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高卒フリーターのこれから|正社員を目指す道

高卒フリーターが正社員を目指す道を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が厚生労働省・総務省などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。制度や求人の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。当サイトの一部の記事には就職支援サービスへのリンク(広告)を含みます。

高校を出てからアルバイトを続けていると、『高卒で正社員になれるのかな』と考えることがありますよね。まわりが就職していく時期は、なおさら気になるものです。

結論から言うと、高卒フリーターでも正社員を目指す道はいくつもあります。年齢によって使える窓口や試験が変わるので、今の自分に合う道を知っておくことが大事です。

この記事を読めば、高卒フリーターが使える道と、年齢ごとの進め方が分かります。

目次

高卒フリーターは正社員を目指せる?

先に結論

高卒フリーターでも、正社員を目指すことはできます。高校在学中の就職とは仕組みが変わるので、卒業後に使える窓口と求人の探し方を知っておくと進めやすくなります。

高卒でフリーターになった理由は、人それぞれですよね。進路が決まらないまま卒業した人、進学をやめた人、一度就職してから辞めた人もいるはずです。

まず知っておきたいのは、高校在学中と卒業後で、仕事の探し方が大きく変わることです。

比べる点高校在学中の就職卒業後(フリーター)の就職
求人の受け取り方学校を通して紹介される自分で探す・窓口で紹介を受ける
応募の数地域によって一定期間は1人1社複数の会社に同時に応募できる
日程応募書類の提出や選考の開始日が決まっている時期は求人ごとに違う
相談先学校の先生ハローワーク・就職エージェントなど

厚生労働省によると、2027年3月に卒業予定の高校生は、学校から企業への応募書類の提出開始が9月5日(沖縄県は8月30日)、選考開始が9月16日です。在学中の就職はこうした決まった日程で進むんです。

卒業後は学校を通さないので、自分で窓口を選んで動くことになります。その分、時期を気にせず、いくつもの会社に応募できるのはいいところですよ。

高校卒業後の進路そのものに迷っている時は、高校卒業後にフリーターになる前に考えたいことも見てみてください。

高卒フリーターの「高卒」は書類でどう書く?

履歴書の学歴欄には、高校を卒業した年月を書きます。卒業後にアルバイトをしていた期間は、職歴欄にアルバイトとして書けば大丈夫です。

例えば、こんな書き方です。

「〇〇年3月 〇〇高等学校 卒業」

「〇〇年4月 株式会社〇〇 アルバイトとして勤務(現在に至る)」

アルバイトの経験も立派な職歴です。長く続けた仕事や、任された役割があれば、職歴の下に一言添えておくと伝わりやすくなります。

高卒フリーターが使える道を年齢別に整理

年齢で使える道が変わる

高卒フリーターが使える道は、若者向けの窓口、新卒枠、公務員試験、資格、職業訓練、就職エージェントの6つです。年齢によって使える道が変わるので、今の自分の位置を表で確かめてみてください。

『自分は何が使えるんだろう』と思っている方も多いですよね。そこで、この記事で独自にまとめた年齢別の表を見てみてください。

年齢の目安使いやすい道ポイント
18〜19歳(卒業後2年以内)国家公務員の高卒者試験、新卒枠、わかものハローワーク高卒者試験は卒業後2年以内が対象
20〜21歳(卒業後3年以内)新卒枠への応募、税務職員の試験、就職エージェント卒業後3年以内は新卒枠で応募できることがある
22〜29歳中途採用の未経験求人、就職エージェント、資格、職業訓練20代向けの就職支援が使いやすい
30〜34歳わかものハローワーク、職業訓練、国家公務員の社会人試験おおむね35歳未満まで若者向けの窓口を使える
35歳以上ハローワーク、職業訓練、正社員登用一般のハローワークで相談する
高卒フリーターが使える道を年齢別にまとめた図解

卒業後3年以内なら新卒枠も

厚生労働省の指針では、会社は新卒の採用枠に、卒業後少なくとも3年間は応募できるようにするべきとされています。高卒の場合も、卒業後3年以内なら新卒の枠で応募できることがあるんです。

ただ、これは会社に努力を求める内容なので、すべての会社が受け付けるとは限りません。求人に「既卒可」と書いてあるか、問い合わせて確かめてみてください。

若者向けの窓口はおおむね35歳未満

わかものハローワークやわかもの支援コーナーは、正社員を目指すおおむね35歳未満の人が対象です。担当者がついて、応募書類や面接の対策、就職後の相談まで無料で手伝ってくれます。

働くことそのものに悩みがあるなら、15歳〜49歳が対象の地域若者サポートステーションもあります。

今の自分の位置を確かめる

表を見て、自分がどこに当たるかを確かめてみましょう。次のチェックで、使える道がはっきりします。

自分の位置を確かめるチェック
  • 高校を卒業してから何年たっているかを確かめる
  • 今の年齢と、35歳までの年数を確かめる
  • 正社員として働いた経験があるかを確かめる
  • 取りたい資格や、やってみたい仕事があるかを確かめる
  • 今のバイト先に正社員登用があるかを確かめる

高卒フリーターが目指しやすい道を詳しく

道は1つにしぼらなくていい

6つの道は、組み合わせて使うことができます。例えば、就職エージェントで求人を探しながら資格の勉強をする、といった進め方もできます。

ここからは、それぞれの道をもう少し詳しく見ていきますね。『どれが自分に合うか』を考えながら読んでみてください。

1. 公務員試験

人事院の国家公務員一般職(高卒者試験)は、2026年度は高校を卒業した日の翌日から2年を過ぎていない人(2024年4月1日以降に卒業した人)などが受けられます。税務職員の採用試験は、卒業後3年を過ぎていない人が対象です。

卒業から2年を過ぎた人には、一般職の社会人試験(係員級)があります。2026年度は1986年4月2日以降に生まれた人などが対象です。

区分が休止されるなど、年度ごとに変わることがあります。地方公務員は自治体ごとに受験資格が違うので、受けたい試験の案内を確かめておきましょう。

試験の準備は、フリーターから公務員になるにはで詳しく紹介しています。

2. 資格

資格は、未経験の仕事に応募する時の手がかりになります。ただ、資格があれば正社員になれる、というわけではありません。

大事なのは、目指す仕事に合った資格を選ぶことです。例えば、事務の仕事ならパソコンの資格、運転の仕事なら仕事で使う免許、というように、仕事から逆に考えてみてください。

『とりあえず何か取っておこう』と選ぶと、勉強の時間のわりに応募で使えないこともあります。求人票の「歓迎する資格」の欄を見ると、どんな資格が求められているかが分かりますよ。資格の選び方は、フリーターが取っておきたい資格で紹介しています。

3. 職業訓練

ハロートレーニング(職業訓練)は、受講料が原則無料で、テキスト代は自分で払います。雇用保険を受けられない人向けの求職者支援訓練もあります。

本人の収入が月8万円以下などの要件を満たすと、月10万円の職業訓練受講手当を受けながら学べる制度もあるんです。ほかにも要件があるので、ハローワークで確かめてみてください。

4. 今のバイト先の正社員登用

長く働いているバイト先があるなら、正社員登用の道を聞いてみるのも一つの方法です。パートタイム・有期雇用労働法では、会社は短時間・有期の人が正社員になれるよう、いくつかの措置をとることになっています。

登用の条件や実績は会社ごとに違います。店長や本部の担当者に、どんな流れで正社員になれるかを聞いてみましょう。

5. 求人に自分で応募する

ハローワークや求人サイトで、「未経験可」「学歴不問」「高卒以上」と書かれた正社員の求人を探す方法です。自分のペースで探せるのがいいところですね。

求人票では、仕事の内容だけでなく、研修があるか、社会保険に入れるかも見ておきましょう。

高卒で応募できる求人を見分けるチェック
  • 応募の条件に「高卒以上」「学歴不問」とあるかを確かめる
  • 「未経験可」や研修のありなしを確かめる
  • 正社員か、契約社員から正社員になる流れかを確かめる
  • 社会保険に入れるかを確かめる
  • 休日や働く時間が続けられる範囲かを確かめる

書いていないことは、応募の前に電話やメールで聞いて大丈夫です。聞き方に迷ったら、ハローワークの窓口で代わりに確かめてもらえることもあります。

6. 就職エージェント

20代なら、正社員の求人を紹介してくれる就職エージェントを使う方法もあります。高卒やフリーターを対象にしているサービスもあり、求人の紹介や書類の添削、面接の対策などを手伝ってもらえます。

『一人で探すと、どの求人がいいのか分からない』という時に頼りになりますよ。

どの道から始める?判定表

6つの道を見て、『全部気になる』という方もいますよね。迷った時は、今の気持ちに近いものから選んでみてください。

今の気持ち始めやすい道
安定した仕事に早めに就きたいわかものハローワーク・就職エージェントで求人を探す
公務員の仕事に興味がある受けられる試験を受験案内で確かめる
やってみたい仕事がはっきりしている資格の勉強か職業訓練を始める
今のバイト先が気に入っている正社員登用があるか聞いてみる
何をしたいかまだ決まっていない窓口で相談して、仕事の種類を知る

一つに決めきれなくても大丈夫です。窓口で話しながら、少しずつしぼっていけばいいんです。

高卒フリーターの今と、正社員との違い

差は年齢とともに広がる

厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、正社員は年齢とともに賃金が上がり、正社員以外は20代後半から横ばいになる傾向があります。早めに動くほど、選べる道も広くなります。

『正社員とどれくらい違うの?』と気になる方もいますよね。厚生労働省の調査(2025年)の、一般労働者の月の賃金を見てみます。

年齢正社員・正職員正社員・正職員以外
〜19歳210.8千円186.3千円
20〜24歳247.5千円203.5千円
25〜29歳285.0千円227.9千円
30〜34歳321.1千円233.8千円

これは学歴を分けない値で、残業代などを除いた税金を引く前の月額です。フルタイムで働く人の値なので、短い時間で働く人はこの表とは違ってきます。

10代のうちは差が小さく、年齢が上がるにつれて広がっていくのが分かりますよね。数字に焦るより、「早めに一歩を踏み出すほど選べる道が多い」と受け止めてみてください。

年金と保険の手続きも確かめておく

高卒でフリーターになると、20歳になった時に国民年金の加入が始まります。勤め先の厚生年金に入っていない人は、自分で保険料を納めます。

2026年度の国民年金の保険料は月17,920円です。払うのが難しい時は、免除や納付猶予を申請できるので、そのままにせず年金事務所や市区町村の窓口に相談してみてください。

週の所定労働時間が20時間以上で学生ではない人は、勤め先の規模によっては社会保険に入れます。シフトを決める時に、勤め先に聞いてみるといいですよ。

補足

給与だけの人は、2026年分は年収178万円までなら所得税がかからない水準です。親の健康保険の扶養は、19歳以上23歳未満なら年間収入150万円未満が条件になりました。最新の内容は国税庁や日本年金機構で確かめてください。

高卒フリーターでよくある相談

相談の中心は「何から始めるか」

高卒フリーターの相談では、「就活のやり方が分からない」「資格も経験もない」「バイト先から正社員に誘われた」といった声がよく見られます。よくある相談を一般化して答えます。

知恵袋などでは、高卒フリーターの方からの相談がたくさん寄せられています。中でも多いものに答えますね。

相談1: 就活のやり方が分かりません

高校では先生が求人を紹介してくれたので、『自分でどう動けばいいの?』となりますよね。頼れる人がいない時ほど、窓口を使うのがおすすめです。

わかものハローワークでは、担当者が一緒に求人を探し、書類や面接の準備も手伝ってくれます。例えば、最初はこんなふうに伝えるだけで大丈夫です。

「高卒でアルバイトをしています。正社員になりたいのですが、就活のやり方が分かりません」

就活の全体の流れは、就活のやり方がわからないフリーターへでも紹介しています。

相談2: 資格も社会人経験もありません

『アピールできることが何もない』と感じている方も多いはずです。でも、アルバイトで続けてきたことは、そのまま経験として伝えられます。

例えば、接客で覚えた言葉づかいや、レジの締め作業、新人に仕事を教えたことなどです。面接ではこんなふうに話せます。

「接客のアルバイトを2年続け、平日の夕方は新人の教育も任されていました」

相談3: バイト先から正社員に誘われたけど迷う

今の職場から正社員に誘われるのは、働きぶりが認められた証拠です。ただ、『このまま決めていいのかな』と迷うのも自然なことですよね。

迷った時は、次の点を確かめてから決めてみてください。

正社員の誘いを受ける前に確かめること
  • 正社員になった後の仕事の内容と働く時間を確かめる
  • 給料や休日、社会保険の条件を書面で確かめる
  • 今の職場で長く働きたいかを自分に聞いてみる
  • ほかの仕事も見てみたい気持ちがあるかを考える

条件は口約束ではなく、労働条件通知書などの書面で確かめておくと安心です。

相談4: 安定した仕事に就いて将来を考えたい

『結婚や一人暮らしを考えると、安定した仕事に就きたい』という相談も多いです。こうした目標があるのは、動き出す大きなきっかけになりますよね。

この場合は、正社員の求人の中でも、社会保険に入れるか、長く働けそうかを重視して選んでみてください。わかものハローワークや就職エージェントで、目標をそのまま伝えると、合う求人を一緒に考えてもらえます。

相談5: 公務員に興味があるけど、体力に自信がない

警察官や消防官のような仕事は、体力の試験がある場合があります。ただ、公務員には事務の仕事もたくさんあるんです。

事務の区分では、体力の試験がない場合もあります。受けたい試験の案内で、試験の内容を確かめてみてください。

高卒フリーターが正社員を目指す進め方

3か月を目安に動く

高卒フリーターが正社員を目指す時は、自分の位置を確かめる、相談する、応募するの順に進めるとスムーズです。バイトを続けながら、少しずつ進めてみてください。

『結局、何から始めればいいの?』という方のために、進め方をステップにまとめました。

高卒フリーターが正社員を目指す進め方
  1. 年齢別の表で、自分が使える道を確かめる
  2. これまでのバイト経験を書き出す
  3. わかものハローワークや就職エージェントに相談する
  4. 履歴書を作り、応募する求人を選ぶ
  5. 面接の練習をして、応募を始める
時期の目安やること
1か月目使える道を確かめ、バイト経験を書き出す
1か月目窓口や就職エージェントに相談する
2か月目履歴書を作り、求人を選んで応募する
3か月目面接を受け、条件を比べて決める
高卒フリーターが正社員を目指す3か月の進め方を示した図解

応募の時に気をつけたいこと

よくある失敗

1社の結果を待ってから次に応募すると、時間がかかりすぎることがあります。卒業後は複数の会社に同時に応募できるので、いくつか並行して進めてみましょう。

高卒フリーターの就職の進め方は、高卒フリーターの就職でさらに詳しく紹介しています。正社員になるまでの全体の流れは、フリーターから正社員になるにはも見てみてください。

20代で正社員の求人を紹介してほしい人は、就職エージェントに相談してみる方法もあります。

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よくある質問

高卒フリーターでも正社員になれますか?

なれます。高校在学中の就職とは仕組みが変わりますが、わかものハローワークや就職エージェント、求人サイトなどを使って正社員の求人に応募できます。

高卒で卒業後何年までなら新卒枠で応募できますか?

厚生労働省の指針では、卒業後少なくとも3年間は新卒枠で応募できるようにするべきとされています。ただ、すべての会社が受け付けるとは限らないので、求人ごとに確かめてください。

フリーター高卒でも公務員になれますか?

国家公務員の高卒者試験は卒業後2年以内、社会人試験は2026年度なら1986年4月2日以降に生まれた人などが受けられます。地方公務員は自治体ごとに違うので、試験の案内で確かめてください。

高卒フリーターは資格を取った方がいいですか?

目指す仕事に合った資格なら、応募の手がかりになります。ただ、資格だけで正社員になれるわけではないので、求人探しや相談と並行して進めるのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • 高卒フリーターでも正社員を目指す道はいくつもある
  • 卒業後は学校を通さず、自分で窓口を選んで複数の会社に応募できる
  • 卒業後3年以内なら、新卒枠で応募できることがある
  • 公務員試験・資格・職業訓練・正社員登用・就職エージェントを年齢に合わせて選ぶ
  • 自分の位置を確かめ、相談、応募の順で3か月を目安に進める
フリーターガイド

フリーターガイド 編集部

フリーターの意味や働き方、正社員への就職・就活の進め方、年齢や学歴ごとの動き方、年収・一人暮らし・年金や保険まで、フリーターとして働く人とこれからを考える人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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