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パソコンを使う仕事に興味があって、ITエンジニアという働き方が気になっている。でも『大学も専門も出ていないのに、本当になれるの?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、フリーターから未経験でITエンジニアを目指す道はあります。独学・職業訓練・未経験採用の会社に入って研修で学ぶ、の3つのルートから自分に合うものを選ぶと進めやすくなります。
この記事を読めば、3つのルートの違いと、最初の3か月に何をすればいいかが分かります。
フリーターからITエンジニアを目指す前に知っておきたいこと
ITエンジニアは、学歴より「学び続けられるか」が見られやすい仕事です。未経験から応募できる正社員の求人もあるので、フリーターからでも目指せます。
ITエンジニアとひと口に言っても、仕事の種類はいろいろあります。どれを目指すかで、最初に学ぶことも変わるんです。
| 仕事の種類 | 主にすること | 未経験から入る時の入口の例 |
|---|---|---|
| 開発(プログラマー) | プログラムを書いて、アプリやシステムを作る | 研修のある会社に入る、独学で作品を作る |
| インフラ | サーバーやネットワークを作って動かす | 監視や運用の仕事から始める |
| テスト・品質の確認 | 作ったものが正しく動くかを確かめる | テストの仕事から始めて、開発に広げる |
| ヘルプデスク・サポート | 社内外のパソコンやシステムの困りごとに対応する | 問い合わせの対応から始める |
『どれが自分に向いているかなんて分からない』という方もいますよね。最初から一つに決めなくても大丈夫です。少し学んでみて、面白いと感じた方向に進めばいいんです。
ほかの職種と比べて考えたい時は、フリーターからなれる職業|未経験から目指せる仕事も参考にしてみてください。
向いているかを確かめるチェック
ITエンジニアに向いているかは、やってみないと分からない部分もあります。ただ、次のような人は始めやすいことが多いです。
- 分からないことを自分で調べるのが苦にならない
- 細かいところまで確かめる作業が嫌いではない
- うまくいかなくても、原因を探して試し直せる
- 毎日少しずつでも、学ぶ時間を作れる
2つ以上あてはまるなら、まずは無料の教材などで試してみる価値はあります。
3つのルートを比べる:独学・職業訓練・未経験採用の会社の研修
ITエンジニアを目指すルートは、大きく分けて独学、職業訓練、未経験採用の会社に入って研修で学ぶ、の3つです。それぞれ向いている人が違うので、今の生活に合うものを選んでみてください。
ここが大事なところです。『とにかく勉強してから就活』と思いがちですが、先に会社に入って学ぶルートもあります。3つを並べて比べてみましょう。
| 比べること | 独学 | 職業訓練(ハロートレーニング) | 未経験採用の会社の研修 |
|---|---|---|---|
| 学び方 | 本や学習サイトで自分で進める | 訓練校や認定された訓練機関で講義と実習 | 入社後に会社の研修で学ぶ |
| 費用 | 教材しだい | 受講料は原則無料、テキスト代は自己負担 | 会社が研修を用意する |
| 収入 | バイトを続けながら | 条件を満たせば給付金を受けられる場合がある | 正社員の給与を受けながら |
| 進めやすさ | 自分のペースで進められるが、続けるのが大変 | 決まった日程で通うので続けやすい | 早く現場に入れるが、配属先は会社しだい |
| 向いている人 | バイトを続けながら少しずつ試したい | 基礎をまとめて学び、就職の相談もしたい | 早く正社員として働き始めたい |

ルート1:独学
独学は、今のバイトを続けながら始められるのが良いところです。本や学習サイトを使って、自分のペースで進められます。
ただ、一人で進めると、どこまでやれば就活に進めるのかが見えにくいですよね。目標を「小さなものを一つ作る」のように決めておくと、続けやすくなります。
ルート2:職業訓練(ハロートレーニング)
ハロートレーニングは、仕事を探している人のための公的な職業訓練です。受講料は原則無料で、テキスト代は自己負担です(厚生労働省)。地域によっては、ITやプログラミングのコースが用意されていることもあります。
雇用保険を受けられない人向けには、求職者支援訓練があります。条件を満たすと、職業訓練受講給付金として月額10万円などを受けられる制度もあるんです。
本人の収入が月8万円以下、世帯の収入が月30万円以下、世帯の金融資産が300万円以下などの条件があります。訓練の日にすべて出席することも求められます。詳しい条件は、ハローワークか厚生労働省のハロートレーニングのページで確かめてみてください。
使い方の流れはフリーターの職業訓練|ハロートレーニングの使い方で紹介しています。
ルート3:未経験採用の会社に入って研修で学ぶ
未経験から応募できる正社員の求人の中には、入社後に研修を用意している会社があります。給与を受けながら学べるので、生活の心配が少ないのが良いところです。
一方で、研修の長さや中身、研修の後にどんな仕事に就くかは会社ごとに違います。応募の前に、次の章のチェックリストで確かめておきましょう。
どのルートを選ぶかの判定表
『結局、自分はどれから始めればいいの?』と迷う時は、下の表を目安にしてみてください。
| 今の自分 | 合いやすいルート |
|---|---|
| バイトを減らせず、まずは向いているか試したい | 独学から始める |
| 基礎をまとめて学びたいが、学費は出せない | 職業訓練を調べる |
| 早く正社員になって、生活を安定させたい | 未経験採用の会社に応募する |
| 独学で少し学んで、もっと深めたい | 独学の内容を持って、研修のある会社に応募する |
ルートは組み合わせてもかまいません。例えば、独学で1か月試してから、研修のある会社に応募する、という進め方もよくあります。
最初の3か月の学習計画の例
独学で始める時は、最初の3か月を3つの段階に分けると進めやすくなります。1日の時間は少なくても、毎日続けることを大事にしてみてください。
『何から勉強すればいいのか分からない』という声は本当によく聞きます。下の表は、バイトを続けながら進める時の例です。
| 時期 | やること | 1週間の時間の目安(例) |
|---|---|---|
| 1か月目 | パソコンの基本操作、ITの基礎用語、学びたい分野を一つ決める | 平日に1日1時間、休みの日に2〜3時間 |
| 2か月目 | 選んだ分野の基礎を学び、教材の練習問題を解く | 平日に1日1時間、休みの日に2〜3時間 |
| 3か月目 | 小さなものを一つ作る、または学んだことをまとめる。求人を見始める | 学習に加えて、求人探しの時間を作る |
時間はあくまで例です。シフトの多い週は少なめにして、休みの多い週に取り返すくらいの気持ちで大丈夫です。

1か月目:基礎と分野選び
まずは、ファイルの扱いやキーボードの操作など、パソコンの基本に慣れるところから始めます。スマホしか持っていない方は、学習を始める前にパソコンを使える環境を用意しておくと進めやすいです。
そのうえで、開発・インフラなどの中から、気になる分野を一つ選んでみてください。
2か月目:選んだ分野の基礎
2か月目は、選んだ分野の基礎を学びます。教材の練習問題を解きながら、分からなかったところをメモしておくと、あとで面接の話の材料にもなります。
『難しくて止まってしまった』という時もありますよね。そんな時は、同じ内容を別の教材で読んでみると、すっと分かることがあります。
3か月目:小さく作って、就活の準備
3か月目は、学んだことを使って小さなものを作ってみます。完成度は高くなくて大丈夫です。

作ったものや学んだ記録は、面接で「どうやって学んできたか」を話す時の材料になります。並行して、求人を見始めておきましょう。
- 学んだ分野と、使った教材を説明できる
- 作ったものや、まとめた内容を見せられる
- どこでつまずいて、どう解決したかを話せる
- 応募したい求人の種類が決まっている
バイトの合間に学ぶ時間を作るコツ
シフトが不規則だと、学ぶ時間を決めにくいですよね。『今日は疲れたから明日やろう』が続くと、気づけば1週間たっていることも。
- 学ぶ時間を「出勤前の30分」のように、シフトに合わせて決めておく
- 学んだことを1行だけでも記録し、続いている日を見えるようにする
- 休みの日は、平日にできなかった分をまとめて進める
- 疲れている日は、新しいことより復習だけにする
短い時間でも、毎日触れていると内容を忘れにくくなります。完璧な計画より、続けられる計画を選んでみてください。
資格は取った方がいいか
IT系の資格を取ってから就活する方がいいのか、迷う方もいますよね。資格は学んだことを示す材料の一つになりますが、資格がなくても応募できる求人はたくさんあります。
迷う時は、資格の勉強を3か月の計画の中に入れてみてください。資格の選び方はフリーターが取っておきたい資格|就職に役立つ選び方で紹介しています。
未経験OKのIT求人を見る時のチェックリスト
未経験OKのIT求人は、研修の中身や配属される仕事が会社ごとにかなり違います。求人票と面接で、入社後の流れを具体的に聞いておきましょう。
『未経験歓迎と書いてあるけど、実際にどんな仕事をするの?』という疑問はとても大事です。次の点を確かめてみてください。
- 入社後の研修の長さと、学ぶ内容
- 研修の後に、どんな仕事に就く人が多いか
- 働く場所は自社か、取引先の会社に行くことが多いか
- 開発の仕事に移っていく人がいるか、その時期の目安
- 給与と、試用期間の条件
取引先の会社で働く形もある
IT業界では、取引先の会社に行ってそこで仕事をする働き方もよくあります。いろいろな現場を経験できる一方で、どの現場に行くかは会社と取引先の状況で決まります。
例えば、ITの研修を受けた後に、最初は問い合わせ対応やテストの現場に配属されることもあります。面接では、こんなふうに聞いてみてください。
「未経験で入った方は、最初にどんな現場で働くことが多いですか?」
答えが具体的なら、入社後の自分の姿を想像しやすくなります。
「ITエンジニア募集」という言葉だけで決めて、思っていた仕事と違ったと後で気づくことがあります。研修の後に就く仕事と、そこから開発に移れるかを、内定の前に確かめておきましょう。
「なぜITエンジニアか」を話せるようにしておく
未経験の面接では、「なぜITエンジニアになりたいのか」がよく聞かれます。きっかけと、これまで学んできたことをつなげて話すと伝わりやすいです。
例えば、こんな答え方があります。
「バイト先でレジのシステムが止まった時、復旧の仕組みが気になって調べ始めました。今は独学で基礎を学んでいて、仕組みを作る側の仕事がしたいと思っています」
バイトの中で感じたことから話すと、自分の言葉で説明しやすくなります。
自分で探すか、ハローワークや就職エージェントを使うか
未経験OKのIT求人は、求人サイト、ハローワーク、就職エージェントのどれでも探せます。研修の中身を聞きながら選びたいなら、人に相談できる探し方が向いています。
『求人を見ても、どこが良いのか見分けがつかない』という方も多いですよね。探し方ごとの向いている場面です。
| 探し方 | 向いている場面 |
|---|---|
| 求人サイトで自分で探す | 目指す仕事の種類が決まっていて、自分で比べられる |
| ハローワーク・わかものハローワーク | 職業訓練とあわせて、窓口で相談したい |
| 就職エージェント | 研修の中身や配属の様子を聞きながら、求人を選びたい |
例えば、高卒でアルバイトを続けながら独学を始めた21歳の場合です。少し学んだものの、どの会社なら研修がしっかりしているのか分からず、応募の手が止まってしまうことがあります。
そんな時に就職エージェントが役立つのは、こんな場面です。
- 未経験から応募できるITの正社員求人を、研修の様子と一緒に紹介してもらう
- 独学で学んだことを、書類でどう伝えるかを一緒に考える
- 「なぜITエンジニアか」の答えを、面接の前に練習する
- シフトに合わせて、面接日の調整を任せる
フリーターを対象にしたサービスの一つに、株式会社ネオキャリアが運営する第二新卒エージェントneoがあります。公式サイトでは「20代に特化した就・転職サポート」とし、対象を「第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター」としています。
個別の就職相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートがあります。求職者は無料で利用できるとされていますが、対象になるかは第二新卒エージェントneoの公式サイトで確かめてみてください。
PR|第二新卒エージェントneo
フリーターからの正社員就職を相談する
20代の第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを対象にした就職・転職のサポートです。キャリアアドバイザーとの個別相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介など、内定までサポートを受けられます。対象や利用条件は公式サイトで確認してください。
20代向け第二新卒エージェントneoに相談するサービスの内容・対象は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
30代の方は、ハローワークや職業訓練もあわせて使うと、選べる道が広がります。就職エージェントの使い方の流れは就職エージェントとは?フリーターが使う時の流れで紹介しています。
フリーターからITエンジニアでよくある相談
フリーターからITエンジニアを目指す時は、学校、学ぶ環境、年齢についての相談がよく聞かれます。
大学や専門学校に入り直した方がいいですか
入り直さなくても、ITエンジニアを目指す道はあります。職業訓練や、研修のある会社に入るルートもあるからです。
学校で基礎からじっくり学びたい方は、入り直すのも一つの選択です。費用と期間を比べて決めたい時は、フリーターから専門学校に通う選択も見てみてください。
パソコンを持っていません。まず何から始めればいいですか
まずは、パソコンを使える環境を用意するところからです。独学で進めるなら、自分で使えるパソコンがある方が続けやすくなります。
すぐに用意できない時は、職業訓練のように、学ぶ場所にパソコンがあるルートから調べてみる方法もあります。
未経験の求人で、入社したら別の仕事に回されることはありますか
取引先の会社で働く形の場合、最初はITの問い合わせ対応やテストなどの現場に配属されることがあります。そこから経験を積んで、開発の仕事に移っていく人もいます。
不安な時は、面接で「研修の後に就く仕事」と「開発に移れる時期の目安」を聞いてみてください。
30代のフリーターでも、ITエンジニアを目指せますか
目指せます。ただ、20代向けの求人よりも、選べる求人が変わってくることがあります。
30代なら、職業訓練で基礎を固めてから応募する、ハローワークで相談しながら探す、といった進め方も考えてみてください。進め方の全体は30代フリーターの就職|正社員を目指す進め方で紹介しています。
よくある質問
職業訓練と独学は、どちらを先に始めた方がいいですか?
どちらからでもかまいません。訓練の開始時期まで間がある時は、独学で基礎に触れておくと、訓練の内容が頭に入りやすくなります。
高卒のフリーターでもITエンジニアになれますか?
なれます。未経験から応募できるITの正社員求人の中には、学歴を問わないものもあります。学んできたことを具体的に話せると強みになります。
独学はどのくらい続けてから就活を始めればいいですか?
決まりはありません。この記事の例のように、3か月ほど学んで小さなものを作ったら、求人を見始めてみてください。研修のある会社なら、学びながら応募する方法もあります。
職業訓練のITコースはどこで探せますか?
お住まいの地域のハローワークで相談できます。コースの内容や時期は地域によって違うので、窓口で確かめてみてください。
文系でもITエンジニアになれますか?
なれます。ITエンジニアは、学んできた分野より、学び続けられるかが見られやすい仕事です。
まとめ
- フリーターからITエンジニアを目指すルートは、独学・職業訓練・未経験採用の会社の研修の3つ
- ハロートレーニングは受講料が原則無料。条件を満たせば給付金を受けられる場合がある
- 独学なら、最初の3か月を「基礎」「小さく作る」「就活の準備」に分ける
- 未経験OKの求人は、研修の中身と研修後の仕事を確かめる
- 求人サイト・ハローワーク・就職エージェントは組み合わせて使える
まずは判定表で、自分に合うルートを一つ選んでみてください。フリーターという立場の基本はフリーターとは?意味・定義・年齢で紹介しています。




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