまとめれば十分です。例えば、こんな形です。

「○○と申します。高校を卒業してから、スーパーのアルバイトを3年続けてきました。品出しや発注の補助を任される中で、ものが届くまでの仕事に興味を持ち、物流の仕事に応募しました」

長く話すより、1分くらいで言い切るほうが聞き手に伝わります。面接で聞かれやすい質問はフリーターの面接でよく聞かれる質問と答え方で紹介しています。

自分で探すか、ハローワークや就職エージェントを使うか

どれも正しい選び方。合うものを組み合わせる

高卒フリーターの就職は、自分で求人サイトを使う、ハローワークに相談する、就職エージェントに紹介してもらう、のどれでも進められます。

高校の時は先生が相談に乗ってくれましたが、卒業後は相談相手を自分で選ぶことになります。『ハローワークとエージェントと自分だけ、どれがいいの?』と迷う方は多いです。

こんな人は合いやすい方法
希望の仕事が決まっていて、自分のペースで探したい求人サイトで自分で探す
地元の会社で働きたい、窓口で直接話したいハローワーク、わかものハローワーク
何の仕事が合うか分からず、相談しながら決めたい就職エージェント、わかものハローワーク
履歴書や面接の練習を手伝ってほしいわかものハローワーク、就職エージェント
アルバイトが忙しく、企業との日程調整を任せたい就職エージェント

就職エージェントでは、担当者が希望を聞いて求人を紹介し、書類の添削や面接対策、企業との日程調整まで手伝ってくれます。高校の時の進路指導に近い形で相談できるので、初めての就職活動でも進めやすいんです。

例えば、第二新卒エージェントneoは、20代に特化した就職・転職のサポートです。対象は第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターで、個別の就職相談や履歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介を受けられます。

対象かどうかは第二新卒エージェントneoの公式サイトで確かめてみてください。ハローワークや求人サイトと並行して使っても大丈夫です。

PR|第二新卒エージェントneo

フリーターからの正社員就職を相談する

20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。

20代向け第二新卒エージェントneoに相談する

サービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

就職エージェントの仕組みは就職エージェントとはで、使う時の流れと一緒に紹介しています。

相談に行く前に用意しておくもの

ハローワークでも就職エージェントでも、最初の相談で話す内容はだいたい同じです。次のものを用意しておくと、1回目の相談から具体的な話に進めます。

最初の相談の前に用意しておくもの
  • 高校の卒業年月と、これまでのアルバイト先の一覧をメモしておく
  • アルバイトで担当した仕事を3つ書き出しておく
  • 働きたい地域と、通える時間を決めておく
  • 興味のある仕事、やりたくない仕事を1つずつ考えておく
  • 書きかけでもいいので履歴書を持っていく

『うまく話せなかったらどうしよう』と心配しなくても大丈夫です。メモを見ながら話せば、担当者のほうから質問して話を広げてくれます。

高卒フリーターの就職でよくある相談

「何年たっても大丈夫?」「どの仕事を選ぶ?」の相談が多い

高卒フリーターの就職については、フリーターの期間が長くなっても正社員になれるのか、どんな職種を選べばいいのか、という相談がよく寄せられます。

高卒で3年フリーターをしてからでも正社員になれますか?

高校卒業後に3年ほどアルバイトを続けてから就職したい、という相談です。結論から言うと、正社員を目指すことはできます。

20代前半は、経験よりも人柄や意欲を見て採用する求人が多い時期です。3年間で続けてきたアルバイトの経験を、面接で具体的に話せるように準備しておきましょう。

どんな職種を選べばいいですか?

配送ドライバーに興味があるけれど、将来が不安、という相談もあります。『この仕事を選んで大丈夫かな』と迷うのは、真剣に考えている証拠ですよね。

職種を選ぶ時は、将来の予想だけで決めるより、「続けられそうか」「身につく技術や資格があるか」で考えるのがおすすめです。例えば、免許や資格が仕事に生きる職種なら、別の会社に移る時にも役立ちます。

考える点確かめ方
続けられそうか職場見学や面接で、1日の仕事の流れを聞く
身につく技術や資格があるか求人票の「資格取得支援」「研修」の欄を見る
経験を生かせるかこれまでのアルバイトと似た作業があるか考える

未経験から目指せる仕事はフリーターからなれる職業で、職種ごとに紹介しています。

前の職場を短い期間で辞めてしまいました

高校卒業後に就職した会社を、人間関係のことで半年ほどで辞めてしまった、という相談です。『また同じことになったらどうしよう』と不安になりますよね。

短い期間で辞めた経験があっても、正社員を目指すことはできます。面接では、辞めた理由を相手を責める言い方にせず、「次はこういう職場で長く働きたい」という形で短く伝えるのがおすすめです。

つらい気持ちが続く時は、一人で抱えずに、医療機関や公的な相談窓口に相談してみてください。

就職の前に一人暮らしを始めてもいい?

高卒フリーターのうちに一人暮らしを始めて、それから就職を考えたい、という相談です。

一人暮らしを先に始めることもできますが、アルバイトの収入で家賃と生活費をまかなえるかを先に計算しておくのが大事です。入居の審査や生活費の考え方はフリーターの一人暮らしで紹介しています。

就職先が決まってから、寮や社宅、住宅手当のある会社を選んで住まいを移す方法もあります。

よくある質問

高卒フリーターでも正社員に就職できますか?

できます。「学歴不問」「高卒以上」と書かれた正社員の求人に応募すれば、高卒であることだけで応募できないことはありません。若いうちほど未経験から選べる求人が多いです。

高卒フリーターの就職は、高校の時と何が違いますか?

高校在学中は学校を通して決まった日程で応募しますが、卒業後は自分で求人を探して応募します。時期は1年を通していつでもよく、何社でも同時に応募できます。

高卒の履歴書に、アルバイトの経験は書いていいですか?

書いて大丈夫です。職歴欄に「アルバイトとして勤務」と書き、担当した仕事の中身も添えると伝わりやすくなります。

高卒フリーターは何歳までに就職したほうがいいですか?

年齢の上限が決まっているわけではありません。ただ、年齢が上がると経験を聞かれる場面が増えるので、20代のうちに動くほど未経験から選べる求人は多くなります。

高卒で国家公務員を目指せますか?

目指せます。高卒者試験は卒業後2年を過ぎていない人、それ以降は社会人試験(係員級)が対象になります(人事院 2026年度受験案内)。年度ごとに変わるので、最新の受験案内で確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 高卒フリーターから正社員を目指せる求人は多く、早めに動くほど選択肢が広い
  • 卒業後は学校経由ではなく、自分で探して自分で応募する
  • 求人は応募条件の「学歴不問」「高卒以上」から絞る
  • 「正社員登用あり」は最初の雇用形態を確かめる
  • 履歴書にはアルバイトの経験も職歴として書く
  • わかものハローワークや就職エージェントなど、相談先を組み合わせて使う

まずは、高校卒業後のアルバイトで任された仕事を3つ書き出してみてください。正社員を目指す進め方の全体はフリーターから正社員になるにはで紹介しています。

フリーターガイド

フリーターガイド 編集部

フリーターの意味や働き方、正社員への就職・就活の進め方、年齢や学歴ごとの動き方、年収・一人暮らし・年金や保険まで、フリーターとして働く人とこれからを考える人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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